『大ノヴァリス博物館の眠れる夜』

PC1:“死蔵王(ロード・ホールド)竜胆(りんどう)ジョウカ(キャラシート)PL:ジェネ半
PC2:“Voo-Doo-Bloo-D(ブードゥーブラッド)エズミ・バーガンディ()(キャラシート)PL:氷山
PC3:“鴉飼(ドミヌス)アメリア・シュミット()(キャラシート)PL:有限無限
PC4:“思想狭窄(ファナティコス)黒田(くろだ)コノカ(キャラシート)PL:もやし炒め
GM:黒鉛筆
メインログ雑談ログ

目次

プリプレイ

GM:オーヴァード・ノヴァ『大ノヴァリス博物館の眠れる夜』、始めて行きたいと思います。
竜胆ジョウカ:うおー よろしくお願いします
GM:まずはPCの自己紹介!
GM:PC1、我らが死蔵王!
GMキャラシート
竜胆ジョウカ:うおーーー!!
竜胆ジョウカ:「わ……私は素敵なものに囲まれてゆっくりしたいだけなのにぃ……なんでぇ~~……」
竜胆ジョウカ:ノヴァリスはキングダム、その最高意思決定機関である円卓議会にて
竜胆ジョウカ:第五席“死蔵王”を拝命してます!! 竜胆ジョウカです!!
GM:PCと違ってPLはハキハキしている
竜胆ジョウカ:政争は苦手! 大好きなのは博物学のみ! それ以外には興味なし!
GM:何で王やってんだ
竜胆ジョウカ:おっ よく聞いてくれましたね
竜胆ジョウカ:革命の折にキレて先代を蹴落としたからです
GM:きっと悪い王様だったんだろうな~
竜胆ジョウカ:そうだそうだっ
竜胆ジョウカ:王、忙しすぎるので若干後悔してますが……まああの場では必ずそうしちゃうしな……
竜胆ジョウカ:性能としては、暴力です。
竜胆ジョウカ:ドッジ不能サイレンに紅蓮の衣を組み合わせ、全てを破壊。
竜胆ジョウカ:今回は200点ということで〈反撃の旋風〉とカバーを積み、ダメージソースを増やしつつ優しさを備えました。
GM:破壊の化身か?
竜胆ジョウカ:うまく動くといいな……
竜胆ジョウカ:あと謝罪なんですが、こいつTRPGのキャラとしてあるまじきことに
竜胆ジョウカ:人の名前がさっぱり覚えられないので、PCのみなさんもNPCのみなさんも適当な呼び方しちゃうと思います。すまんな。
竜胆ジョウカ:そんな感じでよろしくお願いします!!
GM:よろしくお願いします!
GM:そんな死蔵王のハンドアウトはこちら!

PC1:竜胆ジョウカ(PL:ジェネリック半チャーハンさん)
シナリオロイス:第十三旧校舎の遺産
ドミノ騒動や、反乱軍による侵攻、ノヴァリス同窓会の設立――立て続けに起きた問題によってあなたが支配する大ノヴァリス博物館は平時と異なる運営を少なからず強いられていた。学芸員の休暇の補填、防衛システムの調整と再構築、激変する情勢に対応した催しの立案開催、etc……。それらの業務は主に副官である宝条マイカの働きによって一応の収束を迎えた。しかし、粗方の業務を片付けたところで副官は過労で倒れた。
これは好機だ。うるさい副官の制止もなく、あなたは自由に動ける。――即ち、第十三旧校舎に隠されているという遺産の噂を確かめることができる。どこかの諸王が管理していた気がするが知ったことではない。
あなたは、これ幸いと第十三旧校舎へ調査に向かった。

竜胆ジョウカ:今日はとことん遊ぶぞ~~
“盗掘卿”宝条マイカ:「やめろおおおおおお!」
竜胆ジョウカ:「うわーっ」逃走!
GM:副官は過労で倒れるので安心!
GM:ではPC2、エズミさん!
GMキャラシート
エズミ・バーガンディ:はい!
エズミ・バーガンディ:”Voo-Doo-Bloo-Dブードゥー・ブラッド”エズミ・バーガンディ、18歳。
エズミ・バーガンディ:上の世代の先輩たちがみんな留年しちゃったので実質的に最高学年になったキングダム連合学院の生徒です。
エズミ・バーガンディ:大きな三角帽子と黒っぽい外套がトレードマークで、見た目通りにオーヴァードの力を魔術として使う魔術師の一人です。
GM:魔女っ子!
エズミ・バーガンディ:いかにもな魔女っ子!
エズミ・バーガンディ:得意とする魔術は『失いの伝播』。これは自分自身の『喪失』を他人に伝える類感魔術なのですが…
エズミ・バーガンディ:エズミはこの魔術を、自傷による『失血』をトリガーに他者に影響を及ぼす術として使っています。
エズミ・バーガンディ:魔術について学ぶ為に『失血魔術同好会』という部活を作ったのですが、あまりにもニッチな領域の術式であるため、
エズミ・バーガンディ:正部員はエズミ一人。あとは血液をゴクゴクしたい定時制生徒たちがオヤツ目的に集まっているだけの幽霊部員状態で加入しています。
エズミ・バーガンディ:頑張ってるのは部長一人!
GM:頑張れ!
GM:苦労人の気配がするぜ
エズミ・バーガンディ:それなりに面倒見が良い性格の為、幽霊部員たちの事は「やれやれ……」と思いながらもそこそこ大事に思ってたりします。
エズミ・バーガンディ:データ的には《リミットブレイク》で初撃に《ブラッドロード》を発動して攻撃力を上げる射撃アタッカーです。
エズミ・バーガンディ:よろしくお願いします。
GM:しかも二段攻撃してくるんだよな。殺人のプロか?
GM:では、エズミさんのハンドアウトはこちら!

PC2:エズミ・バーガンディ(PL:氷山さん)
シナリオロイス:“金剛王ロード・アーマメント”フローレンス・アシュモール
“金剛王”は八月革命以前、館長として大ノヴァリス博物館を治めていた王である。しかし、八月革命の折、現館長にして円卓議会第五席“死蔵王”によって失脚させられ、貴重な収蔵品を生徒の盾にし危険に晒したことを咎められ、七十五位にまで降格させられ、大した価値も存在意義も認められない第十三旧校舎の管理という閑職に追いやられていた。
あなたは“金剛王”と親しい生徒だ。あるいはかつては彼女の配下だったかもしれない。そして、あなたと彼女が共にいた時、もう一人の生徒がいた。カタリナ・アシュモール。第二次ノヴァリス紛争後消息を絶った“金剛王”の妹。
最愛の妹の死。誇りある大博物館長の地位からの失脚。大きな試練に道を阻まれながらも、“金剛王”は気丈にも王であり続け、あなたとの親交もこれまで途絶えることはなかった。……そう、これまでは。
あなたは彼女の様子がおかしいことに気付く。突然よそよそしく、あなたから距離を取り始めた。それは、ノヴァリス同窓会が設立され、『イースターエッグ』の存在がノヴァリス全土に明らかになった頃からだ。彼女の性格を知るあなたは、まるで自分を危険から遠ざけようとしているかのように感じられたかもしれない。
あなたは、彼女が管理する第十三旧校舎へ様子を見に行くことにした。

GM:死蔵王の先代の王は人命を大切にする王だったんですね
GM:死蔵王は優しい金剛王の王位を簒奪した邪悪の王だったんだああああああああ!!!
エズミ・バーガンディ:死蔵王めぇ~~っ!!
GM:あ、あと少し相談がありまして
エズミ・バーガンディ:おおっと?
GM:金剛王の妹のカタリナちゃん、第二次紛争で失踪するまでは失血魔術同好会に籍を置いていたことにしてもいいですか?
エズミ・バーガンディ:ほうほうほうほう!
エズミ・バーガンディ:失血魔術同好会に正規メンバーが居たとは……! 了解です!
GM:ありがとうございます!
GM:では、PC3、アメリアさん!
GMキャラシート
アメリア・シュミット:は~い
アメリア・シュミット:遺産管理委員会の”鴉飼(ドミヌス)”、アメリア・シュミットと申します
アメリア・シュミット:喪服のような黒いドレスを纏った金髪碧眼で長身の少女。鴉や、鴉の形をしたドローンを操り
アメリア・シュミット:遺産収蔵施設『鴉の塔(レイヴンタワー)』の警備責任者を務めるミステリアスな人物……
GM:きっとミステリアスで神秘的な大人のお姉さんなんだろうなー
アメリア・シュミット:ふふふ……このあとお茶はいかが?
アメリア・シュミット:純心だとか幼女だとか言われてますが……気のせいのはず……
GM:かわいげですよ
アメリア・シュミット:性能面ではピュアオル動物使いアタッカーです
GM:殲滅の天才
GM:この卓ピュアブリードしかいねえのか?
アメリア・シュミット:要の陣形で3体に攻撃し、コンビネーターでダメージを上げて
アメリア・シュミット:あとLv5の妖精の手で、いつでも判定をサポート!
GM:ウワー支援まで行き届いているーっ
アメリア・シュミット:殴れるサポーターとして頑張ります♪
GM:アメリアさんのハンドアウトはこちら!

PC3:アメリア・シュミット(PL:有限無限さん)
シナリオロイス:“盗掘卿サー・ロバリー”宝条マイカ
宝条マイカは大ノヴァリス博物館の蒐集部門長として、散逸した遺産の回収業務に幾度となく協力し、顔を合わせるうちにあなたと親交を深めた友人だ。そのマイカが過労で倒れた。マイカの見舞いに向かったところ、彼女からある頼みを引き受けることになる。
曰く、“死蔵王”が前館長“金剛王”の管理している旧第十三校舎に遺産が隠されているという真偽不明のあやふやな噂を確かめに行こうとしている。今の自分では止められないので、その動向を察知したら『懲罰奉仕部』に同行と二人の王の仲立ち、場合によっては“死蔵王”暴走の抑止を依頼してほしい、とのことだ。『懲罰奉仕部』は犯罪生徒の更生の為に他の生徒が断るような案件を引き受ける部だ。
しかし、“死蔵王”の暴走に巻き込まれる『懲罰奉仕部』の生徒への哀れみと、根拠不確かな噂でも無視できない遺産管理委員会の矜持、そして友人の窮状を無視できない義侠心によってあなたは立ち上がる。
あなたは、第十三旧校舎へ“死蔵王”に同行することを決めた。

“盗掘卿”宝条マイカ:助けてアミー!
アメリア・シュミット:マイマイ!
GM:助けてあげてください。マイカは限界です。
アメリア・シュミット:キングダムを見張る目として……アメリア、動きます
GM:では、PC4、黒田さん!
GMキャラシート
黒田コノカ:オーライ!
黒田コノカ:"思想狭窄"(ファナティコス)、黒田コノカです。
黒田コノカ:元キュナリオン、現キングダムの生徒であり……何故か懲罰奉仕部に所属してます。
GM:何故だろう……
黒田コノカ:何でだろうな……違法ブローカー経由で転校してクーデター画策しただけなんだけど……
GM:じゅ……重犯罪者……
黒田コノカ:元々策士、あるいは指揮官の真似事をしていましたが遺産絡みの案件で間接的に竜王、不夜王と対決し、完全敗北しまして
黒田コノカ:それ以降は両王に粘着し、二人が守っているキングダムの平穏を破壊する事だけを考えています。
黒田コノカ:ただ、両王と面識はないです。勝手に恨んでるだけなので向こうは名前も知らない。
GM:アナーキーすぎる
黒田コノカ:慇懃無礼のプライド高すぎ女ですが、敗北でそれが折れて結構卑屈になっています。なので全盛期よりは話しやすい筈。
黒田コノカ:性能としては控えめでセットアップに4人を対象にして攻撃力+30、行動値+6を撒くだけのやつ。
GM:殲滅の体現者か?
黒田コノカ:自分はまあ何かC値+1の銃でバンバン撃ちます。単体。
黒田コノカ:雑兵を一定水準まで引き上げるコンセプトですが……今回は名だたる強者ばっかり!楽できそうだな~。
黒田コノカ:そんな感じでよろしくお願いします
GM:そんな黒田さんのハンドアウトはこちら!
PC4:黒田コノカ(PL:もやし炒めさん)
シナリオロイス:“免罪王ロード・マーシー”キャロル・ホプキンス
『懲罰奉仕部』。キングダムにおける罪人に減刑と引き換えに過酷な『奉仕活動』を課す部という表の顔に、キングダム現体制への反乱分子を密かに集め立ち上がる時を待つ裏の顔を隠す反逆者の巣窟である。長たるは円卓議会番外三十一席“免罪王”。彼女は礼儀正しく溌剌な笑顔の下に、至上王を崇拝し、それ以外の王全ての排除を目論む危険思想を持ち、密かに反乱の牙を育てる狡猾さを隠している。
あなたは『懲罰奉仕部』で活動する罪人であり、動機面はともかく彼女の反逆計画に賛同している。
今回の『懲罰奉仕部』への依頼は、“金剛王”が治める第十三旧校舎へ向かった“死蔵王”へ同行し、仲裁を行うこと。かの“死蔵王”の逆鱗に触れかねない非常に危険な任務だが、これに参加し成功すれば円卓議会への忠誠を示すことができる。偽りの忠誠は、いずれ来る蜂起の時に大いに役立つことだろう。
あなたは“免罪王”と共に依頼を果たすべく第十三旧校舎へ向かった。
GM:鬼に金棒、虎に翼、黒田コノカに免罪王。
黒田コノカ:キングダムってヤバい奴ばっかりだな~。お怒りを頂戴する事の無いよう頑張ります
GM:免罪王は優しいから大丈夫!
黒田コノカ:ほんとかな~?
GM:では、トレーラーを貼って始めて行きたいと思います。

カクタスヒルズを中心とした反乱軍によるキングダムへの侵攻、『同窓会』の設立と『イースターエッグ』の存在の発覚。
キングダムは、ノヴァリスは、大きな変革の流れに飲み込まれつつある。
――それはそれとして、己を貫く者もいる。

キングダム第十三旧校舎。
八月革命以前の理事会の施設の中でも利用価値を見い出されることもなく、単に『既に滅んだ古き権威』『円卓に敵対し敗れ去った者』の象徴として敢えて残されただけの、見放された場所。
“死蔵王”による第十三旧校舎への訪問は、当人の思惑とは無関係に周囲の人間を動かした。

第十三旧校舎に隠された遺産の噂の裏側――大ノヴァリス博物館地下秘匿所蔵庫。
大ノヴァリス博物館に死蔵された恐るべき闇が今暴かれる。

ダブルクロス The 3rd Edition 『大ノヴァリス博物館の眠れる夜』
ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。



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OP1:竜胆ジョウカ「While the cat's away, the mice will play」

GM:シーンプレイヤー:竜胆ジョウカ
GM:登場侵蝕をお願いします。
竜胆ジョウカ:40+1d10
DoubleCross : (40+1D10) → 40+6[6] → 46


GM:キングダム連合学院、大ノヴァリス博物館
GM:バックヤードにて、学芸員達が休憩時間に雑談をしている。
学芸員:「ねえ、あの噂知ってる? 第十三旧校舎の」
学芸員:「『理事会』の亡霊が出るってやつ? そんな活用できる資源、死霊魔術部が根こそぎ持って行ってるでしょ」
学芸員:「違う違う。遺産の噂」
学芸員:「遺産? 第十三旧校舎なんて僻地に何で遺産があるのよ」
学芸員:「古い権威の象徴として、利用価値もないのに残された施設っていうことになってるけど」
学芸員:「実際は『理事会』の秘蔵の遺産を隠す秘密倉庫っていう噂」
学芸員:「胡散臭~」
竜胆ジョウカ:「いえ、あり得ない話ではないですよ」ぬっ。と、音もなく出現。
学芸員:「うわっ」
学芸員:「ひえっ、死蔵王様……!?」
竜胆ジョウカ:「ええ、死蔵王です。それより理事会の秘蔵倉庫でしたね」
竜胆ジョウカ:「実際のところ、理事会の統治時代に利用された遺産の全てが “鴉の塔” や当館に収容されているわけではありません」
竜胆ジョウカ:「王鍵として配布、は勿論ですが……シンプルに散逸したものもあります」
竜胆ジョウカ:「後で理事会所有遺産のリストと“鴉の塔”の公式資料を比較してみるといいですよ。そこそこ見つかります」
学芸員:「は、はあ……」(この人普段は雑談なんかしないのに遺産の話だとめちゃくちゃ話すなあ)
竜胆ジョウカ:「ですので秘密倉庫、というのも荒唐無稽な御伽話ではないかと」
竜胆ジョウカ:下手くそににっこり笑いかける。遺産の話をしてる時は優しいのだ。
学芸員:「さ、流石は死蔵王様……」(笑顔怖っ)
竜胆ジョウカ:「……しかし、第十三旧校舎ですか……」
竜胆ジョウカ:数秒考え。
竜胆ジョウカ:「せっかくですし見に行ってみますか。……あ。情報提供ありがとうございます」
“盗掘卿”宝条マイカ:「駄目に決まってるでしょ。何考えてるの」背後から声
maika
竜胆ジョウカ:「ゲエッ」
学芸員:「あっ、蒐集部門長」
“盗掘卿”宝条マイカ:その声は普段より張りがなく、振り返って見た顔には大きな隈が浮かんでおり、顔色も血色がない。
竜胆ジョウカ:「……ほ、本日は、お日柄も良く……」
“盗掘卿”宝条マイカ:「ええ、最近のごたごたで増えた仕事もようやく通常運行に戻ってきたし」
“盗掘卿”宝条マイカ:「どこぞの王様が勝手に情勢をかき乱すような行動を取らなければ」
“盗掘卿”宝条マイカ:「とってもいい日ね」にっこりと笑う。
竜胆ジョウカ:「わ、わあ……」普段より剣幕がすごいのでビビってる。
学芸員:(隈がすごくて笑顔怖っ)
竜胆ジョウカ:「ぴ、ピクニックをするだけ、ですが……?」
“盗掘卿”宝条マイカ:「第十三旧校舎。大体の生徒からすれば何の価値もないただそこにあるだけの施設だけれど」
“盗掘卿”宝条マイカ:「あんたに限ってはそうじゃないでしょうが」
竜胆ジョウカ:「……」
“盗掘卿”宝条マイカ:「第十三旧校舎を管理しているのは“金剛王ロード・アーマメント”なのよ?」
竜胆ジョウカ:「…………」
竜胆ジョウカ:「………………?」
“盗掘卿”宝条マイカ:「……マジかこいつ……」
“盗掘卿”宝条マイカ:「八月革命であんたが蹴落とした、大博物館前館長よ!」
竜胆ジョウカ:「えっ、え……取引とかしま」
竜胆ジョウカ:「あっ、あ~~~、その人」
竜胆ジョウカ:「……えっあの人まだ学籍あるんですか!?」
“盗掘卿”宝条マイカ:「収蔵品を危険に晒した行為は、人命優先の緊急避難として序列の降格処分に留まっているわ」
“盗掘卿”宝条マイカ:「今は七十五位だったかしら」
竜胆ジョウカ:「そ、そうだったとは……」手ひどくやったので自分から引いたかと思っていた。
竜胆ジョウカ:「でもじゃあますます行かないとじゃないですか?」
“盗掘卿”宝条マイカ:「そんな相手のところに、降格の原因作った王が、それも今や円卓五位の王が突然行ったらどうなると思う?」
竜胆ジョウカ:「それより、史料を危険な目にあわせた奴がいるところに遺産が大量にあるかもな方が危険じゃないですか?」
“盗掘卿”宝条マイカ:「何もないのに遺産を粗末に扱う奴ならそもそもあんたが来るまで館長やれてないわよ」
“盗掘卿”宝条マイカ:「まあ、調査して大博物館に収蔵するっていうのは同意」
“盗掘卿”宝条マイカ:「アポなしであんたが直接行くと波風が立ちすぎるから、手順を踏んで私が行ってくるわ」
竜胆ジョウカ:「う、うぐぐ……」反論の余地なし。
“盗掘卿”宝条マイカ:「今は色々デリケートな時期だし、二週間後くらいになるかしら」
竜胆ジョウカ:(あっ長すぎるな)判断が切り替わる。
竜胆ジョウカ:向こうは引く気はないし、譲歩の気配もない。
竜胆ジョウカ:(こうなったらいっぺん転送させて、隙をついて……)
竜胆ジョウカ:(ここだと暴れにくいからちょっと離れて)そんなことを考えていた時である。
“盗掘卿”宝条マイカ:「まずは行政部に連絡を取って……でも不確かな噂が理由っていうのも要らない疑惑を……」
“盗掘卿”宝条マイカ:ぶつぶつと呟いていた言葉が、突然途切れる。
“盗掘卿”宝条マイカ:顔面が蒼白を越えて土気色に染まる。
竜胆ジョウカ:「おっ」表情変化を伺ってたのですぐ気づく。
“盗掘卿”宝条マイカ:マイカは蒐集部門長としての仕事と同時に、副官として総務室の室長代行も務めている。
“盗掘卿”宝条マイカ:大博物館の社会的な運営の責任者でもあり、それは、カクタスヒルズの反乱や『同窓会』の設立などの政治的な動きに対応することも含まれている。
“盗掘卿”宝条マイカ:ここ最近の激動によって、マイカのただでさえ激務な業務状況は深刻さが限界を突破していた。
“盗掘卿”宝条マイカ:つまり。
“盗掘卿”宝条マイカ:「……」肉体も限界を超えてその場に倒れる。
学芸員:「わーっ蒐集部門長が倒れたーっ!」
学芸員:「医療部に連絡ーっ!」
竜胆ジョウカ:「あっラッキー……じゃない!!」
竜胆ジョウカ:「急病者対応マニュアルに従って対処を! みなさんの訓練になるなら盗掘卿も本望なはずです!」
竜胆ジョウカ:「私は彼女の仕事の代行をします! よろしくお願いします!」
学芸員:「はい! ……って、死蔵王様それ今止められてたんじゃ……」
竜胆ジョウカ:「……ふふ」あいまいな笑みを浮かべ。
竜胆ジョウカ:混乱する人の波をするすると音もなく抜け、どこかへ消えていった。

GM:シーンカット
GM:ロイス取得をロイス・購入タブで可能です。
竜胆ジョウカ:第十三旧校舎 〇期待/不安

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OP2:エズミ・バーガンディ「あの日の微笑みをもう一度」

GM:シーンプレイヤー:エズミ・バーガンディ
GM:登場侵蝕をお願いします!
エズミ・バーガンディ:32+1d10 登場侵蝕
DoubleCross : (32+1D10) → 32+2[2] → 34


GM:五年前。第二次ノヴァリス紛争が勃発する以前。
GM:『理事会』の干渉が強まってはいるものの、ある意味ではまだ『平和』だった頃。
GM:大ノヴァリス博物館敷地内、カフェテラス。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……つまり、血を扱う魔術も、自身の負債を他者に背負わせる呪術も歴史的に見ればそうマイナーなものではないのよ」
maika
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「ただ、オーヴァードの存在が解明された今、《リザレクト》の存在がその隆盛を阻んだと考えるべきね」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:紅茶を片手に、穏やかな声で魔術の歴史を解説するその少女は、このキングダムの最高権力である円卓議会の一員である“金剛王”であり、大ノヴァリス博物館の館長だ。
エズミ・バーガンディ:「アシュモールくん、君の言いたい事はわかるよ?」
エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディ、13歳。トレードマークとも言える三角帽子と外套はそのままに、現在よりも更に幼く年若い。
エズミ・バーガンディ:……外見はその当時とあまり変わっていないが、”中身”という話では、だ
エズミ・バーガンディ:「《リザレクト》の存在による『恒久的な喪失』の消失は僕たちの魔術から神秘を剥奪した」
エズミ・バーガンディ:「それ故に、オーヴァードしかいないこの街では外の世界に比べると特別性が薄くなるわけだけど……」
エズミ・バーガンディ:「いいや、それも言い訳かな。僕自身に魅力がないせいで……」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「ごめんなさい、エズミ。あなたを落ち込ませたい訳ではないのよ」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「私が言いたいのは、失血魔術の課題である《リザレクト》の存在をクリアする手段について検討するべきじゃないかっていう提案よ」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「《リザレクト》自体に干渉するとなると、失血魔術とは別の高度の術式が必要になるから……」そう言って考え込む
“紅玉公”カタリナ・アシュモール:「ふふふっ」そんな二人を見て笑みを漏らす、二人より更に幼い少女。
maika
エズミ・バーガンディ:「……カタリナくん」
“紅玉公”カタリナ・アシュモール:「なあに? エズミお姉様」
“紅玉王”カタリナ・アシュモール:カタリナ・アシュモール。金剛王の妹にして、あなたが部長を務める失血魔術同好会の一員でもある。
エズミ・バーガンディ:「随分と楽しそうに見えるけど、何かそんなに面白い物でもあったのかい?」
“紅玉公”カタリナ・アシュモール:「だって、二人とも同じような難しい顔をしているんですもの」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「もう、カタリナ。お姉様をからかわないでちょうだい」
エズミ・バーガンディ:「むぅ~……」 不満げな表情で口を尖らせる。そうしていると怒った齧歯類のような顔つきになるのを本人は知らない。
“紅玉公”カタリナ・アシュモール:「ねえねえ、わたし少し思い付いたことがあるのだけれど」
“紅玉公”カタリナ・アシュモール:「失血魔術が自分の喪失を共有するのなら、自分の少しの喪失が相手にとって大きな喪失になるようにすればいいんじゃないかしら」
エズミ・バーガンディ:「なんだい? なんだい? 提案かな?」
エズミ・バーガンディ:「ふぅん……それは」
“紅玉公”カタリナ・アシュモール:「体をとっても鍛えるとかして……体力をいっぱい付ければ」
“紅玉公”カタリナ・アシュモール:「同じ運動でも、いっぱい疲れるのは相手の方になるでしょう?」
“紅玉公”カタリナ・アシュモール:「だから……崑崙山の方を迎え入れるのよ!」
エズミ・バーガンディ:「むぐっ! 結論がそんな風になるとは!」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……ふ、ふふ」
“紅玉公”カタリナ・アシュモール:「あら? どうして笑うの?」
エズミ・バーガンディ:「……崑崙山の人達は乱暴だから嫌いだよ」 きゅ~と潰れたような表情で
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「少なくとも、キングダムの校風とは合わないでしょうね」
エズミ・バーガンディ:うんうん、と頷きを返す。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「崑崙山の生徒を引き入れるというのは、少し現実的じゃないわね」
“紅玉公”カタリナ・アシュモール:「いい考えだと思ったのだけれど……難しいのね」
エズミ・バーガンディ:「アシュモールくんの言う通りだよ。崑崙山の人達は、だって……」
エズミ・バーガンディ:「貸した本とかボロボロにして返してきそうだし……」
エズミ・バーガンディ:「何か……得体の知れないものを食べてそうだし……」
エズミ・バーガンディ:「それにすぐに暴力を振るってきそうだ。僕は暴力は好きじゃないよ」
“紅玉公”カタリナ・アシュモール:「まあ、わたしは崑崙山の人がどんなものを食べているのか、どんな生活をしているのか知りたいわ」
エズミ・バーガンディ:「まあ、でも、カタリナくんの発想は結構いいトコロいってると思うよ」
“紅玉公”カタリナ・アシュモール:「暴力はよくないし……本を大切にしないのは……わたしも嫌だけれど……」
エズミ・バーガンディ:「魔術とは要するに認識の変容だ」
エズミ・バーガンディ:「僕自身の認識を変えれば……確かに…………」 ブツブツ
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「ふふっ、カタリナとはよくしてくれているようね」
“紅玉公”カタリナ・アシュモール:「ええ、エズミお姉様と一緒にいるととっても楽しいわ」
エズミ・バーガンディ:「嬉しい事を言ってくれるね」
エズミ・バーガンディ:「まったく、こんな可愛い妹が居て、君の事が羨ましいよ。アシュモールくん」
エズミ・バーガンディ:「それに大ノヴァリス博物館の館長でもあるし……天は二物も三物も与えるとはまさにこの事だ」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「ええ、とっても幸せよ。こうして、そういった肩書きを気にせず話せる友人を持てたこともね」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「そろそろ、フローレンスと呼んでくれてもいいのではないかしら? アシュモールだと、カタリナと被ってしまうわ」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「ねえ、エズミ?」
エズミ・バーガンディ:「む、むぅ……」 困ったような、照れくさそうな、そんな表情。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「長いのなら、フローラと呼んでくれてもいいのよ」
エズミ・バーガンディ:「た、確かに君と付き合う様になって長いし、親しい仲、とも言えるけど……」
エズミ・バーガンディ:「フ……」
エズミ・バーガンディ:「フローレンス、くん……」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「あら、あだ名はお預けかしら」悪戯っぽく笑いながら
エズミ・バーガンディ:「ごめん……まだまだ照れくさくて」
エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディにとって初めて出来た同世代の友達。それがフローレンス・アシュモールだ。
エズミ・バーガンディ:(うう~! も、もう少し踏み込んでも良かったのかな……?)
“紅玉公”カタリナ・アシュモール:「ふふふっ」そんな二人を見て、また微笑ましそうに笑うのだった。

GM:4年前。第二次ノヴァリス紛争が勃発。
GM:その動乱の中、カタリナ・アシュモールはその消息を絶つ。
GM:死亡は確認されていない。フローレンス・アシュモールの意向で、合同カタコンベ保全委員会が管理する名簿に彼女の名前は載っていない。

GM:一年前。八月革命。
GM:フローレンス・アシュモールは大ノヴァリス博物館館長の地位を追われる。
GM:学芸員を守る為に収蔵品を危険に晒した罰則として、序列第七十五位まで降格し、戦後は価値なき第十三旧校舎の管理業務を言い渡される。

GM:そして、現在。
GM:キングダム内のカフェ。
エズミ・バーガンディ:「ん……」 うとうととしかけていた眼を開く。
エズミ・バーガンディ:夢の中で見ていたのは、在りし日の記憶、その白昼夢。
エズミ・バーガンディ:「まったく、こんな昔の夢を見るなんてねぇ」
エズミ・バーガンディ:そう言いながら、机上に置いた新聞紙を畳む。キングダムと五星君が結んだ条約について語る記事だ。
エズミ・バーガンディ:「……あの頃は夢にも思ってなかったなぁ」
エズミ・バーガンディ:ふと、大きく伸びをしながら外の景色を眺める。
GM:いつもと変わらないキングダムの平穏。通りを行き交う人々。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:その中に、見知った人影を見付けた。
エズミ・バーガンディ:「あ、れ……?」 一瞬、夢かと思った。
エズミ・バーガンディ:「フローレンスくん!」 叩きつける様にお金を置き、跳び出していく。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:その声に、一瞬こちらを向くが、すぐに顔を逸らし、足を止めることなく歩く。
エズミ・バーガンディ:「待ってくれ!フローレンスくん」 何か様子がおかしい事に気付きながらも、小さい手足をちょこちょこと動かして早歩き。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「あら……エズミ」まるで、今気付いたかのように振り返る。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「何か用事かしら」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:常ならば、微笑みと共にあなたに語りかける彼女だが、今は澄ましたような無表情だ。
エズミ・バーガンディ:「用事っていうわけじゃないよ……だけど」
エズミ・バーガンディ:何か……不吉な空気を感じたから、とは言えない。
エズミ・バーガンディ:「ううん」 首を横に振る。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「なら、もういいかしら。私忙しいのよ」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:彼女が任されている第十三旧校舎の管理人は特に業務のない閑職であると、あなたは知っている。
エズミ・バーガンディ:「待ってよ。せっかく会ったのだからどこかでお茶でも……」
エズミ・バーガンディ:目の前の彼女がどこかに行ってしまわないように、引き留める様に手を伸ばす。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……直接言わないと分からないのかしら」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「確かに、あなたにはカタリナが世話になったし、感謝しているわ」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「でも、カタリナはもういないの」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……あなたの顔を見てるとカタリナを思い出すのよ」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「…………さようなら」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:足早に去る。
エズミ・バーガンディ:「あ……」
エズミ・バーガンディ:伸ばした右手が空を掴む。
エズミ・バーガンディ:呆然とした表情で立ち尽くす。
GM:ついこの前までは、こんなことはなかった。
GM:カタリナが失踪したのは4年前だ。その後も、あなたとフローレンスとの交流は続いていた。
GM:だが、近頃になって急に、フローレンスとすれ違うことが増えた。
GM:それは、『同窓会』が設立し、『最高生徒会』から『イースターエッグ』探索の号令が発布された頃からだった。
エズミ・バーガンディ:世の中の変化。人間関係の変質。それらは生きていく上でどうしても避けられないものだ。
エズミ・バーガンディ:そんな事はエズミ自身もわかっている……けど。
エズミ・バーガンディ:「フローレンス、くん……」
エズミ・バーガンディ:だからと言って、納得出来るとは限らない。
エズミ・バーガンディ:「どうしたんだよ……」
エズミ・バーガンディ:「…………。」
エズミ・バーガンディ:「何か、あったのかな……?」
エズミ・バーガンディ:彼女の突然の変化を疑問に思いながらも、強く右手を握りなおす。
エズミ・バーガンディ:「あの子があんな風になるのは……」
エズミ・バーガンディ:――――決まって、人を巻き込みたくない時だ。
エズミ・バーガンディ:そう思いながら、去って行ったフローレンスの足取りを追う様に歩を進める。
エズミ・バーガンディ:彼女の背中を追うように。あの子が危険な目に遭うのを引き留めるように。

GM:シーンカット
GM:ロイス・購入タブでロイス取得が可能です。
エズミ・バーガンディ:“金剛王”フローレンス・アシュモール 親愛/〇不安 で取得します

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OP3:アメリア・シュミット「塔の鴉にはお見通し」

GM:シーンプレイヤー:アメリア・シュミット
GM:登場侵蝕をお願いします!
アメリア・シュミット:32+1d10
DoubleCross : (32+1D10) → 32+6[6] → 38


GM:キングダム連合学院 学生寮
GM:あなたの友人である宝条マイカが倒れたという知らせを聞きつけ、あなたはマイカの住む寮へとお見舞いにやって来ていた。
アメリア・シュミット:「マイマイ……入っていいかしら?」
“盗掘卿”宝条マイカ:「あー……アミー……ありがと……鍵……開けるから……」
“盗掘卿”宝条マイカ:がちゃり、鍵の開く音。自動魔術錠なのでベッドで寝たまま解錠ができるのだ。
“盗掘卿”宝条マイカ:ベッドで横たわる彼女からは、いつも纏っている覇気が感じられない。
アメリア・シュミット:扉を開けて、浮いた車椅子でスーッとベッドのそばに向かう
アメリア・シュミット:手にした籠には、フルーツが山盛りになっている
“盗掘卿”宝条マイカ:「そんなに食べられないよ……悪くしちゃうって」困ったように笑う
アメリア・シュミット:「そうね……いてもたってられなくて……」
アメリア・シュミット:「……私も一緒に食べるから、安心してね!」
“盗掘卿”宝条マイカ:「別に、ちょっと疲れただけよ。少し休めば大丈夫よ」
“盗掘卿”宝条マイカ:「今だって、本当は仕事が残ってるんだけど、医療部に逆らうと拷問王に喧嘩売ることになるから仕方なく寝てるだけで……」
アメリア・シュミット:「私からもお願いするわマイマイ、今は休むことに集中して」
“盗掘卿”宝条マイカ:「うー……でも、ちょっと今本当に休んでる場合じゃないのよね……」
アメリア・シュミット:「……死蔵王とのやり取りは、”見て”いました」
“盗掘卿”宝条マイカ:「アミーにはお見通しね」
“盗掘卿”宝条マイカ:「じゃあお願いしちゃおうかな」
“盗掘卿”宝条マイカ:「あいつのお守りなんて、うちの子達にこれ以上任せられない。ドミノ騒ぎの時もかなり負担かけちゃったし……」
“盗掘卿”宝条マイカ:「外部に頼むにしても、あそこ以外は絶対首を縦に振らない」
“盗掘卿”宝条マイカ:「――懲罰奉仕部」
“盗掘卿”宝条マイカ:「減刑と引き換えの奉仕活動を行う“免罪王”の配下の犯罪者集団」
“盗掘卿”宝条マイカ:「あそこなら、どんな依頼でも断ることは絶対にできない」
アメリア・シュミット:「ふむふむ……それでも」
アメリア・シュミット:「あの”死蔵王”を、ただの力技で止めることは、難しい……」
“盗掘卿”宝条マイカ:「アミーには懲罰奉仕部への依頼の仲介をお願いしたいのだけれど」
“盗掘卿”宝条マイカ:「最悪、大博物館は死蔵王の暴走を止めようとしている、というポーズだけでも取っておかないといけないから……」
“盗掘卿”宝条マイカ:「犯罪者に任せるのは不安だけど、“免罪王”なら……まあ真摯な仕事をしてくれるのは間違いない筈……」
アメリア・シュミット:「ふふふん、マイマイ、私を信じてください」
アメリア・シュミット:「遺産管理委員会の副長として、全ての王に平等な関係に……すなわち」
アメリア・シュミット:「仲良しになるのが、私の目標」
“盗掘卿”宝条マイカ:「王達の実態を正しく把握した上でそれを言えるのはあなたくらいよ、アミー」
アメリア・シュミット:「懲罰奉仕部の皆さんと共に、死蔵王を力でなく……対話で止めてみせましょう」
“盗掘卿”宝条マイカ:「えっ、いや、アミーには仲介だけしてもらえればいいんだけど……」
“盗掘卿”宝条マイカ:「あれが話を聞くとは思えないし……絶対めちゃくちゃ迷惑かける……」
アメリア・シュミット:「マイマイ……心配しなくていいですからね」
アメリア・シュミット:「私とマイマイの仲じゃないですか、ほら」
アメリア・シュミット:鴉型ドローンに剥かせたりんごを一切れ、マイカの口に運ぶ
“盗掘卿”宝条マイカ:「むぐ」
アメリア・シュミット:「マイマイの心配性には、きっと多くの人が助けられてると思います」
アメリア・シュミット:「だからこそ今は、心配しないで、私を頼って、ね?」
“盗掘卿”宝条マイカ:「はあ……アミーには敵わないな……」
“盗掘卿”宝条マイカ:「ごめん、それじゃあお願いするわ」
“盗掘卿”宝条マイカ:「……気を付けてね?」
アメリア・シュミット:「ふふふ!アメリア・シュミットにお任せあれ!」
アメリア・シュミット:マイカの部屋を出て、向かう先は……懲罰奉仕部!
アメリア・シュミット:勢いよく飛び出したせいで、壁にぶつかったことはマイカには秘密だ

GM:シーンカット
GM:ロイス・購入タブでロイス取得が可能です
アメリア・シュミット:“盗掘卿”宝条マイカ 〇友情/不安 でロイス取得

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OP4:黒田コノカ「王崩しは大忙し」

GM:シーンプレイヤー:黒田コノカ
GM:登場侵蝕をお願いします。
黒田コノカ:黒田コノカの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(39 → 49)
黒田コノカ:ゲェ!

GM:『モーフ森林』。キングダムの学区から少し離れた場所に位置する深い森。
GM:あなた達懲罰奉仕部は、『アヴァロン』から脱走した幻獣の捕獲を命じられている。
GM:通信越しに、誘導役の生徒の声がする。
半西シア:『うわあああああ! くそっ、何でちょっと強盗しただけでこんな目に遭わなきゃいけないんだ!』
梧楼ツキ:『くそっ! 寄るな化物! この任務で刑期三ヶ月は割りに合わねえって!』
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「お二人とも! その調子です! その必死さが、罪の赦しに繋がるのです!」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:あなたの隣で通信機に向かって叫んでいる。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:キングダム序列三十一位、“免罪王”。懲罰奉仕部の部長である。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「さて、コノカさん」すっ、と通信機から顔を離し、あなたに向き直る。
黒田コノカ:「──♪」
黒田コノカ:「When Johnny Comes Marching Home Againジョニーが帰るときには…」
黒田コノカ:手元で受信機を弄びながら、小さく歌を口ずさんでいる。
黒田コノカ:「Hurrah… Hurrah…万歳!万歳!
黒田コノカ:ちらり、と免罪王へ視線を向けて。
黒田コノカ:「We'll give him a hearty welcome then喝采で迎えよう…」
黒田コノカ:小首を傾げ、笑みを浮かべる。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:にっこりと笑顔を返す。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「楽しそうで大変結構です!」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「コノカさんは死蔵王は当然ご存知だと思いますが」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「金剛王についてはご存知でしょうか?」
黒田コノカ:「はて……申し訳ない。私、ご存じの通り世間に疎い木っ端悪党でして。とんと聞き覚えがございませんな」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「そうですか! いえ、罪を自覚しないことは罪ですが、単なる無知は罪ではありません」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「金剛王は元々は円卓に座し、大ノヴァリス博物館の館長を務めていました」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「しかし、八月革命の折に死蔵王に敗れ、その地位を追われた王です。今は七十五席まで降格してしまいました」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「……コノカさんは、死蔵王と金剛王、どちらが幸福だと思いますか?」
黒田コノカ:「さあ。私のような平民には王の名を背負うお方の気持ちなど分かりませんが……」
黒田コノカ:「金剛王様が、責を重荷と感じるようなお優しいお方なら……あるいは今の方が幸せと感じるかもしれない、と邪推する事は出来ます」
黒田コノカ:「ま、最も死蔵王様がその手の悩みに無縁なのは一々言うまでもありませんから、普通に死蔵王様でしょうな」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「私はそうは思いません。というより、この場合個人の感じ方は関係ないのです」
黒田コノカ:「ほう?」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「このキングダムにおいて、王を名乗る者はただ一人、至上王陛下を除いて全員が罪人です」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「その上で、勝利を重ね、王としての高みに上れば上る程に、罪を重ねていることになるのです」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「つまり! 敗北し、罰を受けた金剛王の方が幸福であるのは明白です!」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「とはいえ、未だ王の地位にしがみつく罪人であることに変わりはありませんが」
黒田コノカ:「なるほど、流石はキャロル様。私の狭い視野では思いもよらぬ知見をお持ちでいらっしゃる!」
黒田コノカ:笑顔を崩さず、合いの手を打つ。コノカは決して、キャロルを"免罪王"とは呼ばない。
黒田コノカ:(──気狂いめ。アレが、王だと?)
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「先程、その死蔵王と金剛王にまつわる依頼が来ました」
黒田コノカ:「はぁ」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「死蔵王が金剛王が管理する第十三旧校舎に向かっているので、止めてほしいそうです」
黒田コノカ:「はぁ?」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「それが無理ならば、二人の間を取り持つ調停役になるように、と」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「依頼元は大ノヴァリス博物館。かの“鴉飼”が同行を申し出ているそうです」
黒田コノカ:「遺産に絡んだ死蔵王と誰かの仲を取り持つことの出来る人間がキングダムにいらっしゃるのですか?それは是非とも会ってみたいですな」
黒田コノカ:話の流れを察知しつつも、他人事のように語る。
GM:“鴉飼”。キングダム全土を監視する目。
GM:その存在故に、反乱についての談合も、このようなキングダムから離れた場所でしか行えない。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「これはチャンスですよ、コノカさん」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「この依頼を完遂すれば、円卓への忠誠心を示すことができます」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「彼女達から信頼を得て損はありません」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「とはいえ、幻獣の捕獲とは話はまるで違います。シアさんやツキさんでは荷が重いでしょう」
半西シア:通信越しに
黒田コノカ:「…………」
梧楼ツキ:悲鳴が轟く。
黒田コノカ:「元気が良くて大変結構ですな」
黒田コノカ:肩を竦める。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「コノカさん! 私と共に参りましょう!」
黒田コノカ:「………………………………私のような者を連れて行っても何のお役に立たないと思いますが」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「何をおっしゃいます! ご自分を卑下するのはコノカさんの悪い癖ですよ!」
黒田コノカ:申し訳なさそうに視線を逸らしながらも、脳はフル稼働している。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「それに、コノカさんにとっても悪い話ではありません!」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「これは罪を雪ぐ為の罰なのですから! 罪が裁かれないままにいれば、心が蝕まれてしまいます!」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:穢れないキラキラとした目で語る。
黒田コノカ:(委細承知とはいかないが……キングダムで起きたクーデター。話を聞く限り連中は上手くやった)
黒田コノカ:キャロルへの返答を保留できる僅かな時間を使って、思考を回す。
黒田コノカ:(だが……至上王はいまだ健在。しかも、始末に悪いことに至上王を落とさねばキングダムを落とせない癖に。至上王を落としてもキングダムを落としたことにはならない)
黒田コノカ:「そうですなぁ……私のようなものが幾ばくかお役に立てるというなら……」
黒田コノカ:(だが……アレは核弾頭だ。この国は核弾頭の上に建っている)
黒田コノカ:(であれば、アレに爆発してもらうのが一番手っ取り早い。やはり──免罪王の狂気に相乗りするのが合理的か)
黒田コノカ:「喜んで、お手伝いいたしましょう」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「コノカさんなら、そう言ってくれると思っていました!」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「どれだけ気の進まないことでも合理を取るあなたならば・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!」
黒田コノカ:「────」
黒田コノカ:一瞬、背筋が冷えるが。
黒田コノカ:「……私、目付きが悪く誤解されやすいので。そのように見えていたのならお詫び申し上げます」
黒田コノカ:すぐに、笑みを取り戻して見せた。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「お詫びなど必要ありませんよ。私は褒めているのです!」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「……おっと、どうやらこちら・・・の依頼の方も来たようです」
半西シア:「ひぃ~……! もう無理ぃ……」
梧楼ツキ:「た、助けて……」
GM:二人を追いかけるように、巨大な影が現れる。
殺人毛玉獣人デスモフモフ:「もっふ~~~~~」
殺人毛玉獣人デスモフモフ:全身から伸びた毛が懲罰奉仕部の二人を絡め取る!
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「出ましたね! 殺人毛玉獣人デスモフモフ!」
黒田コノカ:「寝心地のよさそうな事で結構ですな」
黒田コノカ:へらへらしている。
殺人毛玉獣人デスモフモフ:縄張りに入った生物を友人と認識し、抱擁する友好型の幻獣だが。
殺人毛玉獣人デスモフモフ:力加減を知らないので、並の人間が抱き締められればただでは済まない。
黒田コノカ:「ほら、お二人もひぃひぃ喚いていないでハグを返さないと──失礼ですよ?」
黒田コノカ:その言葉と同時、己の唇を噛み切る。流れる血から漂う香りは、捕らえられた二人のレネゲイドを隆起させ。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「私ではデスモフモフさんを傷付けてしまいます! 皆さん頑張ってください!」
黒田コノカ:"並"の人間から1ステップ昇華させる。
黒田コノカ:「私も生憎銃しか持ち合わせがございませんので。シア殿、ツキ殿にあと少し踏ん張って頂きましょう」
黒田コノカ:「今のお二人なら素手で取り押さえる事も可能でしょうからな」
半西シア:「無茶言うな~~~!」そう言いながら拘束を押し退ける。
梧楼ツキ:「黒田テメー上から物言いやがってえー!」デスモフモフを持ち上げる。
黒田コノカ:「何事も為せば成る。お見事ですな」
殺人毛玉獣人デスモフモフ:「もっふ~~~?」
殺人毛玉獣人デスモフモフ:「も~~ふもふもふ!」新感覚を楽しんでいるようだ。
黒田コノカ:「デス……モフモフ?殿も楽しそうで結構。これで今日は店じまいですか?」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「『アヴァロン』にデスモフモフさんをお送りしたら、今回の依頼は完遂です!」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「コノカさんはそのまま次の依頼です! 第十三旧校舎に向かいましょう!」
黒田コノカ:「……熱いシャワーが恋しいですなぁ」
黒田コノカ:帽子のつばを引っ張り、深く被り直してため息を吐いた。

GM:シーンカット
GM:ロイス・購入タブでロイス取得が可能です。
黒田コノカ:"免罪王"キャロル・ホプキンス 利用価値アリ/気狂いめ○ で取得

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ミドル1「その少女、暴虐にて」

GM:シーンプレイヤー:竜胆ジョウカ
GM:合流シーンです。全員登場推奨。
GM:登場侵蝕をお願いします。
竜胆ジョウカ:46+1d10
DoubleCross : (46+1D10) → 46+5[5] → 51

アメリア・シュミット:38+1d10
DoubleCross : (38+1D10) → 38+1[1] → 39

エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディの侵蝕率を1D10(→ 3)増加(34 → 37)
黒田コノカ:黒田コノカの侵蝕率を1D10(→ 7)増加(49 → 56)
黒田コノカ:やべ~~

GM:キングダム連合学院 第十三旧校舎付近
先住市民:「ここまでで大丈夫かい? ぼくの家、ここからだと逆方向になっちゃうからさ」
先住市民:トラックを運転している先住市民が荷台に座るあなたに話しかける。
竜胆ジョウカ:「いっ……いえ、非常に助かりました、ありがとうございますっ」ぺこぺことお辞儀。
竜胆ジョウカ:ヒッチハイクじみた感じで乗せてもらって移動していたのだ。公的に借りるとバレるし。
先住市民:「ううん、勉強頑張ってね~」
先住市民:死蔵王を博物学の勉強に熱心な学生くらいに思っている。
竜胆ジョウカ:「はいっ」言い訳をどうやったか覚えてないので、とりあえず元気に返す。
竜胆ジョウカ:「でっでは!失礼します!」
先住市民:「じゃあね~」トラックは去って行く。
竜胆ジョウカ:「……さて」歩き出す。体力は少ないが、この距離なら流石に歩ける。
竜胆ジョウカ:地図を読むのも得意なので、迷うことはない。
竜胆ジョウカ:「とはいえ、いつ追手が来るか分かりませんし……」
竜胆ジョウカ:「さっさと色々すませましょうか。まあ、あと2時間くらいは――」
竜胆ジョウカ:そう言って伸びをした時である。
アメリア・シュミット:バサバサバサ……鴉が数羽、木々から飛び立つ音がする
アメリア・シュミット:「ごきげんよう、”死蔵王”。この辺りは特に穏やかでいいですね」
竜胆ジョウカ:「ア゜!?」びっくり。
竜胆ジョウカ:「えっ、えっ……ええ!?」後ずさりしながら振り向く。
アメリア・シュミット:死蔵王のすぐ後ろで。ひらひらと手を振り、にこやかな笑みを浮かべている
竜胆ジョウカ:「えっ……えーーーー」しばし空に目を泳がせて。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「アメリアさんにご協力していただいたお陰でこんなに早く捕捉できました! 助かります!」その隣で、更に朗らかな満面の笑みを浮かべている。
竜胆ジョウカ:「……鴉飼ドミヌス、さん!! どうしてここに!? そちらの方々は!?」
黒田コノカ:「……………」
黒田コノカ:露骨に嫌だなぁという顔をしながら黙って後ろに控えている。
アメリア・シュミット:「マイマイから頼まれたんです、あなたを一人にしないように、って」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「“盗掘卿”から依頼を受けました、懲罰奉仕部です!」
黒田コノカ:その言葉に合わせて、笑みを浮かべて頭を下げる。
竜胆ジョウカ:「は、はー……マイマイ……」“盗掘卿”が“マイマイ”と結びついてないが、勘で頷く。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「私は“免罪王”キャロル・ホプキンスと申します!」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「さあ! コノカさんも自己紹介を!」
黒田コノカ:「私は便利に使える道具か何かだと思って頂きたいのですが……んんっ。懲罰奉仕部、黒田コノカです。お好きにお呼びください」
竜胆ジョウカ:「ど、どうも……」ぺこり。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「“盗掘卿”からは、死蔵王と金剛王の仲裁を依頼されています! ご同行させていただきますね!」
黒田コノカ:(話に聞く凶暴性は全く感じられない……拍子抜け、と言いたい所ですが。火の無い所に煙は立たぬ、か)
竜胆ジョウカ:「!!」
黒田コノカ:「出来る限りお力添えいたします」
竜胆ジョウカ:「同行とおっしゃいましたか!?」
竜胆ジョウカ:「行ってもいいんですね!?」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「はい! おっしゃいました!」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「本当は駄目です!」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「ですが、死蔵王の行く手を阻めると言える程身の程知らずではありませんから……」
竜胆ジョウカ:「では『無理矢理私が連れまわした』ということにすれば問題はなくなりますね」
竜胆ジョウカ:「書面は出しますんでそのように報告してください、説教は私が受けます」
竜胆ジョウカ:政治は苦手だが、できないわけではない。暴力で回せるところまではこぎつけられる、とも言える。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「助かります!」
竜胆ジョウカ:「ではそのように。……い、行きますよ皆さん……!!」
アメリア・シュミット:「ふふ、実は……行ってみたかったんです第十三旧校舎……」
GM:第十三旧校舎へは少し歩けば辿り着く。
GM:もう目と鼻の先、というところまで辿り着くと、何か言い合うような声が聞こえてくる。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……来ないでほしいと伝えたつもりだったのだけれど」
エズミ・バーガンディ:「……確かに言われはしたさ」 「それでも、今の君の言う事を僕がそのまま聞くわけがないだろ」
エズミ・バーガンディ:口論をしているのは二人の少女。 小さな背丈に魔女の様な黒衣を身に着けた女生徒が、拒絶の意思を示す片方に一方的に突っかかっているように見える。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「こういうことはしたくないのだけれど……」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「これでも、一応まだ王として最低限の権限はあるの」
エズミ・バーガンディ:「最近の君はどこかおかしいよ!」 「だって、昔は……」
エズミ・バーガンディ:「フローレンスくん!」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「一般生徒に領地からの退去命令を下すくらいなら、まだ私にもできるのよ」
竜胆ジョウカ:「わあ大揉め」外から覗いている。
竜胆ジョウカ:「こ……こういう調停上手かったりしません? そういう仕事じゃないかと勝手に思ってるんですが」後ろを振り向いて、3人に。
竜胆ジョウカ:聞こえないように小声で話してはいる。
エズミ・バーガンディ:「フローレンスくん……君はまさか本気で……!」
アメリア・シュミット:「あれは……”金剛王”さま?」
黒田コノカ:「どちらに傾けて調停するべきか判断しかねますな」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「ふむ、なるほど……お任せください」
エズミ・バーガンディ:「君は変わってしまったのか…? 昔の君であれば、困っている生徒を見れば敵であろうと招き入れて庇護していたのに……」
エズミ・バーガンディ:「そこに居るのは誰だい!?」
エズミ・バーガンディ:外側、人の気配のする方向に声を放つ。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「相手を何故か逆上させることは度々ありますが、成功した経験もあります!」
竜胆ジョウカ:「じゃあ安心……ひやっ気づかれたっ」
竜胆ジョウカ:「お、お願いします……!!」ずいずいと免罪王さまの背中を押しながら入るよ。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「はいっ!」元気に返事をする。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「喧嘩は! おやめなさい!」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:それだけ言って、ふんっ、と胸を張る。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:声はでかい。
エズミ・バーガンディ:「………………。」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……」
エズミ・バーガンディ:「これは君の仕込みかい? フローレンスくん」
アメリア・シュミット:「えっ……そうなんですか?」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……そんなはずがないでしょう」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……私が仕込んだのは、“死蔵王”様、あなただけです」
アメリア・シュミット:「えっ……そうなんですか?」死蔵王に視線を向ける
竜胆ジョウカ:「!?」知らん知らんとぶんぶん首を振る。
エズミ・バーガンディ:「”死蔵王”……!?」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:死蔵王に頭を下げる。
竜胆ジョウカ:「ど、どうも……!?」免罪王の後ろから顔を出す。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「大ノヴァリス博物館の前館長として、今でも私のお願いを聞いてくれる学芸員も何人かいるんです」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「遺産の噂がお耳に入れば、あなたから来てくださると思っていました」
エズミ・バーガンディ:「待ってくれ! どうして君は”死蔵王”をこんな場所に……!」
竜胆ジョウカ:「は、はあ……」あいまいな表情。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「エズミ、控えなさい。あなたには関係のない話よ」
エズミ・バーガンディ:「だって、君は”死蔵王”にあんな目に遭わされたんだろう!?」
エズミ・バーガンディ:「…………っ!!」
黒田コノカ:(ふむ……存外穏やかな雰囲気ですな。出会ってすぐに殺し合いが始まってもおかしくないと思っていたのですが)
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「失礼いたしました、死蔵王様」
エズミ・バーガンディ:キングダム生として、多少の情勢はわかる方だ。
エズミ・バーガンディ:王同士の会話に余人が口を挟む事……その俎上には命を乗せる覚悟が必要であると。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「本来ならば正式な文書を携えてこちらから伺うのが筋。このような無礼な呼び出しをしたこと、お詫びさせていただきます」
竜胆ジョウカ:「え、ええ……お気になさらず……」免罪王の後ろに立ち続けてるわけにもいかないので、ちょっと立ち位置を変えて。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「ですが、私が向かえば不要な波風が立つ。それ故このような手段を取らせていただきました」
アメリア・シュミット:(死蔵王と金剛王、その間に何があったかはもちろん私も知っています。……でも、今は喧嘩になることは無さそう……?)
竜胆ジョウカ:(……あの。あの茶髪の魔女帽の方って有名ですか)一番近くになったコノカさんの服の裾を引っ張って小声で聞く。
竜胆ジョウカ:(というかあの金髪の方が金剛王……で、合ってます……?)
エズミ・バーガンディ:(フローレンスくんの最近のおかしな行動……それが”死蔵王”に関係しているとすれば)
エズミ・バーガンディ:(彼女は一体、”何”をしようとしているんだ……?)
黒田コノカ:(は………?戦って蹴落としたのでは?)ジョウカさんの言葉に思わず素が顔を覗かせる
竜胆ジョウカ:(うう……本当によくないとは思っていて……)
竜胆ジョウカ:(よくない人だとは思ってるんですけど、なんかそういう足蹴にする雰囲気ではありませんし、)
竜胆ジョウカ:(話はちゃんと聞けるようにしとかないと……でして……どうなんですか……?)
“金剛王”フローレンス・アシュモール:よく見ると笑顔が僅かに引き攣っている。聞こえているようだ。
黒田コノカ:(詳しくは存じ上げませんが……あのお顔を見る限り間違い無いのでは?)
黒田コノカ:金剛王の笑顔に冷や汗をかきつつ答える
竜胆ジョウカ:「あっ、そのっ……すみません……」ちっちゃくなる。
アメリア・シュミット:「はいはーい!質問させてくださーい!」
アメリア・シュミット:ぴしっと挙手
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「“鴉飼”様……あなたも同行されているとは思いませんでした」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「私に答えられることなら」自然な微笑に戻る。
アメリア・シュミット:「死蔵王を呼んだ目的を聞かせて下さい」
アメリア・シュミット:「戦いたいのか、お願い事があるのか、それとも……」
アメリア・シュミット:「お茶がしたい、とか……?」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「下位の王である私が死蔵王様にお願いなど、とんでもありません」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「戦いなど、よりあり得ません」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「お茶は……そうですね、それはいずれ機会があれば」
竜胆ジョウカ:「私は調査させてくれるなら何でも……あっいえ、それは釣り餌か……」
エズミ・バーガンディ:「だとしても、わざわざこんな場所まで彼女をお呼びした事には理由があるはずだろう」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「私は、王として義務を果たそうとしているだけです」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「私が管理する第十三旧校舎に、大ノヴァリス博物館の地下に通じる通路を発見しました」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「それを報告すべく、お呼び立てした次第です」
竜胆ジョウカ:「……それは」
竜胆ジョウカ:「報告、ありがとうございます」雰囲気を切り替え、大きく礼。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「私も前館長として、地下所蔵庫の構造は把握しています」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「今回見付けた通路は、所蔵庫よりも、更に下に繋がっています」
アメリア・シュミット:「ここと博物館……かなりの距離では?」
竜胆ジョウカ:「侵入、盗掘の可能性がありますね……いえ」
竜胆ジョウカ:「所蔵庫より下、だと……それこそ秘蔵倉庫か、防衛システム……?」
竜胆ジョウカ:「……今すぐに確認させていただくことは、可能ですか」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「恐らくは、『理事会』が用意した何らかの施設への秘密通路ではないかと」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「勿論。……ところで」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「そちらのお連れの方々は、どなたでしょう?」免罪王とコノカに目を向ける。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「懲罰奉仕部です! 死蔵王の同行を依頼されています!」
竜胆ジョウカ:「……クリーンさの担保には役立つと思いますが」
黒田コノカ:「お初にお目にかかります、金剛王様。キャロル様配下の黒田コノカと申します」
黒田コノカ:「お忙しい所を邪魔立てする形になってしまい申し訳ございません」
黒田コノカ:紹介されたので営業スマイルを浮かべつつ一礼。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「あっ、“免罪王”キャロル・ホプキンスです!」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……あまり外部に漏らすのもよくないと思いましたが」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「“免罪王”様の懲罰奉仕部の噂は伝え聞いております」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「そうでなくとも、死蔵王様の同行者を断る権限は私にはありません」
竜胆ジョウカ:「ありがとうございます……ですが、こちらだけというのもアレですので……そうですね」
竜胆ジョウカ:「そちらの茶髪の方とか、金剛王側で同行します?」エズミさんに。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「いえ、彼女は無関係の部外者ですので」
エズミ・バーガンディ:「え……? や……。」 突然の”死蔵王”からの提案に、一瞬呆気に取られたような顔をする。
エズミ・バーガンディ:「いや! 同行させてください!」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「ここは私の領土です。死蔵王様の同行者ならば信頼もできますが」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「彼女はただの一般生徒。相応しくありません」
エズミ・バーガンディ:(やっぱり、だ。フローレンスくんは僕を遠ざけようとしている!)
竜胆ジョウカ:(そういえば来た時バカ喧嘩してたな……)
エズミ・バーガンディ:用途不明の地下通路を発見し、責任者に報告する。その理路に筋は通っている……だが。
アメリア・シュミット:「……しかし、危険な場所である可能性も高いのでしょう?」
エズミ・バーガンディ:(違う……! フローレンスくんがただ”それだけ”の為に彼女を呼んだなんてあり得ない!)
アメリア・シュミット:「戦力はたくさんあった方が……いいと思います」むんっ
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「危険である可能性があるからこそ、単なる一般生徒を巻き込む訳にはいかないのではないでしょうか」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「私にも、王としての矜持がございます」
エズミ・バーガンディ:「……! 僕は失血魔術同好会の会長だ。魔術師としてそれなりの腕もある」
エズミ・バーガンディ:「戦力を求めているというのなら、僕も同行した方が……」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……控えなさい、エズミ」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「ふむ……」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「エズミさんとおっしゃるのですね!」
アメリア・シュミット:「一緒に行きましょうよー」たくさん人がいれば楽しいと思って言っている
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「エズミさん、わがままはいけません」肩を叩いて首を横に振る。
エズミ・バーガンディ:「エズミ・バーガンディと申します。 先ほど申し上げた通り、失血魔術同好会の会長を務めさせていただいております」 殊勝な態度で自己を紹介する。
エズミ・バーガンディ:「え…………」 その顔が蒼白に染まる。”やっぱりか……”と
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「……ですので、少し頭を使いましょう」耳元で囁く。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「本当に、どうしても同行を望むのなら、私を殴りなさい」
エズミ・バーガンディ:「えっ? ええっ!?」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「手段を選ばず同行する覚悟がないのなら、このままお帰りなさい」
エズミ・バーガンディ:「…………。」
エズミ・バーガンディ:「……手段を選ぶつもりなんてありません」
エズミ・バーガンディ:「”悪”になれと言われれば、僕は”悪”にでもなります」
エズミ・バーガンディ:友達の為ならば、と心の中で付け加える。
エズミ・バーガンディ:「だから……」 ぎゅっと拳を構え、”免罪王”に視線を送る。
エズミ・バーガンディ:”いいのですか?”と、そう問いかけるように。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:にっこりと力強く笑みを返す。
エズミ・バーガンディ:「うわああああああ!! 王様なんて大っ嫌いだああああああああああああ!!!」
エズミ・バーガンディ:(2+0)dx+0 【白兵】
DoubleCross : (2DX10) → 2[1,2] → 2

エズミ・バーガンディ:へにょっ……
エズミ・バーガンディ:       …………ぽす
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「う、うわあああああああ!」派手に吹っ飛ぶ!
エズミ・バーガンディ:握った拳は、蚊の止まる様な勢いで免罪王の頬を打つ。
アメリア・シュミット:「ど……どうしたんですか?!」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「えっ」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「王である私に暴力を振るうなんてこれは処分は免れません! 減刑を臨むのなら、懲罰奉仕部に入っていただいて調査に協力していただくしかありませんね!」
エズミ・バーガンディ:「うわーっ 申し訳ありません! こんなつもりじゃなかったのについ手が出てしまったー」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「な……」
黒田コノカ:「……ハハ」
黒田コノカ:「ようこそ懲罰奉仕部へ。居心地の良い職場である事は保証しますよ、エズミ・バーガンディ殿」
竜胆ジョウカ:「き、気合入ってますねえ」
エズミ・バーガンディ:「かくなる上は”免罪王”様の手足となって贖罪の為に働くしか……!」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「罪は罰によって贖われます。大丈夫です! 救いの道はありますよ!」
アメリア・シュミット:「そ、そんな……怒りは人を狂わせる……」本当にエズミが暴力に走ったと思っている
竜胆ジョウカ:「……じゃあ同行者が増えたところで、行きましょうか」
エズミ・バーガンディ:「”免罪王”様っ!!」 ガシッ!と両手を握りしめる。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「エズミさん!」ガシッ!
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……っ」苦々しい物を飲み込むように。
アメリア・シュミット:「でも……僅かに触れるような攻撃でも、円卓の王を吹き飛ばすその力は……本物……!」ゴクリと唾を飲む
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……かしこまりました。ご案内しましょう」
竜胆ジョウカ:「鵜飼さん……? ……あ、はいお願いします」
黒田コノカ:(流石は"鴉飼"。気合の入った演技ですね)
エズミ・バーガンディ:(まったく、急に演劇を振られてびっくりしたよ)
エズミ・バーガンディ:("鴉飼"さんは流石、堂に入った態度だ。キャラの濃い王様達に常々接しているとああいう風になるのかな?)
エズミ・バーガンディ:「――――一人で何かしようたって、そうはいかないからね」
エズミ・バーガンディ:ぼそりと、誰にも聞こえない声でそう呟く。

GM:シーンカット
GM:ロイス・購入タブでロイス取得、購入判定が可能です。
竜胆ジョウカ:茶髪の人(エズミさん) 〇演技上手/隔意
アメリア・シュミット:エズミ・バーガンディ 連帯感/〇脅威 すごい暴れん坊さん……
エズミ・バーガンディ:ロイスは"免罪王"キャロル・ホプキンス 〇良い人/後が怖い  と  ”死蔵王”竜胆ジョウカ 畏敬/〇恐怖 で取得します
黒田コノカ:ロイスはう~ん、エズミさんに取っておこうかな。 面白い○/隔意 で
アメリア・シュミット:購入!何か欲しいものがある人は!
エズミ・バーガンディ:購入はとりあえず自前で小型ロケットランチャー(難易度13)を狙いにいきます
黒田コノカ:急ぎのモノは無し!自前は適当に照準器でも狙っておきます
エズミ・バーガンディ:(2+0)dx+5>=13 【調達】
DoubleCross : (2DX10+5>=13) → 8[7,8]+5 → 13 → 成功

エズミ・バーガンディ:成功! 装備しておきます。
黒田コノカ:2dx+1>=15
DoubleCross : (2DX10+1>=15) → 3[1,3]+1 → 4 → 失敗

黒田コノカ:まあ無理!終了
アメリア・シュミット:では最強アイテム、高性能医療キットを
アメリア・シュミット:4dx+1>=9
DoubleCross : (4DX10+1>=9) → 9[2,6,7,9]+1 → 10 → 成功

竜胆ジョウカ:購入忘れてた アーマーでも狙うか……
竜胆ジョウカ:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 8[7,8]+1 → 9

竜胆ジョウカ:やめとくか 以上!
アメリア・シュミット:やった~ たくさん治療しちゃうぞ♡
アメリア・シュミット:以上です

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ミドル2「蓋を開けば香る」

GM:シーンプレイヤー:エズミ・バーガンディ
GM:全員登場可能です。登場侵蝕をお願いします。
黒田コノカ:黒田コノカの侵蝕率を1D10(→ 3)増加(56 → 59)
竜胆ジョウカ:51+1d10
DoubleCross : (51+1D10) → 51+2[2] → 53

エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディの侵蝕率を1D10(→ 8)増加(37 → 45)
アメリア・シュミット:39+1d10
DoubleCross : (39+1D10) → 39+5[5] → 44


GM:長い通路だった。
GM:ただでさえ、第十三旧校舎から大博物館までは距離がある上に、キングダムの地下に張り巡らされた地下構造体を避けるように、通路は何度も折れ曲がった。
GM:徒歩で向かっていれば日が変わっていただろう。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:車体のみならず、馬までも金剛石で構築された馬車が通路を駆ける。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:彼女の契約した王鍵『災禍賜わすリテパデウ』によって、彼女の宝石魔術は万物創造に近い力を得ている。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「そろそろ到着するはずです」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:馬車を以てしても、ここまで二時間弱。地上ではとうに夜になっているだろう。
竜胆ジョウカ:「あ、はい……やっぱり便利ですねえ」あらかた馬車の確認と検証は終えたので、ぼんやり乗っていた。
アメリア・シュミット:「とても良い乗り心地でした、”金剛王”」
エズミ・バーガンディ:「……流石は”金剛王”。腕は落ちていないみたいだね」 若干他人行儀な態度で言う
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「お客様にはでき得る限りのもてなしをしてこそ、王の度量も示せるというものです」
竜胆ジョウカ:(振る舞いはいい偉い人なんですよね)口には出さない。
黒田コノカ:「流石は金剛王様。素晴らしい器量をお持ちですなぁ」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「ご立派です! いやあ、私はお客様をもてなしたこともないので示しようもないのですが!」
黒田コノカ:地下道の湿り切った風を気持ちよさそうに吸い込み、世辞を吐く。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:懲罰奉仕部へのお客様とは、即ち配下となるということだからだ。
アメリア・シュミット:「しかし、これだけ長い間走って、ずっと殺風景な道だけなんて……」
アメリア・シュミット:「工事をした人たち、退屈ではなかったのでしょうか?」
竜胆ジョウカ:「退屈でもやらせるタイプの王が、いた、んじゃないですか?」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「これだけ長い距離を掘削、舗装するのは、単に効率の面から考えると愚行ですが」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「だからこそ、秘匿性はある程度担保できるのではないでしょうか」
エズミ・バーガンディ:「これだけの規模の通路が、情報も洩れずに秘匿出来たというのも施工主の権威の強さの表れだね」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「事実、『理事会』が撤退してから今まで見付かっていなかった訳ですからねえ」
黒田コノカ:「しかし……ここまで手間をかけて、結局は放棄する事になったのですから、施工主は大損でしょうなぁ」
黒田コノカ:「一体この通路を何に使うつもりだったのか……ククク」
エズミ・バーガンディ:「さあ……僕にはこの通路が何を目的に作られた物なのか、とんと検討はつかないけれども」
エズミ・バーガンディ:「黒田くんだったら、これだけの通路を自由に使えるとしたら、どうしたい?」
黒田コノカ:「そうですなぁ……記録を残したくない何かの運搬、あるいは搬入ですかね。まあそれにしたって舗装は過剰ですが」
黒田コノカ:「開通はともかく舗装まで丁寧になされている理由は皆目見当もつきませんな、ハハ」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:(懲罰奉仕部の部員同士、親交を深めていますね! 結構結構!)うんうん、と頷いている。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「……おや? 何か見えてきましたよ!」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「あれは……扉でしょうか!」
竜胆ジョウカ:「……?」もそもそと顔を出す
GM:巨大な扉が視界に入る。
エズミ・バーガンディ:「う…ん……?」 視力の弱い目を細める様にして正面を見る。
GM:その意匠を、あなた達は知っている。死蔵王ならばなおさらだろう。
GM:大ノヴァリス博物館、その本館の扉に酷似している。
竜胆ジョウカ:「……げえ。悪趣味というかなんというか」
竜胆ジョウカ:「あれうちの正面扉じゃないですか」
アメリア・シュミット:「あら本当!」
エズミ・バーガンディ:「やけに見覚えがあると思ったら……」 革命以前、大ノヴァリス博物館には足しげく通っていた経験がある。
アメリア・シュミット:「大ノヴァリス博物館ならぬ……小ノヴァリス博物館なのでは?」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「ここは大博物館の直下です。あるいは、ここも大ノヴァリス博物館の一部であるのかもしれません」
竜胆ジョウカ:「じゃあ裏口ですか」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「私も、ここから先には入ったことがありませんので、それ以上は何とも」
黒田コノカ:(……やけに恣意的というか。主張の強い造りだな)
エズミ・バーガンディ:「裏口というよりも、地下に同じ物がある事に意味があるのかもしれないね」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「入ってみればきっと分かりますよ!」
竜胆ジョウカ:「……入ったことない……まあそうですか。調査みたいな話でしたもんね」
アメリア・シュミット:「…………ところで、どうやって開くのです?」
黒田コノカ:「鍵でもかかっておりますか?」
GM:では、扉の前まで来たところで。
GM:あなた達の前の床から何かがせり上がるように現れる。
キュレーター社会人:それは、見たことのない型の機械の体……社会人だった。
maika
キュレーター社会人:「ようこそ大ノヴァリス博物館秘匿地下所蔵庫へ」
アメリア・シュミット:「わあ!」
エズミ・バーガンディ:「わっ! こんな所にも社会人が!」
キュレーター社会人:「ワタクシは、キュレーターを仰せつかっております……まあキュレーターくんとでもお呼びください」
黒田コノカ:「──?大ノヴァリス博物館では社会人も起用なさっておられるので?」
竜胆ジョウカ:「いえ、見たことないので、ウチの管理下では、ない……ですね」キュッと手袋をはめ直す。
キュレーター社会人:「十字冠を確認……生徒の方ですね」
キュレーター社会人:「生徒の方は『理事会』より発行された入庫IDを提示してください」
竜胆ジョウカ:「仮にも学芸員キュレーターを名乗るのであれば、すぐ壊す必要は……」
黒田コノカ:ちら、と竜胆さんを見る。
竜胆ジョウカ:「ないですね」金剛王を見る。
エズミ・バーガンディ:「壊…… え……?」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「私も、そのようなものは聞いたことがありません」
アメリア・シュミット:「…………」何かを閃いたような顔になる
キュレーター社会人:「入庫IDを提示できない生徒の方はお帰りください」
竜胆ジョウカ:「はー、ちゃんとした仕組みですね……うちでも導入したいけど機械アレルギーちょこちょこいますからね……」
アメリア・シュミット:「皆さん……私、心当たりがあります」やけに自身がある表情で前に出る
竜胆ジョウカ:「おっと」
黒田コノカ:「ほほう!流石はキングダムに精通する鵜飼様!御見それしました」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「何と! 流石はキングダム全土を見張る“鴉飼”さん!」
エズミ・バーガンディ:「”鴉飼”さん……!」
アメリア・シュミット:「ふふ……こういう時に必要なものは決まっているのですよ」
竜胆ジョウカ:(なんか嫌な予感するし荒事の準備はしておくか……)
アメリア・シュミット:「では、えー、オホン」
キュレーター社会人:「入庫IDをご提示ください」
アメリア・シュミット:「”開けゴマ~~~!”」
キュレーター社会人:「――」
黒田コノカ:「……………?」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:わくわく
竜胆ジョウカ:「……次の手段試しますか。何かある人います?」
エズミ・バーガンディ:「流石は円卓の王達さえ頼りにすると評判の”鴉飼”さんだ。 とてもスマートな……」
キュレーター社会人:「入庫IDを提示できない生徒の方はお帰りください」
エズミ・バーガンディ:「…………違う、みたいですが?」
アメリア・シュミット:「あれ…………?」
キュレーター社会人:「お帰りになられない場合……」
黒田コノカ:(なんだコイツ……アホなのか?本気で?これがキングダム全土を見渡し、その全てに精通する"鵜飼"?なに……なんで?)
キュレーター社会人:ガシャンガシャンガシャン! 変形し、大量の重火器が現れる!
キュレーター社会人:「実力で排除します」
アメリア・シュミット:「わあ!」
黒田コノカ:「次の手段はあちらからのご提案に乗るのが最良でしょうかね……」
竜胆ジョウカ:「わあーーっこいつ壊すの嫌なんですけど!! 学芸員だし!!」
竜胆ジョウカ:「……あー。さくっと踏み越えましょうか」
GM:では、ここで判定です
GM:判定技能は任意。好きな技能で判定して構いません。エフェクトも使用可能。
GM:達成値40でクリア。20と40で情報も吐いてくれます。
GM:達成値は全員の合計。1ラウンドで達成できなかった場合、5d10ダメージを受けて累積した状態で2ラウンド目に行きます。
GM:更に、達成値が40を越えた場合、それに応じてポイントを進呈します。
竜胆ジョウカ:ありがたいぜ
GM:このポイントは、セッション中に使用することでNPCカードの強化や、様々な効果を発揮します。
黒田コノカ:ほほ~!
アメリア・シュミット:稼げば稼ぐほどお得……!
GM:ぶん殴って、押し通りつつ、情報もぶん取ろう!
エズミ・バーガンディ:暴力でねぎ取ろう!
アメリア・シュミット:いきます!
アメリア・シュミット:もう一度開けゴマを唱えましょう 《交渉》で判定!
アメリア・シュミット:4dx+6
DoubleCross : (4DX10+6) → 10[3,7,8,10]+4[4]+6 → 20

GM:入庫ID、開けゴマだったかもしれねえ……
アメリア・シュミット:えっへん!
GM:20に到達したので情報を開示しますね
竜胆ジョウカ:おっ

【大ノヴァリス博物館地下秘匿所蔵庫について】
生徒には公表されることなく、極秘に『理事会』によって管理されていた大ノヴァリス博物館の地下所蔵庫。『八月革命』によって『理事会』が排除された後放置されていた。
王鍵未満の遺産や、当時『理事会』が研究していた人工遺産の成果物や、特殊な生物兵器などが収められている。

黒田コノカ:今すぐ爆破しよう!(提案)
エズミ・バーガンディ:特殊な生物兵器……?
竜胆ジョウカ:俺の管轄で舐めたことしやがって
GM:君の管轄になる前だよ
竜胆ジョウカ:許せないので〈知識:遺産〉で素振りします。+4あるしまあそこそこいけるだろ……
竜胆ジョウカ:3dx+4
DoubleCross : (3DX10+4) → 10[3,9,10]+6[6]+4 → 20

GM:なんだこいつら
黒田コノカ:?
竜胆ジョウカ:ハイ勝ち~~~~~
GM:二人でエフェクトなしで達成しやがった……
GM:40到達したので情報開示!
エズミ・バーガンディ:流石は”鴉飼”様と”死蔵王”様……
アメリア・シュミット:イェ~イ
大ノヴァリス博物館地下秘匿所蔵庫の階層構成 ……B1: エントランス。キュレーターAIを搭載した社会人が入庫管理をしている。許可IDを発行されていない生徒がやって来た場合、実力で排除する門番となる。
B2~B4:遺産や人工遺産が所蔵されている。キュレーター社会人では王鍵所有者に対抗できない為、対王鍵兵器“レジサイダー”が巡回している。
B5階以下については存在しているが、詳細なデータはキュレーター社会人の記憶領域には存在しない。
竜胆ジョウカ:対王鍵兵器“レジサイダー”!?!?
アメリア・シュミット:ギガギガフンフン
エズミ・バーガンディ:つよそう……
GM:もうクリアですが、残り二人もぶん殴ってポイントを手に入れよう!
エズミ・バーガンディ:うおーっ!
エズミ・バーガンディ:質問なのですが、射撃で判定した場合サイドリールの達成値上昇を上乗せする事は出来ますか?
GM:できます! 何故ならキュレーターくんをぶん殴る判定だから!
アメリア・シュミット:ボーナスタイムだっ
エズミ・バーガンディ:よおし! では、射撃で判定します!
エズミ・バーガンディ:5dx7+9 《赫き弾》+《コンセントレイト》
DoubleCross : (5DX7+9) → 10[1,3,4,6,7]+10[8]+4[4]+9 → 33

黒田コノカ:わぁ
エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディのHPを2減少(26 → 24)
エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディの侵蝕率を4増加(45 → 49)
GM:ぎえええええ
GM:33ポイントゲット!
黒田コノカ:過剰な気もしますがまあやっときますか。エフェクトは節約して素で判定
黒田コノカ:3dx+6
DoubleCross : (3DX10+6) → 8[4,5,8]+6 → 14

黒田コノカ:まあまあ
GM:固定値込みでこれくらいが普通だよね! いや、これでも結構出目いい方だよ!
GM:合計47ポイントゲット……47? 20ちょいくらいになると思ってたのに……
GM:では演出に行きましょう

キュレーター社会人:キュイィィィ……何らかのエネルギーが収束していく音。
キュレーター社会人:「警告します。危険です」
キュレーター社会人:「お帰りになるか、被弾からの十字冠による転送を提案します」
黒田コノカ:「ハハハ、これはまずい。此処でトンだら戻るのは難儀ですなぁ……徒歩は勘弁願いたい所ですが」
エズミ・バーガンディ:「行って、戻ってくるにしても面倒が多くなるね」
エズミ・バーガンディ:「仕方ないか……」 そう言って懐から取り出したのは紅の宝玉を削り出して作った小さな短剣。
エズミ・バーガンディ:「痛っ……!」 鋭利な刃を己の手首に押し当てて、躊躇う事無く一閃。 ぽたぽたと、赤い雫が零れ落ちる。
エズミ・バーガンディ:「【『失い』の伝播】……。」
エズミ・バーガンディ:    ………………シュゥウウウウ
エズミ・バーガンディ:傍目からは何の異常もなく、ただエネルギーだけが”何処か”へと零れ落ちていく。
キュレーター社会人:「エネルギー収束率82%……96%……81%……76%……?」
アメリア・シュミット:「エズミさん……!?いえ、あちらの社会人も……?」
黒田コノカ:(呪い師か……傍目には何をやっているのか分からない分、厄介だな……)
エズミ・バーガンディ:「僕の事は構わず! 行って!」
黒田コノカ:「ん~……」
黒田コノカ:その様子をみながら、懐から取り出したフリントロック式のピストルに呑気に弾を込めている。
黒田コノカ:(チャージに掛かる時間、パーセンテージの変動、充填中の光度……)
黒田コノカ:そして、弾を込め終わったキュレーター社会人のアナウンスが50%を切った段階で射撃する。
黒田コノカ:狙いはエネルギーの収束先である武装。
黒田コノカ:「ま、5割以下なら誘爆する事もないでしょう」
キュレーター社会人:「武装破損。最適行動を検索します」
キュレーター社会人:「武装換装……否定」
キュレーター社会人:「自爆します」
アメリア・シュミット:「わあ!」
黒田コノカ:「諦めるのが早くないですかな?」
黒田コノカ:半目でぼそりと呟く
竜胆ジョウカ:「賢くはあるんですけどね。でもまあ無駄ですよ」
エズミ・バーガンディ:「理事会時代のAIだからねぇ」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「まるで私のような……」
竜胆ジョウカ:「詠唱省略。《吠え猛るはヴェントラグツァ》」
竜胆ジョウカ:そう宣言し、パチンと手を叩くと。
竜胆ジョウカ:自爆をコントロールするCPU、自爆コア、その他もろもろの武装……そういったものが切り分けられる。
竜胆ジョウカ:風の刃によるもので、きっかり40分割。もはや自爆システムの起動は上手くいかないだろう。
キュレーター社会人:「ガ……ようこそ……入庫IDを……ピガ……地下生徒所蔵理事庫の転送ピガピピガガガガ」
竜胆ジョウカ:「『開け胡麻』を知らない奴は」
竜胆ジョウカ:「盗賊たちに刻まれるのが筋ですよ、っと」
エズミ・バーガンディ:「…………!?」
エズミ・バーガンディ:(”死蔵王”は今、何をしたんだい!?)
エズミ・バーガンディ:(これだけの規模の術式を……詠唱も、代償もなしで一瞬に……!?)
黒田コノカ:「──化け物め」
黒田コノカ:社会人が解体される音に隠して、忌々し気に呟く。
エズミ・バーガンディ:「本当に……恐ろしい人だよ。まったく」
竜胆ジョウカ:「じゃあ後は知恵者がいればいいんですけどね。これの解析できる人います?」
アメリア・シュミット:「素晴らしい実力です……あ、解析ならおそらく」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:平然とその手際を見ている。ある意味では、死蔵王の実力をこの場の誰よりも知っている。
竜胆ジョウカ:「では、……お、お願いします……」
アメリア・シュミット:「この子たちが適任かと!」鴉型のドローンが数羽、社会人だった残骸を取り囲んでいる
アメリア・シュミット:アメリア自身には、機械工学の知識はない
アメリア・シュミット:だが、動物や機械に因子を埋め込むことで、言葉を交わし、”お願い”することならできる
アメリア・シュミット:『データを吸い上げて、必要な情報を教えてください』、と
アメリア・シュミット:「ふむ、ふむ……なるほど……」
アメリア・シュミット:「皆さん、この扉の先のマップが見つかりましたよ!」
黒田コノカ:「なんと迅速な……」
アメリア・シュミット:ドローンの目が光り、映像にして出力する
竜胆ジョウカ:「ふむ……」
エズミ・バーガンディ:(さっきは思わぬ一言で動揺したけど、これが”鴉飼”さんの本気か)
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「なるほど! 『理事会』時代の遺物とはいえ、一応は正式に大ノヴァリス博物館の一部な訳ですね!」
エズミ・バーガンディ:(キングダム上層部、わかってはいたけど……)
エズミ・バーガンディ:「流石です。”鴉飼”さん」
竜胆ジョウカ:「ぱっと見繋がってはない、から……多少何やられても上に被害は……」
アメリア・シュミット:「それ程でも……ふふふ」嬉しそうだ
竜胆ジョウカ:「……あ、嘘。遺産とか収めてる部屋ぜんぜんありますね」
アメリア・シュミット:「そのようですね……地下1階がエントランス、そして」
アメリア・シュミット:「地下2階から4階が、遺産の収蔵スペースのようです」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「それも、ただの遺産だけではないようですね。人工遺産……『理事会』ならば手を出していてもおかしくはありませんが……」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「人工的に遺産を作るなんて、そんなことが可能なのでしょうか?」
エズミ・バーガンディ:「まるで夢物語のような話だ。人知を超えた”遺産”を人工的に作り出そうなんて」
竜胆ジョウカ:「まあネタとしてはそこそこやられてますけどね」
アメリア・シュミット:「そして……対王鍵兵器“レジサイダー”……!」
エズミ・バーガンディ:「”レジサイダー”……!」
竜胆ジョウカ:「論文も色々あって面白いですよ、『愚者の黄金の人造遺産転用』とか……」
竜胆ジョウカ:「……何ですかねそれ」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「弑逆者レジサイダー……ですか」
アメリア・シュミット:クロスモンスターズいるような、かっこいいモンスターの姿を思い浮かべている
黒田コノカ:「王国の地下に保管するには些か物騒な名ですなぁ」
竜胆ジョウカ:「絶対ろくなもんじゃないことだけが分かりますね……」
アメリア・シュミット:「名前以上の詳しいデータはありませんが……対王鍵というからには」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:(これは……ふむ)
“免罪王”キャロル・ホプキンス:彼女の持つ王権の権能の副作用によって、声を伴わず、コノカに声をかける。
アメリア・シュミット:「”死蔵王”や”免罪王”は特別、警戒した方がいいかもしれません……」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:(もしかしたら、これは私達にとって都合のいい物かもしれませんよ)
エズミ・バーガンディ:「対王鍵兵器だなんて枕詞がつくくらいだからねぇ」
黒田コノカ:(対王鍵とは大きく出たな……。封印措置とはまた別のアプローチか……?そも、理事会が何故そんなものを用意する必要がある?)
黒田コノカ:免罪王の言葉を脳の隅で捉えつつ、静かに頷いて思案する。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「ですね! しっかり警戒して参りましょう!」
竜胆ジョウカ:「じゃあ行きますか。遺産も人造遺産もさっさと保護するに越したことはないです」
アメリア・シュミット:「地下5回以下の情報は……元々、この社会人には与えられなかったようですね……」
アメリア・シュミット:ドローンによる投影を終える
エズミ・バーガンディ:「流石に門番扱いのキュレーターくんには荷が重い情報だからね」
エズミ・バーガンディ:「この先の事は、実際に進んでみないとわからないようだ」
GM
GM:では、ここでNPCカードを配布します。
“免罪王”キャロル・ホプキンス

☆1 セットアップに使用。対象:範囲(選択)。このラウンド中、対象のキャラクターを暴走させ、攻撃力を+3する。この効果は拒否できる。

“金剛王”フローレンス・アシュモール

☆3 ミドル戦闘でのみ使用可能。視界内のエネミー全てを戦闘不能にする。その後、シナリオ終了までこのキャラクターのNPCカードは全て使用不能になる。

GM:☆があることから分かるように、ショップで強化アイテムをゲットすることで、このNPCカードは強化されていきます。
GM:そして……あなた達が稼いだ47ポイントが……そのショップで使える!
エズミ・バーガンディ:やった!
GM:品揃えはこんな感じ。

キングダムショップ

星名のカケラ……1ポイント。NPCカードを強化する。上限は☆5。

秘匿技術体験……5ポイント。『理事会』が秘匿していた特殊な技術のノウハウを発見する。シナリオ回数指定のエフェクトかアイテムの使用回数を1回復する。一つのエフェクトやアイテムに使えるのは、対象の元々の回数まで。エフェクトの場合は侵蝕率ボーナスを含めない回数を参照にする。一人につき、対象にできるのは、エフェクトとアイテムのそれぞれ1つまで。神聖二重冠には使用できない。

秘匿芸術鑑賞……10ポイント。『理事会』が秘匿していた人智を超越した芸術を鑑賞する。侵蝕率を5下げる。同タイミングでは同じキャラクターは1回しか使用できない。

秘匿遺物拾得……1ポイント。残された『理事会』の私物や秘匿されたEXレネゲイドを見付ける。購入機会を一回増やす。


GM:これらは全て使い捨てかつ、ゲットした時点で即使用されます。
GM:マップ上のアイコンにまとめてあるので読んでね。
アメリア・シュミット:使用回数回復ある!すごい!
竜胆ジョウカ:ありがと~♡
竜胆ジョウカ:いったん星名に片っ端から吐いて、必要になり次第使用回数補充と侵蝕回復に使うのがよさそう
GM:ショップで買い物できるタイミングはこちらで指定したタイミングのみ。大体は今みたいなシーン終わりですね
黒田コノカ:すげ~~~~!
エズミ・バーガンディ:ひとまず星名に全ツッパした方が良さそうですね
黒田コノカ:金持ちの買い物ってやつを見せてやってくださいよ先生がた
竜胆ジョウカ:免罪王に+4、金剛王に+2で6点かな 使います
GM:了解! 残り41ポイント!
GM:ショップアイコンに現在ポイントも書いておこう
GM:では、NPCカード全解放!
金剛王

☆4 1シナリオ3回まで使用できる。竜胆ジョウカ以外のキャラクター一人を選択する。このシナリオ中、そのキャラクターの攻撃による攻撃力を+9する。
☆5 1ラウンドに1回使用できる。キャラクター一人への攻撃に対してカバーリングを行ったものとして処理する。

免罪王

☆2 ☆1の効果による攻撃力の上昇を+6にする。
☆3 1ラウンドに1回使用できる。ダメージ算出時、攻撃対象のうち一人へのダメージを+10d10する。この効果は1シナリオ1回まで使用できる。
☆4 ☆3の効果を1シナリオ2回まで使用できるようにする。
☆5 ☆3の効果を1シナリオ3回まで使用できるようにする。

GM:これ以上ショップでの買い物はなさそう
GM:シーンカット
GM:ロイス・購入タブでロイス取得と購入が可能です

黒田コノカ:ロイスは竜胆さんに取っておくか  危険○/嫌悪
黒田コノカ:購入はまた照準器狙っておきます
黒田コノカ:2dx+1>=15
DoubleCross : (2DX10+1>=15) → 9[5,9]+1 → 10 → 失敗

エズミ・バーガンディ:ロイスは保留で 購入はUGNボディアーマー(難易度12)を買いに行きます
黒田コノカ:ダメ~。以上
エズミ・バーガンディ:(2+0)dx+5>=12 【調達】
DoubleCross : (2DX10+5>=12) → 7[6,7]+5 → 12 → 成功

エズミ・バーガンディ:成功! 装備します
アメリア・シュミット:アメスクを……!
竜胆ジョウカ:ロイス保留 俺もアーマーの購入狙うか……
竜胆ジョウカ:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 7[1,4,7]+1 → 8

竜胆ジョウカ:やめとくか
アメリア・シュミット:ボディアーマー狙ってみましょう
アメリア・シュミット:4dx+1>=12
DoubleCross : (4DX10+1>=12) → 9[1,2,9,9]+1 → 10 → 失敗


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ミドル3

GM:シーンプレイヤー:アメリア・シュミット
GM:全員登場可能です。準備できた人から登場侵蝕をお願いします。
黒田コノカ:黒田コノカの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(59 → 68)
黒田コノカ:ぎぇぇぇぇぇ
エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディの侵蝕率を1D10(→ 1)増加(49 → 50)
エズミ・バーガンディ:れいせいちんちゃく
竜胆ジョウカ:53+1d10
DoubleCross : (53+1D10) → 53+1[1] → 54

アメリア・シュミット:44+1d10
DoubleCross : (44+1D10) → 44+2[2] → 46


GM:情報収集シーンです。情報項目を出します。
・“金剛王”フローレンス・アシュモールについて〈情報:ノヴァリス〉7
・カタリナ・アシュモールについて〈情報:ノヴァリス〉8
・“免罪王”キャロル・ホプキンスについて〈情報:ノヴァリス〉7
・レジサイダーについて〈情報:FH〉10
黒田コノカ:ふ~む。他の方が良ければせっかくなので免罪王行こうかな
エズミ・バーガンディ:ここはカタリナくんを追いかけに行きたいですね
竜胆ジョウカ:どぞどぞ
アメリア・シュミット:ではレジサイダーを!
黒田コノカ:友人使ってダイス+2。ノヴァリスで判定しまス
黒田コノカ:4dx>=7
DoubleCross : (4DX10>=7) → 10[3,6,9,10]+6[6] → 16 → 成功

エズミ・バーガンディ:(2+0+2)dx+1>=8 【情報:ノヴァリス】 カタリナくんについて 学園通の友人使用
DoubleCross : (4DX10+1>=8) → 10[4,7,10,10]+9[5,9]+1 → 20 → 成功

黒田コノカ:回すなぁ
アメリア・シュミット:ミーミルの覚書使用、コネの代用にして判定
エズミ・バーガンディ:彼女とは付き合いが長いからね
アメリア・シュミット:6dx+1>=10
DoubleCross : (6DX10+1>=10) → 6[3,3,4,5,5,6]+1 → 7 → 失敗

GM:アメリアさん……!
竜胆ジョウカ:なんてこった……
黒田コノカ:茶目っ気が
アメリア・シュミット:ワ……ァ……!
アメリア・シュミット:ここで躓くわけにはいかない、妖精の手使っちゃいます!
GM:財産点が……3あるようだが……
アメリア・シュミット:せっかくエフェクト回数回復あるし……
アメリア・シュミット:ということで《妖精の手》使用 侵蝕+4で50
GM:一人1エフェクトまでよ
GM:それでもいいのかい!
アメリア・シュミット:これまで結構余ってきたし……使わせてください!
GM:了解!
アメリア・シュミット:1dx+11>=10
DoubleCross : (1DX10+11>=10) → 1[1]+11 → 0 (ファンブル) → 失敗

GM:まあまあ、成功には違いない
アメリア・シュミット:成功! 妖精の手残り4回
竜胆ジョウカ:じゃあ金剛王振ります!!
竜胆ジョウカ:要人への貸しを斬り ダイス5で挑戦だ
竜胆ジョウカ:5dx
DoubleCross : (5DX10) → 10[2,4,7,10,10]+4[2,4] → 14

竜胆ジョウカ:みんなと戦えてよかった。
GM:全員成功!
GM:開示します!
【“金剛王”フローレンス・アシュモールについて】
……旧円卓の一員であり、大ノヴァリス博物館の前館長。“死蔵王”竜胆ジョウカによって失脚してからは番外第七十五位の王としてキングダム第十三旧校舎の管理業務を行っている。 降格を受けたが円卓への不満は殆ど持っていない。しかし、歴史は今を生きる人の為のものであると考えており、思想的に対立し、失脚の契機となった“死蔵王”に対しては割り切れない思いを抱いている。 モルフェウス/ノイマン。保有する王鍵名は『財禍賜わすリテパデウ(ニーベルングの指輪)』。王鍵によって生成した、触媒として最上級となる高純度のダイアモンドを用いた宝石魔術による低燃費かつ攻防一体の戦闘を得意とする。
【カタリナ・アシュモールについて】
……コードネームは“紅玉公デューク・スカーレット”。“金剛王”フローレンス・アシュモールの妹。 第二次ノヴァリス紛争時に消息不明となり、生存は絶望的とされている。『ムカト=ヒャンデル蓋し胴無し』の前契約者だが、その権能を発揮することは叶わず、王として認定されることはなかった。 かつては“金剛王”の副官であり、大ノヴァリス博物館整理保管部門長だった。ブラム=ストーカー/モルフェウス。自身の血で触媒としての親和性を高めたルビーを用いた宝石魔術で作り出した使い魔を使役していた。
【“免罪王”キャロル・ホプキンスについて】
……番外第三十一席。キングダム懲罰奉仕部部長。至上王への崇拝に近い忠誠を持つ。謙虚で誰に対しても公正な態度から一般生徒から親しまれることもあるが、罪人を笑顔で連れ回す姿に恐怖されることもある。 父が『理事会』の一員であったが、第二次ノヴァリス紛争時に他学区の人員を引き入れた為処罰対象となり、キャロル自身の手で処断した。ピュアブラックドッグ。 保有する王鍵名は『楽園刑場メム(白猿の額冠)』。空間自体を妖精界と同じ環境にする『チェンジリング現象』によって精度を高め、妖精術による雷で攻撃する。『チェンジリング現象』の副作用である精神の共感を罪人達の逃亡防止に利用している。
【レジサイダーについて】
……弑逆者レジサイダーの名の通り、『理事会』が生産した対王鍵所有者の生物兵器。 本来ならば生徒の反乱に対処する為の兵器だったが、八月革命時に理事会による大ノヴァリス博物館への侵攻が失敗したことで、暫定的な使途であった筈の地下秘匿所蔵庫の防衛機構として放置された。 遺産継承者以外からの攻撃への耐性を削ることで、遺産継承者による攻撃に一定の耐性を保有している。B4にある自動生産装置によって量産されており、連携して戦闘を行うだけの知性を持つ。また、データを入力することで特定の王鍵所有者対策に特化した個体すら生産される。
GM:そして、これは判定前に言っておくべきだったかもしれませんが
GM:情報収集でも目標値から超過した達成値がポイントに加算されます!
GM:20ポイント加算で、現在61ポイント!
竜胆ジョウカ:やっちゃ~
黒田コノカ:おお!大盤振る舞い〜!
アメリア・シュミット:これで一生遊んで暮らせるぜ~
エズミ・バーガンディ:大富豪!

個別会話【エズミ&アメリア&"免罪王"】

GM:地下二階……大博物館の地下所蔵庫の更に下にあるので正しい表現であるかはともかく、地下秘匿所蔵庫の第二階層。
GM:縦方向のみならず、本館同様に広大な面積を一塊で調査するのは効率が悪い。あなた達は二手に分かれて調査をしていた。
アメリア・シュミット:「すごい!本当にこんな空間が地下にあったなんて……」
エズミ・バーガンディ:「うわあ……まるで秘密の地下基地みたいだ」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「この深度に作られた理由も推察できますね」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「地下構造体と同じ深度だと、ここまで広い空間は確保できなかったのでしょう」
アメリア・シュミット:「地下空間にも、土地の問題はあるんですね……」
エズミ・バーガンディ:「うん。地下鉄や地下街が通る深度だとうっかりと誰かに見つかってしまう恐れがあるからね」
エズミ・バーガンディ:「それに浅い場所だと地上の監視体制に見つかってしまう恐れもある」 ちらりとアメリアさんを見る。
アメリア・シュミット:「あらあら」
アメリア・シュミット:「でもこれが理事会によって建てられたのなら、私はそれを見ることを許されなかったでしょう」
エズミ・バーガンディ:「……? キングダムの防諜を担う”鴉飼”だというのに、そういう領域があるのかい?」
アメリア・シュミット:「ふふ、私は特に、”ロードマスター”直々に……ご指導を、いただいてましたから」
エズミ・バーガンディ:「”ロードマスター”……!」 「はあ……まったく、僕にとっては雲の上の話だよ」
アメリア・シュミット:「私のほかにも、感情を読み取るのが得意な子や……声を聴き分けるのが得意な子が集められて」
アメリア・シュミット:「キングダムの監視をさせられていたんです……これが機密事項なのも、昔の話です」
エズミ・バーガンディ:「ぞっとしない話だね」
エズミ・バーガンディ:「それじゃあ、僕たちの話は全て”ロードマスター”には筒抜けだった、というわけか」
エズミ・バーガンディ:「雲の上の巨人と目が合ったような気分だ。 驚きと、不安と……ちょっとの高揚感」
アメリア・シュミット:「でも……今ここにいる私は、どう見えます……?」不安そうに尋ねる
エズミ・バーガンディ:「…………。」
エズミ・バーガンディ:「正直な事を言わせてもらうと……」
エズミ・バーガンディ:「”鴉飼”という言葉から感じる印象と全然違った」
アメリア・シュミット:「それはいい意味で……?悪い意味で……?」ドキドキ
エズミ・バーガンディ:「キングダムの”鴉飼”と言えば、天網恢恢遍く全ての物事を捉え留める偉大な魔法使いみたいなイメージがあったけど」
エズミ・バーガンディ:「その……失礼を承知で言わせてもらうと、アメリアさんはどちらかと言うと……」
アメリア・シュミット:「てんもー……かいかい……」
エズミ・バーガンディ:「塔の上から地上のみんなの様子を見て楽しんでる、お姫様のような……」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「私は親しみやすい方だと感じました!」
エズミ・バーガンディ:「うん。親しみやすいイメージを受けた」
アメリア・シュミット:「そ、そうですか~?」両手を頬に当て、車椅子でクルクル回る
エズミ・バーガンディ:(――とはいえ、塔の上に囚われたお姫様は特大の神秘の持ち主なんだけどね)
エズミ・バーガンディ:「うん、間違いない。 昔の”金剛王”みたいに……」
エズミ・バーガンディ:「…………。」
アメリア・シュミット:「……金剛王とは、親しかったんですか?」
エズミ・バーガンディ:「うん。 ”金剛王”……フローレンスくんとは身分は違うけど、気が合う友達だったんだ」
エズミ・バーガンディ:「彼女には妹さんがいて、その子が”失血魔術同好会うち”に入った時からの縁でね」
アメリア・シュミット:「妹さんが!」
アメリア・シュミット:「その子は今は……?」
エズミ・バーガンディ:「…………。」
エズミ・バーガンディ:「4年前の紛争で……」
アメリア・シュミット:「……ごめんなさい、失礼なことを聞いてしまいました」4年前、その言葉だけで、充分伝わる
エズミ・バーガンディ:「いいえ。気にする事はないよ」
エズミ・バーガンディ:「でも、少しだけ思う事はあるんだ。 もしも、彼女が今もこの場所に居たのなら……」
エズミ・バーガンディ:「フローレンスくんは今も……」
エズミ・バーガンディ:「いいや。ただの妄想だ。忘れて欲しい」
アメリア・シュミット:「……おせっかいかも、しれませんが」
アメリア・シュミット:「もし……金剛王も、エズミさんも」
アメリア・シュミット:「笑顔が取り戻せるなら、私はお手伝いしたいです」
エズミ・バーガンディ:しばらくぽかんと口を小さく開けた後
エズミ・バーガンディ:「……やっぱり、”鴉飼”さんは僕の想像を超えてくる人だね」
エズミ・バーガンディ:少しの苦笑いを浮かべながら、そう言う。

個別会話【コノカ&"死蔵王"&"金剛王"】

GM:地下二階……大博物館の地下所蔵庫の更に下にあるので正しい表現であるかはともかく、地下秘匿所蔵庫の第二階層。
GM:縦方向のみならず、本館同様に広大な面積を一塊で調査するのは効率が悪い。あなた達は二手に分かれて調査をしていた。
竜胆ジョウカ:「……これは……絵……じゃないな、なんか仕込んである扇子、の断片……?」
竜胆ジョウカ:彼女はこういう探索には不向きだ。気づいたら一個一個を見始めてしまうので、一生終わらなくなる。
竜胆ジョウカ:なんかあったらその限りではないが。とりあえず手元のメモに気になるものを片っ端から起こしている。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「『理事会』の遺産リストで見覚えのある物もありますが、そうでない物も紛れていますね」
黒田コノカ:「ふ~む?遺産に関しては明るくないのですが……このような破片でも保存する価値はあるのですなぁ」
黒田コノカ:指を丸の形にして覗き込み、適当な感想を零している。
竜胆ジョウカ:「そ、う、ですね……実のところ、この子たちから遺産を復活させる、という目的だと可能性はかなり低いです」
黒田コノカ:「ほう?」
竜胆ジョウカ:そういうのを専門にやってるのはいる、とは付け加えつつ。
竜胆ジョウカ:「しかし、全ての遺物は。たとえ断片でも、たとえ遺産でなくても、それぞれが歴史を伝える一片です」
黒田コノカ:「歴史……ハハ、なるほど」
竜胆ジョウカ:「ですので、できることなら問答無用で保存すべき……というのが個人的な感想です」
黒田コノカ:ジョウカの言葉に含み笑いと共に相槌を打つ。
竜胆ジョウカ:「たとえばこの子は、一見すると日本由来に見えますが――」めんどくさい時間。聞き流しても良い。
黒田コノカ:「ほう!となるとこちらは──」
黒田コノカ:遺産とは兵器であり、武器であるという考えを持っているので普通に興味深そうに聞いている。
黒田コノカ:が、流石に足を進めながら死蔵王へ声をかける。返事を求めつつ無理やり足を運ばせる心づもりだ。
黒田コノカ:「しかし……地下道と聞いた時は不穏な気配がしたものですが、死蔵王様にとっては棚からぼたもちですな、これは」
竜胆ジョウカ:「――ですので唐扇説を取れば……あ、はい」反射的に首肯し。
竜胆ジョウカ:「……いや……ちょ、ちょっと複雑ですね」
黒田コノカ:「おやおや、それはまた何故でしょう?キングダムの王鍵収集率は異様とはいえ、これほど大規模な発見は金剛王様が管理されていた時代を含めてもそうないのでは?」
黒田コノカ:(遺産に絡めれば口は軽くなると見たが……一応、引き際は考えておくか)
竜胆ジョウカ:「それはそうなんですけど……管理の手を入れられてないかも、って点がちょっと、やはり」
竜胆ジョウカ:「空調設備は今のところちゃんとしてますけど、繊細な管理が要るものもありますし……」
竜胆ジョウカ:「……あのキュレーターもポンコツマシンでしたし……不安で……」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「軽く見た範囲では、最低限管理は行き届いているようには見えますが――」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「この下の階層も同様に正しく管理されているか、という懸念はありますね」
黒田コノカ:「なるほど。ごもっともな心配だ」
竜胆ジョウカ:金剛王が自分のこと罠にかけるために犠牲にするんじゃないか、と怯えている部分はあるが……口には出さない。
竜胆ジョウカ:違った場合に空気がヤバすぎるからだ。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「何か?」
黒田コノカ:(おや……口に出すか)
黒田コノカ:ちらりと金剛王へ視線をやって口を閉じる。
竜胆ジョウカ:「……!! いっ、いえ……」未だに遺産を危険にさらす危険人物だと思っているのだ。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「そう……ですか。不躾な勘繰りを致しました」
黒田コノカ:「ハハ……腹芸を為さらないのは美徳ですが、いつかの繰り返しをここで起こすのは勘弁願いたいですな」
黒田コノカ:冗談めかしてクスクス笑う。
黒田コノカ:「王同士の戦いに巻き込まれては私のような木っ端はひとたまりもありませんので」
竜胆ジョウカ:「はは、流石にしませんよ」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「既に過去のことです」
竜胆ジョウカ:「するんだったら外引っ張り出してから……すみません失言でした」
黒田コノカ:「訂正すれば帳消しになるわけではありませんが……」じと、と半目で見やる
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……死蔵王様の収蔵品への愛は頭が下がりますね」
黒田コノカ:「そういえば。これは個人的な興味なのですが」
黒田コノカ:空気を変えるべく、話題の舵を切る。
黒田コノカ:「金剛王様のお使いになられていたあの馬車……あれも元は大ノヴァリス博物館に収められていたものなのでしょうか?」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「いえ、あれは私の術式で作り出した物です」
黒田コノカ:「ほう!」
竜胆ジョウカ:「財禍賜わすリテパデウ、の活用でしたね」人名よりスラスラ言える。
黒田コノカ:そっちは覚えてんのかよ……という目で死蔵王を見るが、すぐに逸らす
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「はい。リテパデウは、これと定めた勇士に試練と財宝を与える古代ノヴァリスの神格です」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「ムカト=ヒャンデルと比べると記述は多く残っていますね」
竜胆ジョウカ:「羨ましい限りです……」嘆息
“金剛王”フローレンス・アシュモール:右の中指に填めた指輪を見せる。
竜胆ジョウカ:「……古代ノヴァリスに纏わる記述の出土が少ないだけ、だと信じたいです……」
黒田コノカ:「ふ~む……強力な力を与える、といっても文献があるとなると、やはりこれも歴史的価値の高いモノというワケですなぁ」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「『財禍賜わすリテパデウ』は、高純度のダイヤモンドを精製します。私の術式とは相性がいいんです」
黒田コノカ:「……出過ぎた言である事は重々承知の上でお聞きしたいのですが」
竜胆ジョウカ:「なんでしょう」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「お答えできることであれば」
黒田コノカ:「王鍵あっての"王"、これは大前提としても。保存を目的とする大博物館と、各王に王鍵を与えるキングダムの制度は些か噛み合わせが悪いようにも見えます」
黒田コノカ:「王としての活動中に王鍵が破損、紛失する事も当然あるでしょう」
黒田コノカ:「お二人は、これに不満を持たれたり……なさらないのでしょうか?」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「確かに思い切った質問ですね」微笑みながら
竜胆ジョウカ:「う、うーん………………」答えられます?これ
黒田コノカ:「ハハ、お二人の人柄の良さにあてられてしまいましたかな」
竜胆ジョウカ:「……沈黙は金ともいいますので……」実質答え。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「そのような粗相をする者はそも王に相応しくない……というのが模範的な答えでしょうか」
黒田コノカ:(──"鵜飼"が近くに居るのは面倒だな。いや……円卓に着く王として最低限の自制はあるとみるべきか)
黒田コノカ:「……なるほど!王の証たる王鍵を守り抜けない者は王に相応しくない。確かに、仰る通りですなぁ」
黒田コノカ:薄っぺらい笑みを張り付けて相槌を打つ。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「ですが、そうですね。王鍵自身が持つに相応しい者を選別している以上」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「それに異を唱えるのも、正しい姿勢かどうか、考えてもいいのかもしれませんね」
竜胆ジョウカ:「……じゃああんなにボコボコにされといてなんで王やってんですかね……」口の中だけで呟きつつ、再び物色し始める。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……」笑顔が少し引き攣る。
竜胆ジョウカ:「……!?!? えっこれ古代ノヴァリス文字……あっ読んだことない奴だ!!」気づいてない。
竜胆ジョウカ:「えっ、えー……ちょっと見て行ってもいいですか!?」
黒田コノカ:「……人の口に立てる戸でも収められてませんかなぁ」
黒田コノカ:ウキウキのジョウカの言葉に手を振りつつ、小さくため息を吐いた。

GM:シーンカット
GM:ロイス・購入タブでロイス取得と購入判定、ポイントの使用が可能です。
竜胆ジョウカ:軍服の人(コノカさん) 〇敬意/隔意 知識欲いっぱいで……偉いです!
アメリア・シュミット:エズミさんへのロイスを 〇尽力/脅威 に変更します!
エズミ・バーガンディ:ロイスはアメリア・シュミットさんに 〇親近感/隔意 で取得します 話してみたら結構親しみ深い人でした!
竜胆ジョウカ:3dx+1 ボディアーマー・チャレンジ
DoubleCross : (3DX10+1) → 10[6,9,10]+3[3]+1 → 14

竜胆ジョウカ:買えた!付けて以上
エズミ・バーガンディ:購入は高性能治療キットを
エズミ・バーガンディ:(2+0)dx+5>=9 【調達】
DoubleCross : (2DX10+5>=9) → 9[2,9]+5 → 14 → 成功

エズミ・バーガンディ:購入成功です
黒田コノカ:ボデマでも買いますか~
黒田コノカ:2dx+1>=12
DoubleCross : (2DX10+1>=12) → 8[5,8]+1 → 9 → 失敗

アメリア・シュミット:UGNボディアーマー(アメスク)でも買うか~
アメリア・シュミット:4dx+1>=12
DoubleCross : (4DX10+1>=12) → 9[1,5,6,9]+1 → 10 → 失敗

黒田コノカ:ん~。使い所ないかもだし3点財産消費して買います
黒田コノカ:装備装備
黒田コノカ:あとすみません!10ポイント頂いて芸術を鑑賞します。侵蝕下げるぜ~
GM:5点下げてね! ポイントは残り51!
黒田コノカ:あ~ダンサー・イン・ザ・ダーク面白かった~
黒田コノカ:侵蝕65
アメリア・シュミット:それ下がるやつ……?
竜胆ジョウカ:好みがわかりやすい

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ミドル4「王よ、枯れ落ちろ」

GM:シーンプレイヤー:黒田コノカ
GM:ミドル戦闘があります。全員登場可能。
GM:登場侵蝕をお願いします。
黒田コノカ:黒田コノカの侵蝕率を1D10(→ 2)増加(68 → 70)
黒田コノカ:よしよし。
竜胆ジョウカ:54+1d10
DoubleCross : (54+1D10) → 54+6[6] → 60

エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(50 → 60)
アメリア・シュミット:50+1d10
DoubleCross : (50+1D10) → 50+8[8] → 58


GM:フロアを一通り見て回ったあなた達は再び合流した。
GM:学術的な意味では収穫があったと言えるが、この地下空間そのものについてはあまり情報は得られなかった。
GM:これ以上は進むしかないだろう。
竜胆ジョウカ:「……」無言だが目に見えてホクホクしている。
エズミ・バーガンディ:(何かあったのかな……?) 目に見えて機嫌の良い死蔵王と、引き攣った表情の金剛王を見ながら。
アメリア・シュミット:「たくさん鑑賞できたようですね~」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「こちらは、下の階層に向かう階段を見付けました!」
黒田コノカ:「おお、流石はキャロル様」
黒田コノカ:若干疲弊した表情。世辞にも元気がない。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……向かうとしましょうか」
アメリア・シュミット:(死蔵王と一緒に……はしゃいでしまったのでしょうか……?)
アメリア・シュミット:疲れた様子の2人を見ながら
“金剛王”フローレンス・アシュモール:一息、平静を意識するように呼吸を置いてから進言する。
竜胆ジョウカ:「ですね……! 一刻も早く内部の安全を確認して、保存班を入れましょう」
エズミ・バーガンディ:「ここまでは順調に事が進んだけれども、この先に何が待つかは未知数だ」
エズミ・バーガンディ:「特に、この先の階には危険な兵器がうろついているみたいだし」
エズミ・バーガンディ:「気を付けていかないとね」
黒田コノカ:「………ですなぁ」
黒田コノカ:流石に表情を引き締め、腰のピストルに手を添える。
GM:あなた達が下階層への階段に向かっていると、ひたひたと足音が聞こえてくる。
GM:それも、一人や二人分ではない。統制の取れた集団の足音。
GM:それだけではない。
???:「……よ。……別せよ。……王に……」
GM:重なった幾つもの声。
GM:その声の主は――
レジサイダー:不吉な影そのものとでも呼ぶべき人型。
maika
レジサイダー:「王に試練を。選別せよ」
レジサイダー:「偽りの王に死を。選別せよ」
レジサイダー:「正しき王を選別せよ」
レジサイダー:「王に試練を。選別せよ。偽りの王に死を。選別せよ。正しき王を選別せよ」
竜胆ジョウカ:「……そういう感じか……」
アメリア・シュミット:「あれが……対王鍵兵器」
黒田コノカ:(なんだあれは……社会人、には見えないな。人型ではあるが……急所まで人体と同じとは限らない)
エズミ・バーガンディ:「亡霊……? 呪い……? いや」
竜胆ジョウカ:「本格的にめんどくさい奴ですね。てっきり粗製乱造ジャーム兵器の類かと思ってたんですが」
アメリア・シュミット:「”レジサイダー”!!!」
黒田コノカ:「……あれが?」
エズミ・バーガンディ:「あれが”レジサイダー”……!」
アメリア・シュミット:「遺産への対策に特化した生物兵器というデータが残されていました……危険です!」
黒田コノカ:「まさしく王殺しというわけですか……面倒な」
レジサイダー:「王に試練を。選別せよ。偽りの王に死を。選別せよ。正しき王を選別せよ」
レジサイダー:弑逆の影が、群れとなって襲い来る。

GM:ミドル戦闘です。
GM:今回のミドル戦闘は少々特殊な進行をしていきます。
GM:みなさんの現在地はB2。レジサイダーの自動生産装置はB4にあります。
GM:B2、B3、B4の三階層を移動して、自動生産装置に辿り着き、破壊する必要があります。
GM:階層を移動するにはそのフロアのレジサイダーを全滅させる必要があります。
GM:別の階層には視界が通りません。
GM:ラウンド進行は通常通り行いますが、階層を移動した時点でラウンドにかかわらずレジサイダーのセットアップを挟みます。
GM:何か質問はありますか?
GM:あ、そうだ。階層移動時にショップでポイントを使用することができます。
エズミ・バーガンディ:階層の移動にメジャー/マイナーアクションは必要になりますか?
GM:必要ありません。その階層のレジサイダーを全滅させた時点で次の階層に移動します。
エズミ・バーガンディ:ありがとうございます。了解です
竜胆ジョウカ:なるほど 理解しました
黒田コノカ:把握!
アメリア・シュミット:つまりよォ~レジサイダーを全部ぶっ倒せばいいんだなァ~?
GM:よさそうなので、まずB2のエンゲージを出します
           レジサイダーA-R18(対苦痛王個体)[9]
                    │5m
       レジサイダーA-R19(対狙撃王個体)[9]、レジサイダーB[9]
                    │5m
                   レジサイダーA-R22(対情王個体)[9]、レジサイダー支援型[9]
                    │5m
       レジサイダーA[9]、レジサイダーA-R11(対法王個体)[9]     
                    │5m
  竜胆ジョウカ[7]、エズミ・バーガンディ[12]、アメリア・シュミット[11]、黒田コノカ[10]
竜胆ジョウカ:多ない?
GM:セットアップ!
竜胆ジョウカ:手持ちの札は……ない!
GM:一応セットアップも行動値順に処理していきます
アメリア・シュミット:ないです!
エズミ・バーガンディ:温存するのでセットアップはなしで
黒田コノカ:【ロード・オブ・バルバロッサ】《活性の霧+鮮血の奏者+アクセル》単体に攻撃力+30、行動値+6。侵蝕8
黒田コノカ:これをジョウカさん対象に使います
レジサイダー支援型:《原初の黄:クロックフィールド》範囲(選択)の行動値+5
黒田コノカ:うげっ
黒田コノカ:黒田コノカの侵蝕率を8増加(65 → 73)
レジサイダー支援型:行動値14になります
レジサイダーA-R22:こいつも行動値14になります
アメリア・シュミット:ウワ~~~ッ
エズミ・バーガンディ:げっ! とはいえ範囲が分けられてるのは救い……
レジサイダーA-R11:《原初の黄:加速装置》行動値+20
レジサイダーA-R11:行動値29になります。
黒田コノカ:あ~~~~やばいやばい
竜胆ジョウカ:馬鹿どもが……とはいえありがたくいただきますか 行動値7+6=13、攻撃力+30
竜胆ジョウカ:ムキムキジョウカ~
GM:では、イニシアチブ進行していきます
GM:行動値29、A-R11の手番
レジサイダーA-R11:《飢えし影》《張り子の戦道具》 8dx+2 攻撃力12 ダメージを与えたらエフェクト作成武器、防具を破壊し、素手のデータを元に戻す。
レジサイダーA-R11:対象は死蔵王!
竜胆ジョウカ:妨害無し!判定来いっ
レジサイダーA-R11:8dx+2
DoubleCross : (8DX10+2) → 9[1,2,4,5,5,7,9,9]+2 → 11

竜胆ジョウカ:ガード!
レジサイダーA-R11:2d10+12
DoubleCross : (2D10+12) → 11[4,7]+12 → 23

竜胆ジョウカ:装甲値……8!引いて15点ダメージ!
竜胆ジョウカ:耐えます。HP残り12!
GM:では、セットアップから演出!

黒田コノカ:「ふむ……数が多いですな。恐縮ですが露払いが可能な方は?」
黒田コノカ:レジサイダー達を見渡しつつ、顎に手を添える。
竜胆ジョウカ:「あ、対多数は得意です」挙手
黒田コノカ:「では。死蔵王様のお手を借りるとしましょうか」
黒田コノカ:胸元につけた勲章を取り外し、鋭利な先で掌を切り裂いた。
黒田コノカ:流れる血液から漂う甘い香りはジョウカを取り巻き、そのレネゲイドを昂らせる。
黒田コノカ:「さて、こんな所で。お手を煩わせてしまい申し訳ございませんが……その雄姿、拝見させて頂いても?」
竜胆ジョウカ:「よろこんで……と言いたいところですが」
竜胆ジョウカ:「あっちもう動いてますね。構えてください」視線はレジサイダーから離さない。
レジサイダーA-R11:「選別せよ」
レジサイダーA-R11:この場の誰の反応よりも早く影が死蔵王に伸びる。
レジサイダーA-R11:あるいは、この場で最も王としての位が高い者を見抜いたのか。
レジサイダーA-R11:影が物理的な刃となって襲いかかる。
レジサイダーA-R11:直接身に受けた時に感じてもいいかもしれない。この攻撃には、レネゲイドで作り出した武装を解除する機能がある。
レジサイダーA-R11:対“法王ロード・クロス”の特化個体だ。
竜胆ジョウカ:「わっと」服の下に仕込んだ装甲と、身のこなしで流したため、ダメージは少ない。
竜胆ジョウカ:「……とはいえ、なるほど対王鍵兵器……!! これレネゲイド解除付いてますね!」
竜胆ジョウカ:「えー……誰だったか忘れたけど、これ“白面の祈り”メタです。めんどくさいですよ」

GM:では、行動値14
レジサイダーA-R22:こいつから動きます
レジサイダーA-R22:《飢えし影》《原初の赤:振動球》 8dx+2 攻撃力24 装甲無視
レジサイダーA-R22:対象は……アメリアさん!
アメリア・シュミット:きゃあ!来なさい!
レジサイダーA-R22:8dx+2
DoubleCross : (8DX10+2) → 9[2,2,2,3,5,5,6,9]+2 → 11

アメリア・シュミット:華麗なドッジ、お見せしましょう
アメリア・シュミット:1dx+1
DoubleCross : (1DX10+1) → 8[8]+1 → 9

アメリア・シュミット:くうっ
レジサイダーA-R22:ではダメージ!
レジサイダーA-R22:2d10+24
DoubleCross : (2D10+24) → 9[8,1]+24 → 33

レジサイダーA-R22:装甲無視です
アメリア・シュミット:私の体力では……やられちゃう!
アメリア・シュミット:リザレクトします
アメリア・シュミット:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6

レジサイダーA-R18:では、この瞬間
レジサイダーA-R18:《原初の紫:クリメイト》戦闘不能から回復するエフェクトを使用した際、1d10+2点のダメージを与える。
黒田コノカ:!?!?
アメリア・シュミット:HP6、侵蝕64に……えー!?
レジサイダーA-R18:1d10+2
DoubleCross : (1D10+2) → 5[5]+2 → 7

アメリア・シュミット:うわーまたやられる!
レジサイダーA-R18:苦痛王対策個体です
アメリア・シュミット:もう1回リザレクト!
アメリア・シュミット:1d10
DoubleCross : (1D10) → 9

アメリア・シュミット:侵蝕は73に……やばいですよ!
GM:では演出!

レジサイダーA-R22:傍らの影から受け取ったレネゲイドで敏捷を高め、追撃に回る。
レジサイダーA-R22:突き出される影は、先程の物よりも更に鋭い。
レジサイダーA-R22:鉄すらも貫く威力。
レジサイダーA-R22:対『情王ロード・エモート』個体だ。
レジサイダーA-R22:「偽りの王に死を」
アメリア・シュミット:当然、少女の柔肌は裂かれ、鮮血の花が咲く
アメリア・シュミット:「痛──────ッ」
アメリア・シュミット:でも、涙は流さない
アメリア・シュミット:ただ遠くから見ているだけの”鴉飼”ではないのだ
アメリア・シュミット:立ち向かう意思で傷をリザレクトさせる。だが───
レジサイダーA-R18:「選別せよ。正しき王を選別せよ」
レジサイダーA-R18:傷が、開く。
レジサイダーA-R18:オーヴァードの不死を否定し、再殺する呪い。
レジサイダーA-R18:対『苦痛王ロード・ペイン』個体だ。
アメリア・シュミット:「なんで……うぅッ!」
黒田コノカ:「──鵜飼殿?」
アメリア・シュミット:傷を手で押さえ、必死に痛みに耐える
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「リザレクトの阻害……苦痛王様を想定した能力のようですね」
黒田コノカ:「面倒な……」
黒田コノカ:アメリアから視線を切ってレジサイダーを睨みつける。

GM:引き続き行動値14
レジサイダー支援型:こいつです
レジサイダー支援型:《飢えし影》 8dx+2 攻撃力12
レジサイダー支援型:対象は~エズミさん!
エズミ・バーガンディ:ぐわーっ!
レジサイダー支援型:8dx+2
DoubleCross : (8DX10+2) → 10[1,3,4,6,7,9,10,10]+7[4,7]+2 → 19

竜胆ジョウカ:金剛王のカバー吐きます?
エズミ・バーガンディ:うーん……侵蝕率的には余裕がありそうなので
竜胆ジョウカ:ありがたいことに階層移動でリセットしてくださるそうですが
エズミ・バーガンディ:ではいただいておきます!
GM:リセットします
GM:一応ドッジできるかもよ
エズミ・バーガンディ:ドッジ!
エズミ・バーガンディ:(2+1)dx+0>=19 【回避】
DoubleCross : (3DX10>=19) → 5[2,5,5] → 5 → 失敗

エズミ・バーガンディ:当然失敗……フローレンスくん!
“金剛王”フローレンス・アシュモール:では、カバーリングします
GM:演出!

レジサイダー支援型:「王に試練を」
レジサイダー支援型:支援能力を付与された個体ではあるが、それは通常個体から発展した形であり、
レジサイダー支援型:攻撃能力を喪失したという意味ではない。
レジサイダー支援型:影の刃がエズミに迫る。
エズミ・バーガンディ:「王じゃなくてもお構いなしか……!」
エズミ・バーガンディ:影の動きが速過ぎる。防護魔術の使用が間に合わない。
エズミ・バーガンディ:やむなく、不格好にも両手を突き出すような姿勢で敵の攻撃を受けようとして……
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「――さだめよ、『財禍賜わすリテパデウ』」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:しなやかに伸ばされた指に填まる指輪から、雫のように金剛石が落ちる。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:すると、瞬きの間に金剛王の装いに変化が起きる。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:金剛石の鎧を纏い、影の刃の盾となる。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:ダイヤモンドは硬度こそ高いが靱性が低く衝撃に弱い宝石だが――
“金剛王”フローレンス・アシュモール:そのような常識は、王には適用されない。完全な無傷だ。
エズミ・バーガンディ:「フローレンスくん!?」 己と影との間を阻むように現れる金剛石の輝きを見る。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「だから言ったのです。あなたは来るべきではなかった」
エズミ・バーガンディ:「……その言い方。ちょっとだけむっとしちゃうな」
エズミ・バーガンディ:「でも……ありがとう。助かったよ」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……少し、下がっていなさい」

GM:では、行動値13に上がった死蔵王の手番!
竜胆ジョウカ:オゴゴーッ
GM:遂に来てしまった……
竜胆ジョウカ:とはいえ紅蓮の衣は使えないからね あれ至近だし……
竜胆ジョウカ:メジャーで〈サイレンの魔女〉+〈疾風迅雷〉打ちます。対象はレジサイダー全員。
GM:ぐえーっ
竜胆ジョウカ:4dx ドッジ不可!
DoubleCross : (4DX10) → 9[1,3,8,9] → 9

GM:全員強制的にガードになりますが……ダメージ前にそれぞれ行動があります
レジサイダーA-R11:《カバーディフェンス》レジサイダーAをカバーリング
レジサイダー支援型:《カバーディフェンス》レジサイダーA-R22をカバーリング
レジサイダーA-R19:《カバーディフェンス》レジサイダーBをカバーリング
レジサイダーA-R19:更に
レジサイダーA-R19:《原初の紫:歪みの領域》 射撃攻撃へのガード時、攻撃してきたキャラクターに25点ダメージ。
竜胆ジョウカ:舐めやがって
竜胆ジョウカ:1d10+21+30 とりあえずダメージ!
DoubleCross : (1D10+21+30) → 1[1]+21+30 → 52

GM:レジサイダーは全て《レネゲイドウォール》で常時ダメージを10軽減、《超越的弱点》で遺産継承者を取得していないPCからのダメージ+12します。
GM:つまり、遺産継承者以外の攻撃は+2、遺産継承者からの攻撃は-10します
竜胆ジョウカ:ずっとヤバい事書いてる
GM:まあ、カバーした奴らは二倍になって死にます。
レジサイダーA-R18:42ダメージ受けて辛うじて生きてます
竜胆ジョウカ:しかもそこそこ硬いんかい
竜胆ジョウカ:1d10 とりあえず歪みの領域で死にリザレクト
DoubleCross : (1D10) → 3

竜胆ジョウカ:侵蝕は11点上昇、71。以上です
GM:演出!

竜胆ジョウカ:「――“レジサイダーをドルグワントに、ムカト=ヒャンデルをアルドワヒシュトに照応。焔示すは真実の形”」
竜胆ジョウカ:「“義有る者を惹く聖火の天則”――《ムカト=ヒャンデル蓋し胴無し》」
竜胆ジョウカ:差し込むように詠唱は行われ。
竜胆ジョウカ:レジサイダーを狙う焔の斬撃が、彼らの背後に瞬間のうちに現れる。
竜胆ジョウカ:地上で大暴れする不良学生程度なら即十字冠、かつ周囲に被害を出さない出力。
竜胆ジョウカ:……だが。
レジサイダー:レジサイダーは、統制された連携を行う兵器だ。
レジサイダー:王への試練を貸す審判者にして、真なる王の忠実なる下僕。
レジサイダー:下僕に私は不要。ただの部品として、損害が最小に留まるよう、他の個体を庇う。
レジサイダー:結果として、全滅する筈だったそれらは、半壊にまで被害を止めた。
レジサイダー:「――選別せよ」
竜胆ジョウカ:「……まーじか」
竜胆ジョウカ:「ちょっと数の割にマジですね、この兵器……!」ちょっと焦りが見える。
黒田コノカ:「臭いモノの蓋を開けてしまいましたなぁ」
アメリア・シュミット:「死蔵王の攻撃を受けて、これだけ数が残っているなんて……」
エズミ・バーガンディ:「王様の攻撃も利きが悪いみたいだし、”何か”をしているようだ」
GM
GM:では、行動値12、エズミさん!
エズミ・バーガンディ:はい!
エズミ・バーガンディ:オートアクションで紅玉の魔術礼剣(パワーピストル相当)に装備を変更
エズミ・バーガンディ:メジャーアクション。レジサイダーAを対象に 【コンボ:『失いの伝播』】 《赫き弾》+《コンセントレイト》+《リミットブレイク》+《ブラッドロード》
GM:判定どうぞ!
エズミ・バーガンディ:(5+1)dx7+6-1+3
DoubleCross : (6DX7+8) → 10[1,2,2,2,2,10]+2[2]+8 → 20

レジサイダーA:《イベイジョン》10
レジサイダーA:命中!
エズミ・バーガンディ:3d10+19+1d10 ダメージ(装甲有効) 1点でも通ればこのシーンの間攻撃力+25します
DoubleCross : (3D10+19+1D10) → 28[10,10,8]+19+5[5] → 52

エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディの侵蝕率を11増加(60 → 71)
エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディのHPを2減少(24 → 22)
レジサイダーA:レジサイダーの特性からダメージ+2で54……落ちます!
GM:演出!
GM
エズミ・バーガンディ:「ふぅ……落ち着いて、落ち着いていこう」
エズミ・バーガンディ:金剛王が作り出してくれた隙。僅かな時間ではあるが、その間に懐から鮮やかな紅玉ルビーの短剣を取り出す。
エズミ・バーガンディ:取り出したそれを、一瞬の躊躇いもなくスムーズに己の喉へと突き立て……
エズミ・バーガンディ:「…………~~~~~~~~っ!!!!」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……」眉を顰める。
エズミ・バーガンディ:差し込んだ喉からは赤い泡がごぼごぼと零れる。声にならない悲鳴、命が失われる感覚……!
エズミ・バーガンディ:それと同時に、影の内の一体が己の陰影を失い始める……!
アメリア・シュミット:「エズミさん……!」
エズミ・バーガンディ:「ごほっ! ごほっ! 大丈夫!」 《リザレクト》によって再生される喉から声を出す。
エズミ・バーガンディ:生ある者は命を失い、命無き者は形を失い。同じく”喪失”を背負う事で小径パスの繋がりを強めるエズミの魔術。
エズミ・バーガンディ:(”これ”やるとみんな引くんだよねぇ……)
レジサイダー:一体のレジサイダーが、崩れ落ち、影に解けるように消えて行く。
レジサイダー:自律兵器として、これだけの性能を発揮させる為に、リザレクト可能な侵蝕領域にいない。
レジサイダー:失ったものを取り戻す術を持たないのだ。

GM:行動値11、アメリアさん!
アメリア・シュミット:はい!
アメリア・シュミット:メジャーアクション、《コンセントレイト:オルクス》+《アニマルアタック》+《アニマルテイマー》で攻撃します
アメリア・シュミット:対象はレジサイダーB!
アメリア・シュミット:11dx7+6
DoubleCross : (11DX7+6) → 10[2,2,3,4,5,6,7,7,7,8,8]+10[1,3,4,5,8]+5[5]+6 → 31

レジサイダーB:《イベイジョン》10
レジサイダーB:命中!
レジサイダーB:ダメージどうぞ!
アメリア・シュミット:4d10+20
DoubleCross : (4D10+20) → 28[4,8,7,9]+20 → 48

レジサイダーB:レジサイダーの特性でダメージ+2
レジサイダーB:実はHP49なのでギリギリ落ちる!
アメリア・シュミット:ほんとにギリギリ!
GM:では演出!

アメリア・シュミット:「時間をかけてはいられませんね……!」
アメリア・シュミット:攻撃用のドローンが、小銃に変形する!
アメリア・シュミット:死蔵王の攻撃で、敵の陣形が大きく崩れた今
アメリア・シュミット:速やかに各個撃破するのが正しいと判断した
アメリア・シュミット:放たれる光線が、レジサイダーを貫く
レジサイダー:対王鍵に特化したレジサイダーにとって、テクノロジーを利用した攻撃は一定以上の効果を発揮する。
レジサイダー:撃ち貫かれ、影へと還る。

GM:ちゃきちゃきいきましょう。行動値10、コノカさん!
黒田コノカ:あいあいさ!
黒田コノカ:《スキルフォーカス》単体射撃攻撃、達成値+4。侵蝕2
黒田コノカ:これにフォールンピストルのC値+1効果を付けて、A-R18を攻撃。残り2回
GM:イベイジョン10なので……フォールンピストルの効果は意味がないぞ!
黒田コノカ:あ、そっかそっか。取り下げても良いですか?
GM:いいですよ!
GM:僕は優しいGMなので10以上なら10にする効果にしますが今回は元々10!
黒田コノカ:慈悲に感謝!取り下げて判定行きます
黒田コノカ:4dx+10
DoubleCross : (4DX10+10) → 9[2,6,8,9]+10 → 19

黒田コノカ:まわらんかったか~。そのままダメージ行きますね
レジサイダーA-R18:《イベイジョン》10なので命中!
レジサイダーA-R18:ダメージどうぞ!
黒田コノカ:2d10+8
DoubleCross : (2D10+8) → 9[3,6]+8 → 17

黒田コノカ:大丈夫か~??
レジサイダーA-R18:残りHP7! 落ちます!
黒田コノカ:よしゃよしゃ。侵蝕73→75
GM:演出!

黒田コノカ:(さて……メンバーの動きも粗方見れたな)
黒田コノカ:腰のホルダーからフリントロック式のピストルを取り出し、手の中で回転させつつ思案する。
黒田コノカ:(支援能力持ちは既に落ちた。なら……他が遅れを取る事もあるまい)
黒田コノカ:回転させたピストルを素早く構え、無造作に射撃する。その狙いは被弾し明らかに弱っていたA-R18。
黒田コノカ:派手な発砲音と火薬の匂いを纏って射出された鉛玉が対象の頭蓋を貫いて壁に突き刺さる。
レジサイダーA-R18:遺産の攻撃に耐性があるとはいえ、死蔵王の攻撃を受けて無傷でいられる道理はない。
レジサイダーA-R18:弱った個体は狩られるのが世の常。
レジサイダーA-R18:貫かれた頭蓋の穴から、影となって溶けて消える。
黒田コノカ:「う~ん、僥倖僥倖。強者の後ろに控えていると気が楽で良いですなぁ」
黒田コノカ:硝煙を漂わせるピストルをくるりと回転させ、ホルスターへ収めた。

GM:クリンナップ
レジサイダーA-R22:行動値が9に戻ります
GM:あっ、あとアメリアさんは侵蝕を上げてください
アメリア・シュミット:そうでした!侵蝕+8で81です
GM:ヨシ!
GM:2ラウンド目
GM:セットアップ
竜胆ジョウカ:なし!
エズミ・バーガンディ:セットアップなしです!
黒田コノカ:なし~。免罪王様のやつはいっときます?
エズミ・バーガンディ:あ~、いっておきましょう!
“免罪王”キャロル・ホプキンス:はい!
“免罪王”キャロル・ホプキンス:では攻撃力+6を受け取りたい人は暴走してください!
エズミ・バーガンディ:暴走して攻撃力+6します!
アメリア・シュミット:私は無し
竜胆ジョウカ:念のためもらっとくか
黒田コノカ:ん~、ガードする武器もないしもらっておこうかな
GM:ではそんな感じで、行動値12、エズミさん!
エズミ・バーガンディ:では、マイナーなしで
エズミ・バーガンディ:メジャー 生き残りのレジサイダーを対象に【コンボ:『失いの伝播』】 《赫き弾》+《コンセントレイト》
エズミ・バーガンディ:(5+1)dx7+6-1+3
DoubleCross : (6DX7+8) → 10[1,3,3,4,4,9]+10[8]+10[9]+10[8]+6[6]+8 → 54

エズミ・バーガンディ:跳ねた
レジサイダーA-R22:《イベイジョン》10なので命中!
エズミ・バーガンディ:6d10+19+1d10+25+6 ダメージ(装甲有効)
DoubleCross : (6D10+19+1D10+25+6) → 51[9,8,8,7,9,10]+19+9[9]+25+6 → 110

エズミ・バーガンディ:???
竜胆ジョウカ:ヤバすぎ!!
レジサイダーA-R22:やばすぎ
レジサイダーA-R22:死ぬ!
エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディの侵蝕率を4増加(71 → 75)
エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディのHPを2減少(22 → 20)
アメリア・シュミット:粉々に!
GM:この階層のレジサイダーは全滅しました。
黒田コノカ:怪物め……
竜胆ジョウカ:ハアハア
GM:次の階層に向かうことになりますが
GM:このままラウンドを継続して次の階層に向かってもいいですし、行動を消費して次のラウンドにしてから向かってもいいです
竜胆ジョウカ:個人的には行動放棄したいですね……エズミさんの火力を開幕使いたい
エズミ・バーガンディ:いったんラウンドを終わらせるで良いかと思ってます
アメリア・シュミット:そうしましょう
GM:その場合暴走した人は行動権残っていれば暴走解除もできますよ
竜胆ジョウカ:なるほどね じゃあ暴走解除しときます
黒田コノカ:解除解除~
GM:演出!

“免罪王”キャロル・ホプキンス:「ふむ……どうやら王鍵による攻撃は効きにくいようですが」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「王鍵による支援ならば如何でしょう?」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:腰帯から古びたロープを取り出し、眼前に掲げる。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「赦し給え、『楽園刑場メム』」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:縄状の遺産、『楽園刑場メム』が手からすり抜けるように動き、免罪王の首に巻き付く。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:そのまま、絞首刑のように、免罪王の体を勢いよく持ち上げる。がくり、と免罪王の体が痙攣する。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:臨死体験を代償に、空間を妖精界に近い環境に書き換える『チェンジリング現象』を発生させる王鍵。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「――さあ……エズミさん……魔術の効率が上がっている筈です……」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:喉と頸動脈を締められ、絞るような声で指図する。
エズミ・バーガンディ:(己の命を天秤に乗せての王鍵執行――――!?)
エズミ・バーガンディ:己の内からふつふつと湧き出す火花の様な力の感覚を覚える。
エズミ・バーガンディ:(同じ類の術式なのに出力が段違いだ……! これが”王”の持つ力……。)
エズミ・バーガンディ:「……ありがとうございます。”免罪王”」 そう言いながら、握った短剣で己の腕を再び斬り裂く。
エズミ・バーガンディ:ぽたぽたと流れ落ちる血液の雫。 それが一滴地面に染み込む毎にレジサイダーの姿が水に溶けた絵の具のように形を失っていった。
レジサイダー:瞬く間に床の影と同化して消え去る。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……ひとまずは倒しましたが」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「自動生産装置があるという話でしたね? それを停止、ないし破壊しない限り襲われ続けると考えた方がいいでしょう」
黒田コノカ:「一体何をくべればこんなものを量産できるんだか……ハハ」
竜胆ジョウカ:「それなりに守ってはいたんでしょうが、今となっては邪魔ですね」
竜胆ジョウカ:「さくっとバラしに行きますか」
アメリア・シュミット:「生産装置は……地下4階にあるようです」
アメリア・シュミット:「3階と4階での戦闘は、避けられないでしょうね……」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「厄介な相手でした。警戒して行きましょう!」『楽園刑場メム』を首元から外しながら。
エズミ・バーガンディ:「王に対する”呪い”……いや”試練”かな」
エズミ・バーガンディ:「こんなモノを自動生産する設備なんて、一体どれだけの技術と資産を費やせば作れるものか」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「ですが、恐らく死蔵王の対策個体はいないのは不幸中の幸いと言ったところでしょうか!」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「一見したところ、八月革命以前の王の対策しかされていません」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「『理事会』が作った兵器なのでそこは当然といえば当然ですが!」
竜胆ジョウカ:「ですね。私の継承は革命中……ギリ後ですっけ。とにかくそのくらいなので」
エズミ・バーガンディ:「そうか! 理事会時代には……!」
エズミ・バーガンディ:──ムカト=ヒャンデルはカタリナくんの物だった。 その言葉を言おうとして、言えず、呑み込む。
エズミ・バーガンディ:「……うん。そうだね。」 代わりに出たのはそんな言葉。
竜胆ジョウカ:「でも効きにくくはありました、ので……ご協力、ください」
竜胆ジョウカ:「行きますか」そう言って進んでいってしまう。
アメリア・シュミット:「成程……なら金剛王と免罪王には、対応する個体がいる可能背うが……」
アメリア・シュミット:「ああっお待ちを~」死蔵王を追いかけていく
エズミ・バーガンディ:「休憩もなしか!」 慌てて後を追う。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「時間を置けば生産装置から増援が増えていくだけよ。疲れたのなら、あなたは休んでいても構わないのよ」
エズミ・バーガンディ:「……足手まといにはならないようにはする」
エズミ・バーガンディ:「だから、置いて行くだなんて言わせないよ」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「一刻も早く行きましょう! さあ! コノカさんも! ほらほら!」
黒田コノカ:「ん~……そうですな」
黒田コノカ:(破壊するにはあまりに惜しい性能……いや、今はいいか)
黒田コノカ:脳裏を過った思考をシャットダウンし、免罪王の言葉に頷いて後を追った。

GM:階層移動時のショップタイム!
GM:開店開店~
竜胆ジョウカ:築地は2時からやってるぜ!
エズミ・バーガンディ:ショッピングのお時間だ~~~~ッ!
GM:使い忘れていたNPCカードの使用もしましょう
GM:一応言っておくとショップタイムだけど、購入判定にはポイントを消費して購入権を買ってもらうぜ
竜胆ジョウカ:まず金剛王の★3を使うぜ!俺以外に
“金剛王”フローレンス・アシュモール:みなさんの攻撃力に+9します。
黒田コノカ:やった~!
“金剛王”フローレンス・アシュモール:死蔵王様には私程度の支援は必要ありませんよね?(ニッコリ)
竜胆ジョウカ:怒らせちゃったよ~
竜胆ジョウカ:回数回復します?
GM:残りポイントは51ポイントです
GM:おすすめは購入判定を51回増やすこと!
GM:51回も買い物ができるぞ!
竜胆ジョウカ:めちゃくちゃ言うとる
エズミ・バーガンディ:今のところ、そんなに欲しい物はないのでこちらは購入判定なくても良さそうです
竜胆ジョウカ:自分もいいかなって感じです
エズミ・バーガンディ:ポイント温存でこのまま次階層へGOですかね
アメリア・シュミット:いえ、ここは秘匿技術体験をさせてもらえないでしょうか!
竜胆ジョウカ:どぞっ
GM:5ポイント使っての回数回復……5回も購入機会を失うというのか……!
アメリア・シュミット:5回の買い物で倒せる敵はいないが、1階の攻撃で倒せる敵はいます!
アメリア・シュミット:5ポイント消費!アニマルアタックの回数を回復します!
GM:ふふ……その選択を後悔しなければいいがな……
GM:残り46ポイント!
GM:では、次の階層に参りましょう

GM:B3
GM:まずはエンゲージを発表しましょう
        レジサイダーA-R15(対厩司王個体)[9]、レジサイダーA-R19B(対狙撃王個体)[9]
                                                    │5m
                レジサイダーA-R31D(対免罪王個体)[9]
                         │5m
            レジサイダーQ[9]、レジサイダーA-R11B(対法王個体)[9]
                         │5m
                レジサイダーA-R31C(対免罪王個体)[9]
                         │5m
   レジサイダーL[9]、レジサイダーM[9]、レジサイダーN[9]、レジサイダーO[9]、レジサイダーP[9]
                         │5m
   レジサイダーA-R18B(対苦痛王個体)[9]、レジサイダーA-R22B(対情王個体)[9]、レジサイダーK[9]
                         │5m
      レジサイダーA-R31B(対免罪王個体)[9]、レジサイダーI[9]、レジサイダーJ[9]
                         │5m
レジサイダーC[9]、レジサイダーD[9]、レジサイダーE[9]、レジサイダーF[9]、レジサイダーG[9]、レジサイダーH[9]
                         │5m
      竜胆ジョウカ[7]、エズミ・バーガンディ[12]、アメリア・シュミット[11]、黒田コノカ[10]
黒田コノカ:???
竜胆ジョウカ:多いって!!
エズミ・バーガンディ:ヤバすぎ……!
アメリア・シュミット:なっ なんだあっ
アメリア・シュミット:間違えちゃったとかではなく……!?
GM:これで合ってます
GM:何もなければ戦闘に入りますが……?
竜胆ジョウカ:まあ……入るか……
竜胆ジョウカ:もう1個下はさらに倍いるかもだし……
アメリア・シュミット:4階の方が更に厳しそうな感じはある
GM:ぶっちゃけここが一番やばいよ
竜胆ジョウカ:あら
エズミ・バーガンディ:金剛王に頑張って貰っちゃいます?
竜胆ジョウカ:そういうことなら頼みます?
黒田コノカ:GMが言うならやっちゃえ~
竜胆ジョウカ:最悪もう1個下がこんくらいやばくても、サイレンの力で破壊するので安心してね
エズミ・バーガンディ:助けて!”金剛王”!
“金剛王”フローレンス・アシュモール:では、全ての敵を戦闘不能にします。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:代わりに、私のNPCカードはもう使用できません。
竜胆ジョウカ:卍最強卍
“金剛王”フローレンス・アシュモール:ここは私に任せて先に進んでください。
黒田コノカ:平野にはもう何もない……金剛王万歳!
アメリア・シュミット:ありがとう……ありがとう……
竜胆ジョウカ:演出あるならお願いします 本当に好きなだけどうぞ 感謝してもしきれん
GM:既に効果を使用して、永続的に発揮する☆4はそのまま継続します
GM:という訳で演出!

GM:地下三階層に足を踏み入れたあなた達は
レジサイダー:フロアを埋め尽くすようなレジサイダーの群れを目の当たりにする。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「のぉわっ! 多いです! 多すぎませんか!?」
黒田コノカ:「これは…………………ハハ」
エズミ・バーガンディ:「なんだよ……これ……」
竜胆ジョウカ:「……ふむ」
黒田コノカ:開きかけた口を閉じ、乾いた笑いを零す。額には僅かに汗が滲んでいた。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「ある意味では、この階層の防御が硬いのは当然かもしれませんね」
竜胆ジョウカ:「とりあえず『楽園刑場メム』でいっぺんサクッと吊ってもらって……いや」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「要である生産装置のある階層に踏み入れさせた時点で防衛の観点で言えば敗北ですから」
エズミ・バーガンディ:一体一体潰していては日が暮れるような……いや、奥から際限なく湧いてくると考えればそれこそキリが無いか。
竜胆ジョウカ:「それでも悠長が勝ちますかね。なんか隠し札切ります?」
アメリア・シュミット:「あるのですか死蔵王……?」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「わ、私あんまり対多人数戦は得意じゃありませんよ!」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「『楽園刑場メム』はむしろ支援型の遺産ですし……」
竜胆ジョウカ:「気分は乗りませんが“覇鍵開錠”いちまいは……侵蝕が乗り切ってないので最高火力ではないですが」
黒田コノカ:「最終階層の事を考えるとそれは避けたいですなぁ」
エズミ・バーガンディ:「『切り札』……」 その言葉を聞いて、”金剛王”の方にちらりと視線を送る。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……隠し札という程ではありませんが、私が対応しましょう」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:『財禍賜わすリテパデウ』から金剛石が落ちる。次の瞬間。階段前までのトンネルが形成される。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「みなさんはここから次の階層へお進みください」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「追撃は私が阻みます」
アメリア・シュミット:「すごい……これならすぐに……」
アメリア・シュミット:「待ってください金剛王、それではあなたは……!」
竜胆ジョウカ:「おや、助かります。周りのものはくれぐれも壊さないように頼みますね」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「この程度の数ならば、『八月革命』の際の『理事会』の侵攻に比べれば大したことはありません」
エズミ・バーガンディ:「”リテパデウ”があるとはいえ、あれだけの数の敵を相手にするのは無茶だよ! それなら僕もこの場に残って……」
竜胆ジョウカ:「やめといた方がいいですよ、えー……茶髪の方」エズミさんに。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:金剛王は、『八月革命』の際防衛の為に大博物館の収蔵品を持ち出したが、それは己の身を守る為ではない。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:自分以外の人命を守る為だ。
エズミ・バーガンディ:「え……?」 ”茶髪の方”という言葉に反応し
“金剛王”フローレンス・アシュモール:『八月革命』において、金剛王の負傷は死蔵王による攻撃以外には、一切存在しない。
竜胆ジョウカ:「個人的な意見ですが、王ってのは思想が強すぎる奴が押し込まれる仕事です」
竜胆ジョウカ:「傍若無人で独断専行。かつ組織には有能な奴の行きつくところ」
竜胆ジョウカ:「知り合いだか何だか知りませんが、あれもその類いですよ。止めるって決めたら一生覆さない」
竜胆ジョウカ:「残ろうとしたら早いうちに十字冠起動させるでしょ。でしたら先行きましょう」
アメリア・シュミット:「死蔵王……あなたという人は、もう!」
エズミ・バーガンディ:「くっ……」 わかる……わかってしまう。 友人とはいえ彼女は”王”の一人であり、その性質は……
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「エズミ。私の助けになりたいのなら、先に行きなさい」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「自動生産装置の方はあなた達に任せます」
エズミ・バーガンディ:(ええい! だから王様ってのは嫌いなんだ!)
エズミ・バーガンディ:(みんな、みんな、自分勝手に突っ走っちゃって!)
エズミ・バーガンディ:「ああ……もう! わかってるよ! 君が金剛石みたいに言い出したら聞かない性格だって事はね!」
エズミ・バーガンディ:「でも僕からも一つだけ、我儘を言わせて欲しい」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「聞きましょう」
エズミ・バーガンディ:「フローレンスくん、君は……どこにもいなくなったりしないでおくれ」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……当然です。無礼ですよ。これでも、私も一介の王なのですから」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「あなたの心配は杞憂です」
エズミ・バーガンディ:「はは……そうだったね」
エズミ・バーガンディ:背後に”金剛王”の姿を見送りながら、下の階層に進む階段に足をかける。
エズミ・バーガンディ:「王様に比べたら、ちょっとした、些細な願いだ……頼むよ。”金剛王”」
エズミ・バーガンディ:その言葉を最後に、下層へと進んでいく。
アメリア・シュミット:「この地下所蔵庫の真実……必ず、解き明かしてきますからね!」
アメリア・シュミット:下層への階段を下っていく
竜胆ジョウカ:「追いつけるなら追いついてくださいねー」あんま心配してない声色。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「ご健闘、お祈りしてます! では!」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:全員が階下に降りたのを確認し、誰にも聞こえない声で呟く。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……ごめんなさい、エズミ」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:息を吐き、表情が王のそれに戻る。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「円卓議会番外七十五席、“金剛王”フローレンス・アシュモール」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「王の首を欲するのなら、私がお相手しましょう」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「――来なさい」

GM:B4
GM:エンゲージはこちら
        レジサイダーA-R19C(対狙撃王個体)[9]、レジサイダーR[9]、自動生産装置[8]
                          │5m
                                      レジサイダーA-R15B(対厩司王個体)[9]
                          │5m
       レジサイダーA-R31E(対免罪王個体)[9]、レジサイダーA-R11C(対法王個体)[9]
                          │5m
          レジサイダーA-R22C(対情王個体)[9]、レジサイダー支援型B[9]
                          │5m
      竜胆ジョウカ[7]、エズミ・バーガンディ[12]、アメリア・シュミット[11]、黒田コノカ[10]
竜胆ジョウカ:あっ正気の数
エズミ・バーガンディ:感覚が壊れてきた
黒田コノカ:お、生産装置あるじゃ~ん
アメリア・シュミット:あれを壊せば……!
GM:コマ作成完了!
GM:では戦闘に入りましょう
GM:セットアップ!
竜胆ジョウカ:自前なし!
黒田コノカ:【ロード・オブ・バルバロッサ】《活性の霧+鮮血の奏者+アクセル+タブレット+多重生成》4体を対象に攻撃力+30、行動値+6、ドッジダイス-2個。侵蝕13
黒田コノカ:対象は自分を含めた4人。
黒田コノカ:黒田コノカの侵蝕率を13増加(75 → 88)
エズミ・バーガンディ:ハウスオブデモンズ使用。ジョウカさんのみを対象に行動値+5します。
レジサイダー支援型:《原初の黄:クロックフィールド》範囲(選択)の行動値+5
レジサイダー支援型:行動値14に
レジサイダーA-R22:同じく14に
アメリア・シュミット:コノカさんのバフ受け取ります!
竜胆ジョウカ:11上昇して18か……気持ちよくなってきたな
竜胆ジョウカ:ついでに免罪王★1吐きますか
レジサイダーA-R11:《原初の黄:加速装置》行動値+20
黒田コノカ:アァ!
レジサイダーA-R11:行動値29に
エズミ・バーガンディ:加速装置持ちがいたか!
レジサイダーA-R15:《原初の黄:奈落の法則》《幻想の色彩》 射程:視界 対象:範囲 ラウンド間C値+1
レジサイダーA-R15:対象はPC
アメリア・シュミット:うぎゃーっ やめてーっ
エズミ・バーガンディ:ぎゃっ!
竜胆ジョウカ:やべーっ
レジサイダーA-R15:あらゆる判定のC値を+1ですのでお気を付けを
“免罪王”キャロル・ホプキンス:そして私ですね! 攻撃力6上げたい人は暴走してください!
竜胆ジョウカ:暴走!
エズミ・バーガンディ:はい!暴走します!(攻撃力+6)
黒田コノカ:どうせ避けらんねえから暴走だ~
アメリア・シュミット:します!暴走!
GM:では演出!

GM:地下第四階層のレジサイダーの数は第三階層に比べればそう多くはない。金剛王の言う通り、生産装置の手前の防御を固めた結果だろう。
GM:だが、それでも連携した戦闘をするには十分な数が待ち構えていた。
GM:そして、その奥には大仰な装置が鎮座している。
竜胆ジョウカ:「じゃあ……あれバラシますか」
竜胆ジョウカ:「支援あったら下さい」手招きのジェスチャー
黒田コノカ:(……………この状況であれだけ残す理由を捻出するのは無理だな。最悪残骸を少し持ち帰る事が出来れば合格点か)
黒田コノカ:「お任せあれ。先ほどの階層に比べればいくらかやる気も起きるというものです」
黒田コノカ:思考を打ち切って頷くと、軍服の袖をまくり上げて鋭い犬歯で皮膚を食い破る。
黒田コノカ:「最終階層ゆえ、出し惜しみは無しで参ります。些か体が熱を持つと思われますがご容赦くださいませ」
アメリア・シュミット:「なんて野性的……っ」
黒田コノカ:溢れた血は、あっという間に気化し空間に充満する。
黒田コノカ:「"勝利を求める兵どもよ、夕焼けの向こう側にバルバロッサが見えるか"」
黒田コノカ:空気に混じったそれを吸い込んだ者はレネゲイドの昂ぶりと勝利への"熱"を感じるだろう。
黒田コノカ:「相手が化け物であれば──風向きに気を遣う必要が無いので気が楽ですなぁ」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「流石……コノカさんです……力が溢れてくるようです……」『楽園刑場メム』に吊られながら、息も絶え絶えに言う。
竜胆ジョウカ:(その状態でしゃべるんだ……)
“免罪王”キャロル・ホプキンス:『チェンジリング現象』が空間を塗り替え、魔術の行使を助ける。
エズミ・バーガンディ:「これが黒田くんの能力……」 ”熱”を受けて高揚する己を客観的に見つめながら、その”熱”に身を任せる。
エズミ・バーガンディ:「ではこちらも。少しでも早く動けるように”負荷”を失くすよ。死蔵王」
エズミ・バーガンディ:そう言って、腕に刻まれた切り傷からぽたりと血を零す。
エズミ・バーガンディ:零れ落ちた血が床石に染みる度に、”死蔵王”の全身から行動に邪魔な”重み”が消え失せていく。
竜胆ジョウカ:「た、助かりますね……!」レジサイダーを見据える。どうせこっちもなんかしてくるだろ。
レジサイダーA-R15:それらの支援魔術を用いてなお感じられる“重圧”があなた達にのしかかる。
レジサイダーA-R15:「選別せよ」
レジサイダーA-R15:あらゆる支援に対して逆に作用する呪い。
レジサイダーA-R15:対『厩司王ロード・ハーネス』個体だ。

GM:では、行動値29、A-R11の手番。
レジサイダーA-R11:《飢えし影》《張り子の戦道具》 8dx+2 攻撃力12 ダメージを与えたらエフェクト作成武器、防具を破壊し、素手のデータを元に戻す。
レジサイダーA-R11:対象は~死蔵王!
レジサイダーA-R11:8dx+2
DoubleCross : (8DX10+2) → 10[2,4,6,6,9,9,10,10]+9[5,9]+2 → 21

レジサイダーA-R11:回ったぜ
竜胆ジョウカ:暴走してます どうぞ~
レジサイダーA-R11:3d10+12
DoubleCross : (3D10+12) → 7[3,3,1]+12 → 19

竜胆ジョウカ:死 -death-
竜胆ジョウカ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 1

竜胆ジョウカ:侵蝕72です
GM:演出!

レジサイダーA-R11:最速で動いたのは既に見た対法王個体と同系統の個体。
レジサイダーA-R11:「偽りの王に死を」
レジサイダーA-R11:影が死蔵王の体を貫く。
竜胆ジョウカ:「げ、ふッ……」飛びずさって引き抜いてリザレクト。
竜胆ジョウカ:「でもまあネタ切れかもですね。さっき見ましたよこれ」

GM:では、行動値18、死蔵王orエズミさん!
竜胆ジョウカ:先に全体に破壊します
エズミ・バーガンディ:お願いします!
竜胆ジョウカ:行くぜ!〈サイレンの魔女〉+〈疾風迅雷〉
竜胆ジョウカ:レジサイダーみんなと自動生産装置を狙います
GM:判定どうぞ。一応C値+1をお忘れ無く
竜胆ジョウカ:4dx11 ドッジ不可だぜ
DoubleCross : (4DX11) → 9[4,6,9,9] → 9

レジサイダー支援型:《カバーディフェンス》カバーリング
レジサイダー支援型:A-R22をカバー
レジサイダーA-R11:《カバーディフェンス》カバーリング
レジサイダーA-R11:A-R31をカバー
レジサイダー:《カバーディフェンス》カバーリング
レジサイダー:自動生産装置をカバー
レジサイダーA-R19:《原初の紫:歪みの領域》 射撃攻撃へのガード時、攻撃してきたキャラクターに25点ダメージ。
竜胆ジョウカ:そうだった……殺してくるんだった……
GM:こちらの反応は以上
竜胆ジョウカ:とはいえダメージ!
竜胆ジョウカ:1d10+21+30+6
DoubleCross : (1D10+21+30+6) → 10[10]+21+30+6 → 67

竜胆ジョウカ:理論値!
GM:レジサイダーの特性で10減っても57でHPを超えている……!
レジサイダーA-R31:しかし
レジサイダーA-R31:《原初の白:デモンズウェブ》《原初の紫:異形の加護》 ダメージを10d10軽減
レジサイダーA-R31:対象はA-R19
レジサイダーA-R31:57-10d10
DoubleCross : (57-10D10) → 57-61[6,2,5,10,8,8,3,7,3,9] → -4

竜胆ジョウカ:おげげ
レジサイダーA-R31:一体守り切ったぞ
GM:カバーリングしたやつらは全滅
GM:A-R15も消えます
竜胆ジョウカ:サヨナラ……
竜胆ジョウカ:1d10 自分も死ぬんだった リザ!
DoubleCross : (1D10) → 5

竜胆ジョウカ:侵蝕72+8+5で85です
GM:では演出!

竜胆ジョウカ:「……色々やりたいところではあるんですが」
竜胆ジョウカ:「同じ存在なら、同じ照応が一番効果が載るんですよね、っと……」
竜胆ジョウカ:「ーー“詠句再唱”」手を振ると、先ほどと同様の焔の斬撃。
竜胆ジョウカ:それはしかし、先ほどよりも短い間隙のうちに顕れる。
竜胆ジョウカ:「“義有る者を惹く聖火の天則”――《ムカト=ヒャンデル蓋し胴無し》」
竜胆ジョウカ:カバーリングをされるのを前提としているので、どう動いても気にしない。
竜胆ジョウカ:粗雑さが見え隠れするが、それでも高火力の一撃だ。
レジサイダー:半数近くのレジサイダーが炎に飲まれて消滅する。
レジサイダー:しかし、自動生産装置は確実に守りきる――のみならず。
レジサイダーA-R31:影が一体のレジサイダーを包み込み、火炎からの影響を遮断した。
レジサイダーA-R31:どれだけ高火力の攻撃であろうと、等しい防御を展開し、守り切る。
レジサイダーA-R31:対『免罪王ロード・マーシー』個体だ。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「あれは! 私の術式に対抗したやつですね!」
エズミ・バーガンディ:「免罪王の強化エンハンスが無力化されている……!」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「ですが、私は基本一発屋なので、追撃には弱いはずです!」
アメリア・シュミット:「見事な自己分析!」
レジサイダーA-R19:その分析の合間に、影がカウンタースナイプのように死蔵王に飛んでいる。
レジサイダーA-R19:射撃攻撃に対して、確実に反撃を行う。
レジサイダーA-R19:対『狙撃王ロード・ホークアイ』個体だ。
竜胆ジョウカ:「いよいしょ」それもリザレクト任せに捌く。
竜胆ジョウカ:「残りはいったん、皆さんお願いします!」

GM:ではエズミさんの手番!
エズミ・バーガンディ:はい!
エズミ・バーガンディ:ではオートアクションで柘榴石の魔術小剣(火炎ビン相当)に装備を変更
エズミ・バーガンディ:メジャーアクションで自動生産装置・A-R19のエンゲージを対象に 【コンボ:『失いの伝播』】 《赫き弾》+《コンセントレイト》
GM:判定どうぞ!
エズミ・バーガンディ:(5+1)dx8+6-5+3 C値を減らして…
DoubleCross : (6DX8+4) → 10[3,3,3,5,9,9]+10[1,10]+10[10]+3[3]+4 → 37

レジサイダーA-R19:《イベイジョン》10
自動生産装置:動かない装置なのでガードします。ガード値も0。
レジサイダーA-R19:《カバーディフェンス》カバーリング
レジサイダーA-R19:自動生産装置を守る!
エズミ・バーガンディ:ちなみに火炎ビンなのでガード無視になります
エズミ・バーガンディ:4d10+14+1d10+25+9+6 ダメージ!(装甲有効)
DoubleCross : (4D10+14+1D10+25+9+6) → 9[4,1,2,2]+14+7[7]+25+9+6 → 70

レジサイダーA-R19:無理! 死ぬ!
レジサイダーA-R19:しゅわしゅわー
GM:侵蝕上げて演出!
エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディの侵蝕率を4増加(75 → 79)
エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディのHPを2減少(20 → 18)

エズミ・バーガンディ:「”レジサイダー”……王に対する”裁定者”にして”弑逆者”……」
エズミ・バーガンディ:「ならば、その”役割”を失えばどうなるか」
エズミ・バーガンディ:そう言いながら、刃を再び己の身へと構える。
エズミ・バーガンディ:「――執刀。【『失い』の伝播】……『役割』の喪失、放棄。」
エズミ・バーガンディ:術式の行使によって失わせる対象は『役割』。”レジサイダー”という兵器がこの場にある為の必然性。
エズミ・バーガンディ:それを失くした時、形ある呪いは指向性を失い、己が何かもわからないただの影へと消え失せる。
レジサイダーA-R19:役割を喪失する直前。影を伸ばし、自らを生み出す生産装置を守る役割だけは果たし、消滅する。
GM:レジサイダーを倒しても、自動生産装置がある限り新たに生産される脅威は取り除かれない。

GM:では行動値17、アメリアさん!
アメリア・シュミット:は~い!
アメリア・シュミット:マイナーアクション、1m後ろに下がります
GM:上手い小技を挟みよる
アメリア・シュミット:ふふふ……そしてメジャーアクション
アメリア・シュミット:《コンセントレイト:オルクス》+《アニマルアタック》+《アニマルテイマー》+《要の陣形》
アメリア・シュミット:交渉攻撃、対象は3体なので、自動生産装置とA-R31とA-R22を!
GM:判定はC値+1になってるので注意!
アメリア・シュミット:ではでは……
アメリア・シュミット:12dx8+6
DoubleCross : (12DX8+6) → 10[1,1,1,3,4,4,5,6,7,7,8,9]+2[1,2]+6 → 18

レジサイダーA-R31:《イベイジョン》10
レジサイダーA-R22:《イベイジョン》10
アメリア・シュミット:ああ~っC値の減少がダイレクトに響いて来た!
自動生産装置:ガード
GM:ダメージどうぞ!
アメリア・シュミット:当たってしまえばこちらの物!行きます!
アメリア・シュミット:2d10+20+30+6
DoubleCross : (2D10+20+30+6) → 10[5,5]+20+30+6 → 66

GM:全部……落ちます!
竜胆ジョウカ:つえ~
アメリア・シュミット:私……何かやってしまいました?
GM:侵蝕上げてね~
アメリア・シュミット:+11で92になりました!
GM:あなた達の勝利だ!
GM:演出!

アメリア・シュミット:「はぁ……」体が火照る
アメリア・シュミット:コノカのエフェクトにより、身体に、脳に熱い血が巡り、そのポテンシャルが一層引き出される
アメリア・シュミット:「さあ、不届き者を黙らせてきなさい……」戦闘用のドローンを複数展開
アメリア・シュミット:レジサイダーとその自動生産装置を取り囲み
アメリア・シュミット:その構造を分析しながらレーザーを照射する
アメリア・シュミット:どんな生物にも、機械にも、必ず脆い部分は存在する
アメリア・シュミット:”鴉飼”の目は、それを決して逃さない
アメリア・シュミット:「これで……どうです!」
レジサイダー:魔術的に生成された生物兵器群。
レジサイダー:尋常の生命でない以上、その成立にはどこかに『無理』がある。
レジサイダー:その構造的欠陥は、当然表面上偽装してあるが。
レジサイダー:キングダムの目を前にして、偽りきれるものではなかった。
レジサイダー:全てのレジサイダーは影へと還り
自動生産装置:自動生産装置も分解される。
GM:自動生産装置がバラバラに崩れ去り、内部から『部品』が零れ落ちる。
GM:『部品』――そう、装置に組み込まれていた以上、それは部品と呼ぶべきだろう。しかし、装置から零れ落ちた以上、それを呼ぶより相応しい呼称がある。
GM:遺産だ。
アメリア・シュミット:「フフ……」攻撃を終えたドローンを指に停まらせる
竜胆ジョウカ:「よーし後続出ませんかね……」
竜胆ジョウカ:「……ゲエ」
黒田コノカ:「あれは……?」
竜胆ジョウカ:駆け寄って確認したいです。何の遺産か分かんなかったら知識で振りたい。
エズミ・バーガンディ:「レネゲイドの残り香……まさか」
アメリア・シュミット:「私……とってもかっこよかったのでは……?あれ、皆さん……?」遅れて気付く
GM:振るまでもありません。遺産であることは分かりますが、死蔵王を以てしても、これらの遺産に関する知識はありません。
竜胆ジョウカ:ありがとうございます
竜胆ジョウカ:「……んんん? レネゲイド基質的に、遺産っぽい……で、すが……」
エズミ・バーガンディ:「ちょっと待ってくれ。”死蔵王”でも知らない遺産だなんて」
黒田コノカ:「お見事でしたよ、"鵜飼"殿」
黒田コノカ:にこやかに相槌を打ちつつ、内心で舌打ちをする。
黒田コノカ:(これ見よがしに"重要です"という顔をして零れ落ちては回収の隙がないではないか……)
アメリア・シュミット:「それほどでも……ふふふ……いえ、それどころではなく!」
竜胆ジョウカ:「……不覚……!! すみませんでもこれ何由来なんだ……!!」
黒田コノカ:「死蔵王をもってして不明とあればキングダムでそれを知る者は居ないでしょうなぁ……残念です」
エズミ・バーガンディ:「と、なると、理事会が秘密裏に管理していた遺産か。あるいは……」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「あ……あ、ああ……!」突如、苦しむように身を抱く。
エズミ・バーガンディ:「”免罪王”さん?」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「くっ……ぅ、ぁ……何か……誰かが……」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「入ってくる・・・・・……!」
黒田コノカ:「──キャロル様?」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:がくり、とうなだれる。
???:Eロイス《超越者の戯れ》+《ファイトクラブ》
アメリア・シュミット:「ど、どうしたんですか!」
竜胆ジョウカ:「あっ絶対めんどくさい奴!!」
黒田コノカ:腰のホルスターに手を添える。
“免罪王”?:「――あなたの知識にないのも無理はない」
アメリア・シュミット:「その遺産のせいですか……!死蔵王、ポイッてしてくださ……」
エズミ・バーガンディ:「その声は、”免罪王”……ではないようだね」
“免罪王”?:顔を上げる。その表情からは、免罪王の溌剌さは失われている。
“免罪王”?:「それらの遺産は、歴史の結晶たる遺産ではなく」
“免罪王”?:「我々・・が作り出した人工遺産なのだから」
エズミ・バーガンディ:「そんな事を言う君は誰だい? 悪霊だというのなら天の国への直通路を紹介するけど」 こめかみに汗を滲ませながら、短剣を構え相対する。
竜胆ジョウカ:「……」リザレクトさせるか一旦全部吐かすか悩んでいる。
“免罪王”?:「失礼した。王を前にしている以上、まずは名乗るべきだな」
“免罪王”?:「私は“臣問官インクイジター”。またの名を――」
ヘンリー・ホプキンス:「――ヘンリー・ホプキンス」

GM:シーンカット
GM:ロイス・購入タブでロイス取得、購入判定、ポイントの使用が可能です。
竜胆ジョウカ:ロイス・保留
アメリア・シュミット:侵食が90を超えてしまったので、秘匿芸術鑑賞をしてもいいでしょうか……?
竜胆ジョウカ:どうぞです!!
エズミ・バーガンディ:良いかと思います。まだまだPが余ってますし
エズミ・バーガンディ:ロイスは保留にして照準器を買いに行きます
エズミ・バーガンディ:(2+1)dx+5>=15 【調達】
DoubleCross : (3DX10+5>=15) → 10[4,5,10]+3[3]+5 → 18 → 成功

アメリア・シュミット:ありがとうございます……人知を超えた芸術を見て癒されます
エズミ・バーガンディ:照準器を小型ロケットランチャーにセット
黒田コノカ:ロイスはアメリアさんに アメリア・シュミット 利用できそう/に見える癖に危険○
アメリア・シュミット:10ポイント消費、92から5引いて87に!
竜胆ジョウカ:何買おう~
GM:ポイントは残り36!
エズミ・バーガンディ:すいません。念のため秘匿技術体験をリミットブレイクに使わせてもらってもいいですか?
竜胆ジョウカ:いい いいはず!
GM:本当にリミットブレイクに使ってもいいのかな……?
黒田コノカ:自分はポイント使う予定特にないのでどうぞ
エズミ・バーガンディ:む……むむむ……
黒田コノカ:お任せ~
エズミ・バーガンディ:そういえばクライマックス2が……
エズミ・バーガンディ:う、う~ん……やっぱり温存しておきます
アメリア・シュミット:3度目の正直、UGNボディアーマーを
竜胆ジョウカ:自分はまだ4回打てるので 侵蝕増加込みで
アメリア・シュミット:6dx+1>=12
DoubleCross : (6DX10+1>=12) → 8[3,4,5,5,6,8]+1 → 9 → 失敗

黒田コノカ:3dx+1>=15 照準器
DoubleCross : (3DX10+1>=15) → 9[2,5,9]+1 → 10 → 失敗

黒田コノカ:ダメ~。以上
アメリア・シュミット:以上です!
エズミ・バーガンディ:こちらも以上で
竜胆ジョウカ:アーマープレゼント狙うか
竜胆ジョウカ:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 6[4,6,6]+1 → 7

竜胆ジョウカ:ダメでした 以上!
エズミ・バーガンディ:高性能治療キットを使ってもいいですか?
GM:いいですよ
エズミ・バーガンディ:3d10 では、治療キットで回復。
DoubleCross : (3D10) → 21[9,6,6] → 21

エズミ・バーガンディ:ついでに装備を小型ロケットランチャーに変更します

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ミドル5「殉葬棺」

GM:シーンプレイヤー:エズミ・バーガンディ
GM:全員登場可能。登場侵蝕をお願いします。
エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディの侵蝕率を1D10(→ 1)増加(79 → 80)
黒田コノカ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 10

竜胆ジョウカ:85+1d10
DoubleCross : (85+1D10) → 85+9[9] → 94

黒田コノカ:オイオイオイ
アメリア・シュミット:87+1d10
DoubleCross : (87+1D10) → 87+8[8] → 95

アメリア・シュミット:あわわ……
エズミ・バーガンディ:みんなテンションが上がり始めてる

ヘンリー・ホプキンス:「まず、誤解があるかもしれないので言わせていただく」
ヘンリー・ホプキンス:「私はあなた達の敵ではない。不利益となる行動をするつもりはない」
アメリア・シュミット:「……ヘンリー・ホプキンスと仰いましたね」
竜胆ジョウカ:「……」
ヘンリー・ホプキンス:「ああ、あなたなら私の素性は理解しているだろう、“鴉飼”」
アメリア・シュミット:「……」頷く
エズミ・バーガンディ:「……なんとなく、察しは付くけれども」 「知っているのかい? ”鴉飼”さん」
ヘンリー・ホプキンス:「免罪王の血縁上の父、と言えば理解できる者も増えるかな」
アメリア・シュミット:「そして、”理事会”の一員……」
黒田コノカ:「…………生きていたのか」
ヘンリー・ホプキンス:「ああ、そちらの紹介は必要ない。この肉体の記憶は参照済みだ」
黒田コノカ:小さく、口の中で呟く。
竜胆ジョウカ:「へー……どういう論理かはともかく、乗っ取りできるの怖いですね……」
エズミ・バーガンディ:「……だとしたら貴方の言う事を簡単に信じるわけにもいかない」
竜胆ジョウカ:「協力者だってんなら信用担保のために縛り上げてもいいです?」
ヘンリー・ホプキンス:「構わない。どうせこの状態もそう長くは保たない」
竜胆ジョウカ:「やった~」ぐるぐる巻きにしてその辺のパイプ椅子に置いとく。
エズミ・バーガンディ:(決断が早いなぁ……これが”王”の判断力か)
ヘンリー・ホプキンス:「血縁――というより、縁と言った方がいいか。それがあるから辛うじて私はこうして話せているが」縛られながら
黒田コノカ:(本体は"外"か……?)
アメリア・シュミット:「襲撃するつもりなら、いくらでも背後から襲えたでしょうし……ってなんて早業」
ヘンリー・ホプキンス:「本来なら、今も私の意識はそこに転がっている」自動生産装置の部品となっていた人工遺産を指す
エズミ・バーガンディ:「まさか、自分自身の意識を……バックアップとして保存していたというのかい?」
ヘンリー・ホプキンス:「それは少し違うな」
ヘンリー・ホプキンス:「意識ではないし、バックアップではない」
ヘンリー・ホプキンス:「人間を『加工』して作り出したのが、人工遺産だ」
竜胆ジョウカ:「あー、なるほど……『本物』」
エズミ・バーガンディ:「『加工』……! それはつまり……!!」
ヘンリー・ホプキンス:「単なるEXレネゲイドと遺産の違いがどこにあるか」
ヘンリー・ホプキンス:「その物品に宿る意思が、その差異を生む」
ヘンリー・ホプキンス:「ならば、意思ある者を物品にしてしまえばいいという話だよ」
アメリア・シュミット:「人間って……では、あなた自身が……遺産に……?」
竜胆ジョウカ:そういうタイトルの論文が書庫にあったのを思い出す。中身は黒塗りだったがそういうことなんだろうな……
ヘンリー・ホプキンス:「ああ。分類としては、『誓約の瞳』ということになる。レジサイダーの行動制御の役割を担っていた」
竜胆ジョウカ:「まあ……歴史的価値を一切鑑みないなら遺産の戦闘能力は常に欲しいですからね」
エズミ・バーガンディ:「あり得ない話じゃあない……”祈りの造花”と呼ばれる類の遺産は使い手であるオーヴァードをその身に取り込むと聞く」
ヘンリー・ホプキンス:「ああ、まさにそれを応用した技術だよ」
竜胆ジョウカ:「人ひとりでできるなら、お得って単語じゃ済まないラインです」
ヘンリー・ホプキンス:「『加工』用の遺産は、『祈りの造花』を改造した遺産――『殉葬棺』という」
エズミ・バーガンディ:「何者かの肉体が遺産の元となる事例は”聖者の遺骨”型の遺産でも確認されている……。」
黒田コノカ:「雑兵一人であの遺産を生み出せるならそれは夢のような話でしょうが……」
黒田コノカ:「素体が何でも良いという訳ではないのでは?」
ヘンリー・ホプキンス:「相応の出力を求めるならばそうだろうが、作るだけならオーヴァードならば誰でも問題はないよ」
黒田コノカ:「は……ハァ?」
ヘンリー・ホプキンス:「まあ、本物の遺産に届く程の出力となるとかなり限られるだろうがね」
竜胆ジョウカ:「UGNもびっくりの超技術ですね……遺産で遊んでるのは気に食わないのですが」
竜胆ジョウカ:「……で、その発明はともかく。声をかけてきた要件について先に伺っても?」
アメリア・シュミット:「それじゃ……遺産になった生徒も……」想像して、吐き気を催す
ヘンリー・ホプキンス:「警告だよ、死蔵王殿」
ヘンリー・ホプキンス:「ああ、うん。それだ、“鴉飼”。まさにそれが関わっている」
竜胆ジョウカ:「……ふむ?」
エズミ・バーガンディ:「…………やっぱり」
エズミ・バーガンディ:「これだけの技術……1度や2度の実験で確立されるようなものじゃない」
ヘンリー・ホプキンス:「だが……そうだな。始めから順序立てて話した方が分かりやすいだろう」
アメリア・シュミット:続きを聞くことが、怖い
ヘンリー・ホプキンス:「――金剛王の本当の思惑を理解してもらう為にはね」
エズミ・バーガンディ:「…………!」
アメリア・シュミット:だが、見ること、聞くことこそが、自分の一番の仕事だ
エズミ・バーガンディ:”金剛王”がこの件に関わっている……?
エズミ・バーガンディ:状況を考えれば当然の話だ……だが
エズミ・バーガンディ:(あの、優しかった彼女がこんな”モノ”に関わりを……? どうして……!?)
ヘンリー・ホプキンス:「金剛王が大ノヴァリス博物館の館長に就任した頃から話すのがいいだろう」
竜胆ジョウカ:「……では聞きますか」パイプ椅子を引っ張り出して自分も座る。
黒田コノカ:「……………」
ヘンリー・ホプキンス:「彼女が館長に就任した時点で、この地下秘匿所蔵庫のことは彼女に知らされていた」
ヘンリー・ホプキンス:「そもそもこの地下秘匿所蔵庫は、『殉葬棺』を初めとした『理事会』の秘匿研究成果の保管所だ」
ヘンリー・ホプキンス:「一般の生徒に知らせる訳にはいかないが、大博物館を統べる王には、それすら管理する責務がある」
竜胆ジョウカ:「……それ私のところで失伝してますけどいいんですか……?」
ヘンリー・ホプキンス:「それは仕方ない。『理事会』は撤退したし、金剛王が引き継いでいなかったのだから」
ヘンリー・ホプキンス:「遺憾ではあるが」
エズミ・バーガンディ:(流石にあんなやり方で”代替わり”をされたらねぇ……)
ヘンリー・ホプキンス:「だからこそこうして今話している訳でもある」
アメリア・シュミット:「金剛王は、死蔵王にはこの場所を隠していた……」
竜胆ジョウカ:「いや、普通に聞き出せなかっただけな気もします……」
エズミ・バーガンディ:「あの時のゴタゴタは……本当に相当なものだったからね」
竜胆ジョウカ:「引継ぎの時の“説得”、そりゃあまあ手荒にやっちゃったので……よく今あの人元気ですね……」
ヘンリー・ホプキンス:「その勇姿は是非見てみたかった。その時には私はもう遺産にされていたからな」
エズミ・バーガンディ:(君がそれを言うのかよ! ”死蔵王”!) 口には出さないままに内心でツッコミを入れる。
竜胆ジョウカ:「……話戻しましょうか。金剛王がここを知ってた、って話でしたが」
ヘンリー・ホプキンス:「ああ。入り口で入庫IDの提示を求められただろう」
ヘンリー・ホプキンス:「あれは金剛王の為のものだ」
ヘンリー・ホプキンス:「彼女は唯一、地下秘匿所蔵庫への立ち入りを許された生徒だった」
ヘンリー・ホプキンス:「それで、四年前までは特に問題はなかったよ」
ヘンリー・ホプキンス:「『殉葬棺』で『加工』した素体に生徒も使っていなかった。貴重な王候補を遺産にするのは本末転倒だからね」
竜胆ジョウカ:無言でメモを取りながら話を聞いている。
エズミ・バーガンディ:「そうか……!キングダムの理念としては生徒たちに遺産を使わせる必要があったから。」
ヘンリー・ホプキンス:「だが、四年前――第二次ノヴァリス紛争で問題が起きた」
ヘンリー・ホプキンス:「君達も知っているだろう。――『十字冠を破壊する兵器』」
ヘンリー・ホプキンス:「金剛王の妹……紅玉公がその被害を受けた」
エズミ・バーガンディ:「…………!!」
竜胆ジョウカ:「ほう」
ヘンリー・ホプキンス:「『殉葬棺』は、『加工』した対象の肉体を休眠状態にする」
ヘンリー・ホプキンス:「そこで金剛王は思い付いた」
ヘンリー・ホプキンス:「死に瀕し、リザレクトもままならない状態でも、『殉葬棺』で『加工』すれば、レネゲイドが安定し、リザレクト可能域になるまで死を遠ざけることができるのではないか、と」
黒田コノカ:「ハハ、それはまた……」
アメリア・シュミット:「では……紅玉公は……今……」
竜胆ジョウカ:「……まあ、思いついたらやるか……で、成功したんです?」
ヘンリー・ホプキンス:「遺産になっているよ」
ヘンリー・ホプキンス:「成功……といえば成功だし、失敗といえば失敗、と言うべきかな」
エズミ・バーガンディ:「…………彼女はどこに?」
ヘンリー・ホプキンス:「さあ、金剛王が持っているんじゃないか?」
エズミ・バーガンディ:「元の身体に戻す事は出来るのかい?」
ヘンリー・ホプキンス:「『加工』から解放することは、いくつか条件はあるが可能だ」
ヘンリー・ホプキンス:「そもそも、金剛王もその為に動いている」
エズミ・バーガンディ:「可能……」 その言葉に張り詰めた表情が緩む。
ヘンリー・ホプキンス:「まず、技術的な問題でクリアできなかった障害」
竜胆ジョウカ:「……ですよね。戻す手段がないなら、骨でアクセサリー作ってるのと同じですし」
ヘンリー・ホプキンス:「『加工』された対象と縁を持つ第三者の存在」
ヘンリー・ホプキンス:「私がこうして擬似的に人格を転写できているのも、この条件をクリアできたからだ」
エズミ・バーガンディ:「まるで”お化け”のような話だけれども……いや、いいや、彼女とまた話が出来るなら」
ヘンリー・ホプキンス:「そしてもう一つの条件は、我々が設定したセキュリティだ」
ヘンリー・ホプキンス:「その第三者が、第七位までの王鍵の適合者であること」
エズミ・バーガンディ:「第七位? それはつまり……”円卓の王”っていう事?」
アメリア・シュミット:「でも今、金剛王は……」
竜胆ジョウカ:「ん、それは金剛王で解決……あ、ああ……あー」
黒田コノカ:(成程。それで死蔵王をわざわざ釣った訳か)
ヘンリー・ホプキンス:「そうだ。選ばれた王のみが、『加工』を解除できる」
ヘンリー・ホプキンス:「そうだ。八月革命で、彼女は円卓の王ではなくなった」
ヘンリー・ホプキンス:「我々の試算では、三年待てば『加工』された紅玉公はリザレクト可能域に戻る計算だった」
ヘンリー・ホプキンス:「その直前に八月革命が起き、我々は金剛王の手で排斥された」
ヘンリー・ホプキンス:「彼女は『理事会』にここの兵器群を奪われない為に――」
ヘンリー・ホプキンス:「そして何より、妹の為に収蔵品まで犠牲にして大博物館を守ろうとした」
ヘンリー・ホプキンス:「結果は知っての通りだが」
エズミ・バーガンディ:「彼女の全ての行動はその為にあった、というわけか……」
竜胆ジョウカ:「……気に食わないですね、まったく」
竜胆ジョウカ:「奪われないために理事会を排斥するのも、博物館を守ろうとするのも分かります」
竜胆ジョウカ:「だけどそれは収蔵品……大博物館の本質を放り出していい理由になるわけがないでしょう」
ヘンリー・ホプキンス:「その通り。彼女は私情に惑わされた愚かな王だ」
竜胆ジョウカ:「やるならどっちも守れってんですよ。この生徒子供ばっかの国で」
竜胆ジョウカ:「王なんて我儘さかりみたいな称号賜ってんですから、全部やるのが筋ってもんです」
エズミ・バーガンディ:「……前々から言おうとは思っていたんだ、”死蔵王”」 ゆらりと、恨みの籠った瞳で彼女を見つめる。
エズミ・バーガンディ:「君は……一体、人の命を何だと思っている!?」
エズミ・バーガンディ:「全部だと? 確かに全部守れるのならそれがいいさ…………でも!」
エズミ・バーガンディ:「そんなの……出来るワケがないじゃないか!」
竜胆ジョウカ:「……個人的には」
竜胆ジョウカ:「『私情に満ちた無茶無謀を可能だと宣言する』から王って名乗るんだと思ってます」
竜胆ジョウカ:「茶髪の貴女はそれでいいでしょう。実のところ非常に賢い選択です」
エズミ・バーガンディ:「そうだよ……それが真っ当な価値観だ」
エズミ・バーガンディ:ある意味では”大人”の価値観ともいえる。取捨選択と等価交換。責任を以て選択をする事。
竜胆ジョウカ:「ですが私は、過去の遺物を……過去の人が、命をかけて遺したある意味命より大事なものを」
竜胆ジョウカ:「守り抜き、全部後世に伝える。そのために暴れまわったんです」
竜胆ジョウカ:「そんなんだから王なんてするハメになっちゃったんですけどね」
エズミ・バーガンディ:「……!!」
エズミ・バーガンディ:「ああ……もう……まったく、これだから王様っていうのは嫌いなんだ」
エズミ・バーガンディ:「力一杯に夢物語を追いかけて、多くの人達を巻き込んで……!」
エズミ・バーガンディ:「それなのに……語る言葉にどうしようもなく魅了されてしまう」
エズミ・バーガンディ:「本当に……”金剛王”も君も……!」
ヘンリー・ホプキンス:「……素晴らしい。王として相応しい言葉だ死蔵王殿」
ヘンリー・ホプキンス:「だが、この場合、前提を一つ間違えている」
竜胆ジョウカ:「というと」
ヘンリー・ホプキンス:「そもそも、金剛王が両方守るというのは不可能だったのだよ」
ヘンリー・ホプキンス:「紅玉王は、『加工』する以前に既に死んでいるのだから」
アメリア・シュミット:「……え?」
エズミ・バーガンディ:「……………………え」
ヘンリー・ホプキンス:「先程言った三年の試算は、紅玉公が生きていたと仮定した・・・・・・・・・・場合の話だ」
黒田コノカ:「おやおや……」
ヘンリー・ホプキンス:「私は、不要な私情に傾いた王を審査し、ロードマスターに報告し、処罰する役割を担っていた」
エズミ・バーガンディ:「…………っ! ぁ……!」 膝から下の感覚が無くなる。倒れそうな身体を壁を掴んで支える。
竜胆ジョウカ:「……バレないもんですね、そういう仕掛け」
ヘンリー・ホプキンス:「既に死んだ妹を助ける為に権力を利用する金剛王への罰だよ」
ヘンリー・ホプキンス:「現実を突きつけても構わなかったが、実務的には彼女が必要だったので飼い殺すことにした」
竜胆ジョウカ:「勝手なことをおっしゃるこった。死んでるって分かってればそもそも私情に傾かないでしょう」
アメリア・シュミット:「では金剛王は……この事実を知らない……と」
ヘンリー・ホプキンス:「まあ、薄々勘付いているのではないかとは思うよ」
ヘンリー・ホプキンス:「気付いていても、気付いていないふりをしたい、そんなところかな」
黒田コノカ:「高々口を噤んでいたというだけの事を……罰だのなんだのと、よくもまぁそこまで大仰に仰られるものですなぁ。見習いたいものです」
黒田コノカ:含み笑いと共に零すが、瞳には明らかな不快感が宿っている。
ヘンリー・ホプキンス:「ふむ、では、娘に父親を処断させる、くらいの罰は必要だったかな?」
黒田コノカ:「私の知り合いにまさしくそのような方がいらっしゃいますが……元気に過ごしておられますよ。大した罰にはなりますまい」
黒田コノカ:それだけ言って口を噤む。
ヘンリー・ホプキンス:「そうだな。まだ罪人への赦しとしての罰などと言っているようだし」
ヘンリー・ホプキンス:「我が身の不徳を悔いるばかりだよ」
竜胆ジョウカ:「……ん?」
竜胆ジョウカ:「すみません、ええと……ナントカ公はもう死んでる、で遺産に加工はされている……」
竜胆ジョウカ:「……それがどうして、警告出すような事態に発展するんです?」
ヘンリー・ホプキンス:「金剛王は紅玉公を元に戻す為に行動していると言っただろう? 死んでいるということを認めようとせずにね」
竜胆ジョウカ:「復活させると襲ってくる、とかなら分かるんですが……死んでるんだったら死体が落ちてくるだけでは?」
ヘンリー・ホプキンス:「その為には、二つの条件が必要だ。縁の方は、金剛王ならば十分に条件を達成しているだろう」
ヘンリー・ホプキンス:「もう一つの条件、円卓の王鍵。これを金剛王は手に入れようとしている。それが、警告の内容だ」
ヘンリー・ホプキンス:「無論、あなたの『ムカト=ヒャンデル蓋し胴無し』を奪ったところで適合していない以上意味はない」
ヘンリー・ホプキンス:「彼女が狙っているのは、死蔵王殿、あなたを失脚させて自分が返り咲くことだ」
竜胆ジョウカ:「……舐められたもんですね……」
アメリア・シュミット:「でも……金剛王は自分を顧みず、私たちをここに送り出してくれて……」
エズミ・バーガンディ:「動機としては当然の理由だ……」 ふらふらとした足取りで立ちながら
竜胆ジョウカ:「失脚したって全力で取り返しに……ああいや、蘇生だけならそれこそ数日間王になるだけでもいいのか」
ヘンリー・ホプキンス:「彼女はここの入庫IDを持っているのだよ。提示すれば防衛機構の対象外になる」
ヘンリー・ホプキンス:「一人残ったのは自由に動く為だろう」
アメリア・シュミット:「そ……そんな!」
ヘンリー・ホプキンス:「ああ、彼女の計画だと、あなたは取り戻すこともできない」
ヘンリー・ホプキンス:「あなたを遺産に『加工』するのが金剛王の計画だからだ」
竜胆ジョウカ:「めちゃくちゃ言ってる……」
エズミ・バーガンディ:「円卓の王を……遺産に……?」
アメリア・シュミット:「死蔵王、ここにいるのは……危険です!」
ヘンリー・ホプキンス:「その機会を得る為に芝居までして、地下五階層の『殉葬棺』まで送り出し」
ヘンリー・ホプキンス:「不意を打って『加工』する。他の面々も口封じの為に同様にするつもりだろうな」
ヘンリー・ホプキンス:「無論、それだけでは死蔵王殿の排除はできても、金剛王の復権にはならない」
ヘンリー・ホプキンス:「五階層の更に下――我々すら封印していた空間を手土産にするつもりだろう」
ヘンリー・ホプキンス:「免罪王の記憶で知っているよ。最近は誰もが探しているんだろう?」
ヘンリー・ホプキンス:「――イースター・エッグ」
ヘンリー・ホプキンス:「……まあ、それが本当にそうなのかは私も知らないが」
竜胆ジョウカ:「……」トントンと指でリズムを取るような動き。思索にふけっている。
エズミ・バーガンディ:「未踏領域へのアクセス権と、円卓王級の新造遺産……理論上は可能だけど……でも!」
アメリア・シュミット:「イースターエッグがここに……!?」
エズミ・バーガンディ:「それはフローレンスくんが貴方の言う通りに行動した場合の話だ」
エズミ・バーガンディ:「この事実を知れば、フローレンスくんが動くはずがない」
ヘンリー・ホプキンス:「そうかな? 説得は自由だが」
ヘンリー・ホプキンス:「妹の死を受け入れるには時間が必要だと思うがね」
竜胆ジョウカ:「……彼女も仮にも王です。我儘を貫き通すのが王ならば、めちゃくちゃやるかと」
竜胆ジョウカ:「……ちなみに、えー、免罪王……じゃないのか。乗っ取ってるあなたの情報源ってどこなんです?」
ヘンリー・ホプキンス:「『加工』前の記憶と、免罪王の記憶の照合からの推測に加え」
ヘンリー・ホプキンス:「金剛王があなた達を招く以前にここに来て、レジサイダーの自動生産装置を操作していたという事実からだ」
竜胆ジョウカ:「……なるほど……」大きく天を仰ぎ。
ヘンリー・ホプキンス:「ああ、これも警告しておこう」
ヘンリー・ホプキンス:「彼女はあなたのデータを入力していた。自分の命令を聞くようにプログラムしてね」
竜胆ジョウカ:「あー、対抗個体がいるってことですね……」
竜胆ジョウカ:「……分かりました。情報に感謝を」
ヘンリー・ホプキンス:「分不相応に王への革命を目論む者に、正しき罰を与えてほしい」
ヘンリー・ホプキンス:「私の願いはそれだけだ」
竜胆ジョウカ:「じゃあ、情報収集もできましたし。第五層行きますか……」
アメリア・シュミット:「えっ進むのですか!?」
黒田コノカ:「差し出がましいようですが危険に過ぎると私も思います。対抗個体がいるとなるとなおさら……」
アメリア・シュミット:「このままでは私たち……遺産にされてしまうんですよ?罠もきっといっぱいで……」
エズミ・バーガンディ:「フローレンスくんは君を遺産にしようとしているのだよ? まずは誤解を解きにいかないと……」
アメリア・シュミット:「帰りましょう、今すぐ!」
竜胆ジョウカ:「誤解を解いたとて止まる女じゃあないでしょう」
エズミ・バーガンディ:「……だとしても止めてみせる」
エズミ・バーガンディ:「それが、王の友人としての僕の務めだ」
竜胆ジョウカ:「……一番の問題は。『この施設とイースターエッグが彼女の管理下にあること』です」
竜胆ジョウカ:「逃げ出したり言うことを聞かないと分かった瞬間、めちゃくちゃにされる可能性がある」
竜胆ジョウカ:「一番重要なのはそれらの保全です。だったらそいつら回収してから止めるのがいいでしょう」
エズミ・バーガンディ:「理が通ってるように聞こえるのが一番タチが悪いなぁ……」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「……死蔵王の言う通りです」表情や口調が免罪王のものに戻る。
アメリア・シュミット:「め、免罪王……あなたも死蔵王を止めて……」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「それに、地上への帰り道は金剛王が作り出した通路です」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「恐らく既に塞がれているでしょう」
アメリア・シュミット:「そ、そんな……」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「十字冠の転送という手段もありますが……それでは金剛王かのじょが救われない」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「正しい罰を与えるべきです」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「罪を犯し、罰を与えられなければ、人は腐ってしまう」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「罰とは、罪人を救い、罪を免ずる為にあるのです」
竜胆ジョウカ:「まあ貴女の思想はともかく、賛成2ですね」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「……ところで縄を解いていただけませんか?」
竜胆ジョウカ:「どうします? 何ならこの場でさくっと十字冠起動して差し上げますけど」
エズミ・バーガンディ:「うう……ううう~~~~」
竜胆ジョウカ:「あっヤベすみません……」そそくさ……
黒田コノカ:「………王が二人そろって"前進"とおっしゃるなら歩兵は歩くのみですな」肩を竦める
エズミ・バーガンディ:「……わかったよ」 はあ、と諦めるようなため息をつき。
エズミ・バーガンディ:「”免罪王”、貴女の思想に共感したわけじゃない。そもそも彼女にはまだ罪なんてないのだから、罰も似合わないし……」
エズミ・バーガンディ:「でも……この選択が彼女の重荷を下ろす事に繋がるというのなら、僕はいくらでも頑張ってやろうじゃないか」
エズミ・バーガンディ:「……それが友達として、僕に出来る事なのだから」
竜胆ジョウカ:「軍服さん思ったより義理堅いですねえ……」感心。
アメリア・シュミット:「ううぅ…………」
アメリア・シュミット:「行くしか……ないのですね」
アメリア・シュミット:「こうなったら……全部、見届けますからね!」へっぴり腰で宣言する
竜胆ジョウカ:「人手が多いのは助かります」
竜胆ジョウカ:「んじゃあどんどん行きますか。ついでにイースターエッグ欲しいですしね」

GM:シーンカット
GM:ロイス・購入タブでロイス取得、購入判定、ポイント使用が可能です。

アメリア・シュミット:ロイス取得! ”死蔵王” 敬意/〇畏敬
竜胆ジョウカ:“鵜飼” 敬意/〇心配 なんか震えてた気がするし……大丈夫ですかね……と
アメリア・シュミット:購入は…‥次こそボデマ!
アメリア・シュミット:6dx+1>=12
DoubleCross : (6DX10+1>=12) → 10[2,7,7,9,10,10]+10[3,10]+3[3]+1 → 24 → 成功

アメリア・シュミット:2倍豪華なボデマをゲット!着ます
黒田コノカ:ロイスは無しで照準器狙い
黒田コノカ:3dx+1>=15
DoubleCross : (3DX10+1>=15) → 10[1,9,10]+4[4]+1 → 15 → 成功

黒田コノカ:よっしゃ。ゲット
竜胆ジョウカ:み~んな成功しちゃったな……
竜胆ジョウカ:サイレンは通らないけど他のは通る可能性を鑑みて、あれ買うか
竜胆ジョウカ:ボルトアクションライフル、狙います
竜胆ジョウカ:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 6[1,3,5,6]+1 → 7

竜胆ジョウカ:まあまあ サイレンを信じます

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マスターシーン「楼閣の帝王学」

GM:4年前 第二次ノヴァリス紛争
GM:その瞬間を目撃した生徒はいなかった。その場にいた生徒は全員同じ末路を迎えたからだ。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:付近にいた生徒の報告を受けた学芸員達が連れてきたその姿を見た瞬間から、記憶が飛んでいる。
maika
“紅玉公”カタリナ・アシュモール:十字冠が砕けている。声を発することもない。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:意識を失っているだけだ。呼吸も脈拍も確認していないが死んでいる筈がない。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:『十字冠を破壊する兵器』の話は聞いたことがある。それでもまだ間に合う筈だ。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:気付けば、地下秘匿所蔵庫で『理事会』の人間に命令を下していた。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……『殉葬棺』を使いなさい」
ヘンリー・ホプキンス:「――ほう。それは、何故?」
ヘンリー・ホプキンス:その『理事会』側のエージェントは、品定めするようにそう尋ねた。
ヘンリー・ホプキンス:その男は、地下秘匿所蔵庫の運営に関わる人間の一人であり、不要な情に傾いた王を審判し、ロードマスターに報告する役割も持っていた。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:必死に縋り付き、助けてくれと喚けば、王として不適格の烙印を押されるだけだ。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:そうなれば、カタリナは助からない。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:求められているのは、毅然とした王としての姿。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「『殉葬棺』によって『加工』された肉体は休眠状態になるとのことでしたね」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:――どうか、お願いします。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「理論上、遺産としての能力を使用しなければレネゲイドが安定化し、再び《リザレクト》圏内に戻る可能性がある――」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:――何でもします。王としての地位を捨てても構いません。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「『十字冠を破壊する兵器』への対抗策となり得るか、確かめる必要があります」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:――私の命を差し出せるなら喜んで差し出します。『理事会』の犬になります。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「私の妹で実験をしなさい」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:――妹を……カタリナを助けてください。
ヘンリー・ホプキンス:「…………なるほど」
ヘンリー・ホプキンス:「より多くの生徒を救う為に肉親すら礎にするとは、流石は“金剛王”」
ヘンリー・ホプキンス:「畏まりました。『殉葬棺』の準備をさせましょう」
ヘンリー・ホプキンス:「……手配しろ。ああ、私は免罪王への罰を――」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:指示を出す声を聞きながら、安堵に腰を抜かし、涙を流し、土下座をして、礼を口に出すのを堪える。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「私は戦線に戻ります。頼みましたよ」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:常よりも一層毅然と――媚びるように――そう言った。

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クライマックス「喪失を、始めよう」

GM:全員登場。登場侵蝕をお願いします。
竜胆ジョウカ:89+1d10
DoubleCross : (89+1D10) → 89+3[3] → 92

エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(80 → 89)
アメリア・シュミット:95+1d10
DoubleCross : (95+1D10) → 95+5[5] → 100

黒田コノカ:黒田コノカの侵蝕率を1D10(→ 8)増加(98 → 106)

GM:第五階層へ降りる階段を抜ける。視界が開け、中央に見上げる程の巨大な棺型の装置が置かれた空間に出る。
GM:恐らくは、あれが『殉葬棺』だろう。そして――
“金剛王”フローレンス・アシュモール:『殉葬棺』を守るように、完全武装状態の“金剛王”が立っている。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「――お待ちしていました」
エズミ・バーガンディ:「フローレンスくん!!」
竜胆ジョウカ:「……あー、今思い出しました。そうですね、そういえばそんな恰好だった」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「……待ち構えているということは、こちらが情報を掴んでいることは知られているようですね」
アメリア・シュミット:「罠どころか……こんなに正々堂々と!」コノカの後ろに隠れている
“金剛王”フローレンス・アシュモール:金剛石で形作られた全身鎧に、体を隠す程の大盾、長銃身の魔銃。傍らには金剛石の乗機まで控えている。
黒田コノカ:「面倒な問答抜きなのはありがたいですな」アメリアさんを半目で見つつ
竜胆ジョウカ:「なんというか、うーん……懐かしいですね。あの“革命”の時もそれで前線近くに立ってた」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「知られてしまった以上、死蔵王様相手に不意打ちは愚策ですので」
エズミ・バーガンディ:「……待って欲しい。黒田くん。 まだ彼女と戦うと決まったわけじゃない」
竜胆ジョウカ:「そりゃそうですよ。こっちが不意打ちで圧勝したんですものね」
黒田コノカ:「交渉の余地があるようなお姿には見えませんが」エズミさんの言葉にため息を吐きつつ肩を竦める
エズミ・バーガンディ:「それでも……それでもだよ」
アメリア・シュミット:「エズミさん……」
エズミ・バーガンディ:「フローレンスくん。君の事、君がしたいと思っている事を……僕たちは聞いた」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……それで、あなたはどう思ったのかしら」
エズミ・バーガンディ:「最初は……君が望むのであればそれが実現できるように協力しようと思った」 「……けど」
エズミ・バーガンディ:「けれども……」 その先の言葉が出てこない。突き付けるには残酷すぎる事実に、舌が上手く回らない。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……私の味方にはならないようね」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「それだけ分かれば十分よ」
エズミ・バーガンディ:「違うんだ! 僕はいつでも君の味方で……」
竜胆ジョウカ:「……啖呵切るなら、預かりましょうか。これでも王の一席です」
エズミ・バーガンディ:「死蔵王……」
エズミ・バーガンディ:「いいや……これは僕たちの問題だ」
エズミ・バーガンディ:死蔵王の言葉に背中を押されるようにして前に出る。
エズミ・バーガンディ:「フローレンスくん……僕たちは、君が為そうとしている事を知った……本当に、本当に遅いかもしれない……けど」
エズミ・バーガンディ:「けれども、これだけは言わせて欲しい」
エズミ・バーガンディ:「『諦めて』くれ……。 お願いだ……。 君の望みを……歩みを、少しだけ止めてくれ」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「…………あなたなら」その後の言葉を飲み込むように一拍置いて
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……いえ、あなたならそう言うと思っていたわ」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「私は、立ち止まるつもりも、後戻りするつもりもないわ」
エズミ・バーガンディ:「ああ……」 そうか、と心の中でそう思う。
エズミ・バーガンディ:彼女は現状を理解している。進んだ先に求める物など手に入らない事を……理解している。
エズミ・バーガンディ:その上で、金剛石のような彼女の意思は己に立ち止まる事を許してはいないのだと。
エズミ・バーガンディ:「ごめんよ……フローレンスくん」 それは、こうなるよりも前に止める事が出来なかった己への言葉か。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……“鴉飼”様、黒田さん。お二人には提案があります」
黒田コノカ:「ほう?恐縮ですな」
アメリア・シュミット:「私たちに……ですか?」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「主目的である死蔵王様を見逃すことはできません。免罪王様とエズミも意志は固いようです」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「ですが、お二人は協力していただけるのなら、『殉葬棺』による『加工』の対象外にいたしましょう」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「大義名分も用意してあります」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「『金剛王の案内で地下秘匿所蔵庫を見付け、そこにイースターエッグと思しき存在を確認した死蔵王は――」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「その事実を隠蔽、独占する為に攻撃してきた為に、やむを得ず理事会の遺物を用いて封印した』」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「という筋書きです」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「それを立証する為の証拠もあります」
黒田コノカ:「お聞かせ願っても?」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:レコーダーを取り出す。
黒田コノカ:勘案するように、指先で太ももを叩きつつ続きを促す。
録音:『私は学術的興味のためなら至上王だってボコボコにしてやります!!』
録音:それは紛れもなく死蔵王の声だった。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「――大ノヴァリス博物館の前館長として、今でも私のお願いを聞いてくれる学芸員も何人かいるんです」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「如何でしょう。こちらに付くおつもりはありますか?」
黒田コノカ:「………………………………だ、そうですが」
黒田コノカ:腕を組み、壁に背を預けて"鵜飼"へ視線を向ける。
アメリア・シュミット:「すーっ……」深呼吸をして
アメリア・シュミット:「私は……遺産管理委員会の副長」
アメリア・シュミット:「貰ったお菓子はいただきます、おもてなしもたくさん受けます、でも」
アメリア・シュミット:「どんな条件を出されても……お友達を裏切ることはしません!」
アメリア・シュミット:「甘く見ないで……くださいね!」指を金剛王へ向けて突き付ける
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……ご無礼を申しました」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「あなたの誇りには、敬意を表します」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「“鴉飼”様を『加工』した遺産は、特に上等な展示をしましょう」
アメリア・シュミット:「ヒイッ……」
黒田コノカ:「クク……決まりですな」
黒田コノカ:愉快そうに笑い、ホルスターから拳銃を引き抜いて手の中で弄ぶ。
黒田コノカ:「私の返答は当然"No"でございます」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「理由をお聞きしても?」
黒田コノカ:「恐れながら申し上げさせていただくと……私は"勝利"が好きなのです」
黒田コノカ:壁から背を離し、笑みをより深く。
黒田コノカ:「勝利は利益を、名誉を、私に与えてくれます」
黒田コノカ:「貴方の提案に乗った所で勝利とは言えない。ただ、"円卓への詐欺行為の片棒を担いだ"という後ろ暗さが残るのみ」
黒田コノカ:(イースターエッグも、貴様の持つその遺産製造装置も、可能ならば欲しいんだよ。私は)
黒田コノカ:「はなから勝ち目のない勝負ならば大事を取って貴方の軍門に下るのも悪くは無いでしょう」
黒田コノカ:「で。今この場はどうでしょう?勝ち目が、無いように見えますか?」
黒田コノカ:「Raise!Raise!Raise!」
黒田コノカ:「賭けるなら取り分の多い方に。"円卓の王を救った"という事実は私の命よりも遥かに大きなリターンをもたらしてくれる」
黒田コノカ:大手を広げて、嗤う。
黒田コノカ:「以上。納得していただけましたかな?」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「なるほど。あなたのことは測りかねていましたが」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「そういうお方なのですね」見定めるような目
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「そうです! コノカさんは欲の皮が突っ張っているのです!」
黒田コノカ:「夢見がちな少女と言って欲しいですな」
黒田コノカ:「ま、情けない理由を一つ付け足して置くなら──貴方が博物館にネズミを放っているようにどこに目や耳が潜んでいるか分かったものではないというのもありますが」
黒田コノカ:"鵜飼"へ視線をやり、苦笑して締めくくる。
アメリア・シュミット:「味方だ……!」
エズミ・バーガンディ:「ひとまずは……ね」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「いいでしょう。少々予定とは違いますが、全員と正面戦闘となった場合の備えもしてあります」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「――来なさい」
竜胆ジョウカ:「ええ、いいですね。やっぱりFHらしく抗争で決めましょう」
レジサイダーA-R5:その言葉を待っていたかのように、数体のレジサイダーが姿を現す。
竜胆ジョウカ:「思想と思想でボコボコに殴り合って、勝った方が本流。シンプルでいいですね」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「ええ。あなたの得意な野蛮なやり方で決めましょう」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「円卓番外七十五席。“金剛王”フローレンス・アシュモール」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「――参ります」
GM:――遙か地上。その更にいと高きセイクリッドタワーの頂点が十字に光り輝く。
GM:大地に阻まれ、見上げることすらできずとも、大十字冠はあなた達を照らし出す。

GM:クライマックス戦闘を開始します。そして、同時に十字冠が神聖二重冠にアップデートされます。
【神聖二重冠(ダブルクロス)】
クライマックスフェイズ中に限り、あなたが持つ【十字冠】をアップグレードし、効果を以下のように書き換える。

あなたは、シナリオ中に一回のみ、以下の効果の中からどれか一つを選んでオートアクションで使用できる。
・このメインプロセスでは、あなたが受ける【判定ダイスへの侵蝕率ボーナス】の値を3倍にする。
・このメインプロセスでは、あなたが受ける【エフェクトLVへの侵蝕率ボーナス】の値を2倍にする。これによってエフェクトの使用回数は増えない。
・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させ、あなたのHPを+[上昇分×3]点回復する。この時、HP上限を超えることはできない。
・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。あなたがこのメインプロセスで行う攻撃の攻撃力を+[上昇分×2]点増やす。
・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。あなたがこのメインプロセスで行う判定の達成値を+[上昇分×3]点増やす。
・この戦闘のバックトラックでは、あなたが昇華したタイタスを1個、ロイスとして再取得できる。ただし、この効果は昇華前にSロイスに指定したロイスしか対象にできない。
・この戦闘のバックトラックでは、最終侵蝕値によって得られる経験点を3倍にする。

GM:エンゲージはこちら
      “金剛王”[10]、レジサイダーA-R5A[9]、レジサイダーA-R5B[9]
                   │5m
          レジサイダーA-R5C[9]、レジサイダーA-R5D[9]
                   │5m     
竜胆ジョウカ[7]、エズミ・バーガンディ[12]、アメリア・シュミット[11]、黒田コノカ[10]
GM:行動ルーチンとして、レジサイダー達が金剛王をカバーリングすることはないと言っておきましょう。
エズミ・バーガンディ:むぅ……逆に怪しい
竜胆ジョウカ:おっええんか 助かる~
アメリア・シュミット:あくまで自分たちで連携なのね
黒田コノカ:攻撃対象にならないだけってわけね
GM:ではセットアップ!
竜胆ジョウカ:自前分なし!
レジサイダーA-R5:なし!
“金剛王”フローレンス・アシュモール:《ソードマスター》自身を対象。ラウンド中、大口径機関銃を使用した判定の達成値+12
エズミ・バーガンディ:ハウスオブデモンズ使用。ジョウカさん以外のPC3人の行動値+5します。
アメリア・シュミット:私はないです!そして行動値が増えます
黒田コノカ:【ロード・オブ・バルバロッサ】《活性の霧+鮮血の奏者+アクセル+タブレット+多重生成》4体を対象に攻撃力+36、行動値+8、ドッジダイス-2個。自分のHP-2、侵蝕13
黒田コノカ:黒田コノカの侵蝕率を13増加(106 → 119)
黒田コノカ:対象は自分を含めた4名。ドッジダイス-2個されますが欲しい人は受け取ってくださいな
エズミ・バーガンディ:受け取ります! 行動値23!
黒田コノカ:あっ100越えてた。数値弄ります
竜胆ジョウカ:コノカさんの貰います!!
“免罪王”キャロル・ホプキンス:あっ! 私のNPCカードも使いますか!?
竜胆ジョウカ:免罪王のは自分は貰いません!暴走するとカバーできないので……
黒田コノカ:ほし~!
“免罪王”キャロル・ホプキンス:とりあえず任意なので攻撃力を+6したい人は暴走してください!
アメリア・シュミット:もらいます!うごーっ
エズミ・バーガンディ:免罪王の攻撃力も受け取ります! 暴走!
GM:では、行動値25、エズミさんの手番ですが……
“金剛王”フローレンス・アシュモール:《ブリッツクリーク》自身を対象に追加行動。
エズミ・バーガンディ:なにっ!?
“金剛王”フローレンス・アシュモール:マイナーでオルトロスに搭乗。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:行動値が5下がって5になります
“金剛王”フローレンス・アシュモール:メジャーでエフェクトなし射撃 5dx+27 攻撃力29
“金剛王”フローレンス・アシュモール:対象は……せっかくだし死蔵王にしよう
竜胆ジョウカ:げえーー 判定妨害ないので来いっ
“金剛王”フローレンス・アシュモール:5dx+27
DoubleCross : (5DX10+27) → 4[2,3,3,4,4]+27 → 31

竜胆ジョウカ:ガード!
“金剛王”フローレンス・アシュモール:4d10+29
DoubleCross : (4D10+29) → 23[5,1,9,8]+29 → 52

竜胆ジョウカ:1d10 リザ!
DoubleCross : (1D10) → 10

竜胆ジョウカ:侵蝕、102です……以上
“金剛王”フローレンス・アシュモール:《チェイストリガー》攻撃命中時、キャラクター一人選択。行動値+20
“金剛王”フローレンス・アシュモール:レジサイダーA-R5Aを対象にします
竜胆ジョウカ:おい終わってるだろコイツ!!
レジサイダーA-R5A:行動値29になります
GM:なのでAの手番になります
竜胆ジョウカ:ヒエ~
レジサイダーA-R5A:《飢えし影》 8dx+2 攻撃力12
レジサイダーA-R5A:対象はエズミさん
エズミ・バーガンディ:ぎゃー! 来い!
レジサイダーA-R5A:8dx+2
DoubleCross : (8DX10+2) → 10[1,1,2,4,4,5,9,10]+6[6]+2 → 18

レジサイダーA-R5A:かなり回った
エズミ・バーガンディ:リアクション不能! ダメージください
レジサイダーA-R5A:2d10+12
DoubleCross : (2D10+12) → 5[4,1]+12 → 17

エズミ・バーガンディ:装甲値で8点減少して9点です
エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディのHPを9減少(26 → 17)
GM:では、こんどこそ行動値25、エズミさん
エズミ・バーガンディ:ではでは
エズミ・バーガンディ:オートアクションで二重冠の効果を使います。
エズミ・バーガンディ:・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。あなたがこのメインプロセスで行う攻撃の攻撃力を+[上昇分×2]点増やす。
GM:ひえええ
エズミ・バーガンディ:侵蝕率を6点上昇させてメインプロセスでの攻撃力+12!
エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディの侵蝕率を6増加(89 → 95)
エズミ・バーガンディ:そしてマイナーアクションで《追撃の魔弾》を使用。メジャーアクションを2回行います。
エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディの侵蝕率を5増加(95 → 100)
エズミ・バーガンディ:メジャーアクション 【コンボ:『失いの伝播』】 《赫き弾》+《コンセントレイト》+《リミットブレイク》+《ブラッドロード》
エズミ・バーガンディ:小型ロケットランチャーで範囲化した攻撃を前衛のレジサイダーC・Dのエンゲージに向けて攻撃!
GM:判定どうぞ!
エズミ・バーガンディ:(5+3)dx7+6-2+3
DoubleCross : (8DX7+7) → 10[1,3,6,8,9,9,10,10]+10[1,4,6,8,10]+5[4,5]+7 → 32

レジサイダーA-R5C:《浄玻璃の鏡》RCでドッジ
レジサイダーA-R5C:《イベイジョン》18
レジサイダーA-R5D:同上
GM:ダメージどうぞ
エズミ・バーガンディ:4d10+10+16+1d10+30+6 うおおおお!ダメージ! 装甲有効
DoubleCross : (4D10+10+16+1D10+30+6) → 33[10,9,5,9]+10+16+6[6]+30+6 → 101

レジサイダーA-R5C:《雲散霧消》ダメージ15軽減
エズミ・バーガンディ:あ、すいません二重冠効果で+12なので113です
レジサイダーA-R5C:うえっ!? ギリギリ残ると思ったのに……
レジサイダーA-R5C:神聖二重冠込みなら死にます
レジサイダーA-R5D:こちらも! カバーすればよかった!
エズミ・バーガンディ:ダメージが通った事でこのシーン中の攻撃力+30します
エズミ・バーガンディ:では、続けてメジャーアクション!
GM:あ、入れてなかったようですが一応、金剛王の+9効果はなくなっています! 言い忘れてた!
エズミ・バーガンディ:おおっと!了解です。(こちらには特に入れてませんでした)
GM:ありがとうございます。続きをどうぞ
エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディの侵蝕率を11増加(100 → 111)
エズミ・バーガンディ:では続けて、オートアクションで柘榴石の魔術小剣(火炎ビン相当)を装備しつつメジャー!
エズミ・バーガンディ:【コンボ:『失いの伝播』】 《赫き弾》+《コンセントレイト》 で後衛に範囲攻撃
エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディのHPを2減少(17 → 15)
エズミ・バーガンディ:あ、これは先ほど忘れていたHP消費です
エズミ・バーガンディ:ガード不可の攻撃となります
GM:判定どうぞ!
エズミ・バーガンディ:(5+3)dx7+6-5+3
DoubleCross : (8DX7+4) → 10[3,6,6,6,7,7,10,10]+10[2,6,6,8]+5[5]+4 → 29

レジサイダーA-R5A:《浄玻璃の鏡》RCでドッジ
レジサイダーA-R5A:《イベイジョン》18
レジサイダーA-R5B:同上
“金剛王”フローレンス・アシュモール:ドッジしかできない
“金剛王”フローレンス・アシュモール:4dx-1>=29
DoubleCross : (4DX10-1>=29) → 10[1,7,10,10]+5[1,5]-1 → 14 → 失敗

“金剛王”フローレンス・アシュモール:《ディスマントル》ダメージ適用前に使用。その攻撃によるダメージを18軽減する。
GM:ダメージどうぞ
エズミ・バーガンディ:3d10+16+1d10+30+6+30+12 ダメージ!(装甲有効・ガード無視)
DoubleCross : (3D10+16+1D10+30+6+30+12) → 12[6,2,4]+16+6[6]+30+6+30+12 → 112

エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディの侵蝕率を4増加(111 → 115)
エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディのHPを2減少(15 → 13)
GM:ディスマントルはダメージ後に使用する軽減エフェクトと違ってこの時点で軽減しますので、94になります
“金剛王”フローレンス・アシュモール:装甲で30軽減
“金剛王”フローレンス・アシュモール:更に、
“金剛王”フローレンス・アシュモール:《不壊の城壁》至近範囲(選択)のダメージを40軽減。
レジサイダーA-R5A:《雲散霧消》ダメージ15軽減
エズミ・バーガンディ:すいません!黒田さんのバフが攻撃力+36になってたので、ダメージ6点上昇です。
GM:100から引けば良くなったから計算しやすくなった
レジサイダーA-R5A:こちらへのダメージが45
レジサイダーA-R5A:半分くらい削られました
レジサイダーA-R5B:同じく
“金剛王”フローレンス・アシュモール:こちらへのダメージは15です。まだまだ余裕
GM:では、行動値24、アメリアさん
アメリア・シュミット:はい!
アメリア・シュミット:マイナーアクションで1m下がります
GM:抜け目ない動き!
アメリア・シュミット:決して怖くて後ろに下がったわけじゃなくて……
アメリア・シュミット:メジャーアクション
アメリア・シュミット:《コンセントレイト:オルクス》+《アニマルテイマー》+《アニマルアタック》+《要の陣形》
GM:判定どうぞ!
アメリア・シュミット:金剛王、レジサイダーAとBを攻撃!
アメリア・シュミット:12dx7+6
DoubleCross : (12DX7+6) → 10[1,1,1,2,3,4,4,6,8,9,10,10]+10[5,6,7,10]+5[2,5]+6 → 31

レジサイダーA-R5A:《浄玻璃の鏡》RCでドッジ
レジサイダーA-R5A:《イベイジョン》18
レジサイダーA-R5B:同上
“金剛王”フローレンス・アシュモール:ガード
“金剛王”フローレンス・アシュモール:《砂の結界》カバーリング
“金剛王”フローレンス・アシュモール:Aをカバーリングします
GM:ダメージどうぞ!
アメリア・シュミット:4d10+20+36+6
DoubleCross : (4D10+20+36+6) → 27[9,3,5,10]+20+36+6 → 89

レジサイダーA-R5B:《雲散霧消》ダメージ15軽減
レジサイダーA-R5B:してもこいつは死ぬ
アメリア・シュミット:侵蝕+11で111に!
“金剛王”フローレンス・アシュモール:装甲とガードで47軽減して、42、二倍で84、そこから15引いて69ダメージ
“金剛王”フローレンス・アシュモール:まだ半分削れてません
アメリア・シュミット:そしてコンビネーターの効果で、ダメージを受けた人は
アメリア・シュミット:このラウンド中に受けるダメージ+2d10です!
GM:くっ
GM:効果を受けたのは金剛王
GM:では、次は行動値23、コノカさん!
黒田コノカ:んーむ。
黒田コノカ:"暴"の気配を察知し、待機します
GM:では、行動値15、死蔵王の手番!
竜胆ジョウカ:リソースを吐かせますか……!!
竜胆ジョウカ:マイナーで戦闘移動、二人にエンゲージ。
竜胆ジョウカ:メジャーでコンボ【ムカト=ヒャンデル蓋し胴無し】〈サイレンの魔女〉+〈疾風迅雷〉+〈紅蓮の衣〉
竜胆ジョウカ:対象はもちろん二人!判定妨害ありますかー?
GM:ないです
竜胆ジョウカ:6dx ドッジ不可
DoubleCross : (6DX10) → 7[1,3,4,4,4,7] → 7

“金剛王”フローレンス・アシュモール:強制ガード
レジサイダーA-R5A:《浄玻璃の鏡》《原初の黒:全知の光》 ドッジ不可の攻撃もドッジできる
レジサイダーA-R5A:《イベイジョン》18
レジサイダーA-R5A:ドッジ成功です
竜胆ジョウカ:許せねえよレジサイダー
レジサイダーA-R5A:《原初の虚:アナザーセルフ》 対象は《原初の黒:全知の光》。回数を1回回復する。
GM:金剛王には命中です。ダメージどうぞ
竜胆ジョウカ:3d10+24+30+36 装甲無視 死ねっ
DoubleCross : (3D10+24+30+36) → 22[6,10,6]+24+30+36 → 112

“金剛王”フローレンス・アシュモール:装甲無視だから……ガードで17軽減して、95
“金剛王”フローレンス・アシュモール:結構きつくなってきたけどまだ立ってます
竜胆ジョウカ:キーーッ 気に入らないねえ!!
竜胆ジョウカ:侵蝕は112になりました。
GM:行動値5の金剛王の手番
“金剛王”フローレンス・アシュモール:《零距離射撃》 9dx+27 攻撃力29
“金剛王”フローレンス・アシュモール:対象は死蔵王
竜胆ジョウカ:ガードで素受けします 判定からダメージまでどうぞ
“金剛王”フローレンス・アシュモール:9dx+27
DoubleCross : (9DX10+27) → 9[1,2,3,4,6,6,8,9,9]+27 → 36

“金剛王”フローレンス・アシュモール:4d10+29
DoubleCross : (4D10+29) → 15[7,4,2,2]+29 → 44

竜胆ジョウカ:当然死亡!至上王のロイス切って復活!
“金剛王”フローレンス・アシュモール:《分割思考》行動値を-10して、未行動に。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:行動値0になります
“金剛王”フローレンス・アシュモール:そして未行動で待機してないのは一人なのでもう一度行動します
“金剛王”フローレンス・アシュモール:エフェクトなし射撃 5dx+27 攻撃力29
“金剛王”フローレンス・アシュモール:今度はアメリアさんを狙います
“金剛王”フローレンス・アシュモール:5dx+27
DoubleCross : (5DX10+27) → 8[3,3,4,7,8]+27 → 35

アメリア・シュミット:きゃ~っ
アメリア・シュミット:暴走してるのでリアクション出来ません!
“金剛王”フローレンス・アシュモール:ではダメージ
“金剛王”フローレンス・アシュモール:4d10+29
DoubleCross : (4D10+29) → 20[1,2,9,8]+29 → 49

アメリア・シュミット:装甲で引いても耐えられるはずもなく
アメリア・シュミット:死蔵王へのロイスをタイタスにして昇華!
アメリア・シュミット:HP11で復活します
GM:では、待機していたコノカさんの手番!
黒田コノカ:むむ……
黒田コノカ:金剛王が生きているとなると殴っても侵蝕が無為に上がるだけと見た!手番放棄かな
黒田コノカ:力を溜めます
竜胆ジョウカ:免罪王切れば多少舞えたりしません?
黒田コノカ:あ~~~~~~~どうしようかな。最悪落とせなくても1回くらいなら良いか……?
竜胆ジョウカ:いっぱいあるし……いいよ♡
竜胆ジョウカ:コノカならなにしてもいいよ♡
黒田コノカ:やった~~♡じゃあすみませんGM、手のひらを返すようですが動いても良いですか?
“免罪王”キャロル・ホプキンス:懲罰奉仕部の絆を見せつけてやりましょう!!!!!
GM:どうぞ!
黒田コノカ:感謝!
黒田コノカ:【"Alea jacta est"賽は投げられた】《スキルフォーカス+フォールンピストル効果》リアクションのC値+1、達成値+6。侵蝕2
黒田コノカ:対象は金剛王。
GM:判定どうぞ
黒田コノカ:6dx+12
DoubleCross : (6DX10+12) → 10[1,4,7,7,8,10]+10[10]+8[8]+12 → 40

黒田コノカ:?
“金剛王”フローレンス・アシュモール:が、ガード
黒田コノカ:ダメージ算出時に……キャロル様!お力添えを!
“免罪王”キャロル・ホプキンス:ダメージ……10d10です!!!!!
GM:誰だこの数値設定した奴
黒田コノカ:誰やろなぁ。ダメージ行きます
黒田コノカ:15d10+50
DoubleCross : (15D10+50) → 79[4,9,6,3,2,10,7,5,9,3,3,1,5,7,5]+50 → 129

黒田コノカ:よし。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:装甲ガードで47軽減して、82
“金剛王”フローレンス・アシュモール:くっ、残りHP26。落ちます!
黒田コノカ:ウォォォォ免罪王最強!免罪王最強!
“金剛王”フローレンス・アシュモール:《魂の錬成》復活します。
竜胆ジョウカ:や っ た ぜ 。
黒田コノカ:アァ!?
竜胆ジョウカ:や っ て な い ぜ 。
エズミ・バーガンディ:何ィ―――――ッ!?
GM:あ、しまった
GM:その前にありました
黒田コノカ:なにっ
“金剛王”フローレンス・アシュモール:《ラストアクション》戦闘不能時追加行動。
アメリア・シュミット:ええ~っ
黒田コノカ:オイオイオイオイオイ
エズミ・バーガンディ:ぎゃあああ!
竜胆ジョウカ:ずっと強い動きしてる
“金剛王”フローレンス・アシュモール:エフェクトなし射撃 5dx+27 攻撃力29
“金剛王”フローレンス・アシュモール:対象はエズミ
黒田コノカ:黒田コノカの侵蝕率を2増加(119 → 121)
“金剛王”フローレンス・アシュモール:5dx+27
DoubleCross : (5DX10+27) → 9[4,4,6,8,9]+27 → 36

エズミ・バーガンディ:ぐ、グググ……リアクション不能!
“金剛王”フローレンス・アシュモール:4d10+27
DoubleCross : (4D10+27) → 23[2,3,10,8]+27 → 50

エズミ・バーガンディ:倒れる! ジョウカさんへのロイスをタイタスにして昇華復活します!
エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディのHPを12に変更(13 → 12)
“金剛王”フローレンス・アシュモール:ここで《魂の錬成》で復活します
GM:クリンナップ
GM:みんなの行動値が元に戻るよ

“金剛王”フローレンス・アシュモール:頭上に輝く八角形の十字冠の内側に、ダイヤモンドのカッティングのような紋様が浮き上がる。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:神聖二重冠は、生徒全てに平等に加護を与える。
maika
“免罪王”キャロル・ホプキンス:同様に、十字冠に変化が生じる。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:処刑台を模した十字冠が血で濡れたように赤く染まり、卵の罅割れのような紋様が追加される。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:神聖二重冠から垂らされるように『楽園刑場メム』が首に巻き付き、体を吊り上げる。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「相手は……かつての円卓です……みなさん……気を……引き締めて行きましょう……」
竜胆ジョウカ:「……了解、です」喚起されるレネゲイドを、精密に制御しつつ答える。
アメリア・シュミット:「でもでも、ここには今の円卓の王がいらっしゃいます!」
竜胆ジョウカ:彼女の頭上にもまた神聖二重冠。彼女を覆うような、黒黒とした学帽めいたかたち。
アメリア・シュミット:「負けません……よね?」
竜胆ジョウカ:「無論」決然と答える。
エズミ・バーガンディ:「絶対に、負けないよ」 手早く両腕から血を流し、準備を整える。
エズミ・バーガンディ:「……友達とはいえ容赦はしない」 空間に満ちた”困難”が失われていく。
アメリア・シュミット:「遺産になったりなんて……してあげません!」鴉の羽4枚からなる十字冠。それに重なるのは、ひび割れた卵から覗く瞳。
黒田コノカ:「強敵結構。難局であればあるほど血が滾る────というと嘘になりますが。まあ、これほどの面子が揃えばそう難しい局面でもないでしょう」
黒田コノカ:気だるげな表情のまま、淡々と言葉を吐く。頭上に浮かぶ文字の集合体である十字冠が散らばる様に浮遊し、収束する。
黒田コノカ:「気楽にやりましょう、気楽に。勝利とは常に余裕のある者の特権ですからな」
エズミ・バーガンディ:「……ここで止まってもらうよ。」 周囲に遅れるように漸く覚悟を決めたエズミの頭上に新たな輝きが発現する。
エズミ・バーガンディ:心臓を模した十字冠に重なる様にして現れるは盃の意匠を持つ冠……聖者の受難を受け止めた器の顕現。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:――硝煙は上がらなかった。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:その銃の発射機構に火薬は使用されていない。魔銃による射撃には音も匂いも伴わない。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:射撃動作に気付かれる間もなく、出鼻を挫くようにこの場で最も強い者の額を撃ち抜いた。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「容赦などと口にしている時点で、履き違えている」
竜胆ジョウカ:衝撃に、がくんっ!!と大きめにのけぞる。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:そんな余裕をこの場で口にできるのは、今撃ち抜いた仇敵だけだ。
竜胆ジョウカ:何ならその場で落ちかねない、痛烈な一撃。だが、
竜胆ジョウカ:「……そんなんで」
竜胆ジョウカ:「落とせるとは、思ってないでしょうね!!」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:当然だ。だから、この射撃の狙いは――
竜胆ジョウカ:額から血を垂れ流しつつ、即座に立て直す。
レジサイダーA-R5:立て直すまでのコンマ数秒に、影の刃が伸びている。
レジサイダーA-R5:容赦をする、しないなどとまるで自分に選択権があるかのような不敬者を影が誅する。
エズミ・バーガンディ:「呪霊の起動動作……!?」 瞬間的に己の認識の甘さを痛感する。
エズミ・バーガンディ:己の存在など、王同士の戦いにおいては余波で吹き飛ぶ程度の重みしかないのだと理解し……その上で。
エズミ・バーガンディ:「がっ…… ああぁっ……!!」 影の刃を、その呪詛を己の身で受け止める。
エズミ・バーガンディ:同時に……受けた痛みが”喪失”の苦痛となって”金剛王”フローレンス・アシュモールを襲った。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「――私が私の攻撃で倒れると思っているのなら」
レジサイダーA-R5:周囲のレジサイダーの半数が、喪失の余波に耐えかね影に還る中で
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「少し、物忘れが心配になるわね」
エズミ・バーガンディ:「そんな事……決して思ってはいないさ」
エズミ・バーガンディ:「僕が、君を止めるためにここで差し出すものは……僕自身の命と」
エズミ・バーガンディ:「君自身だよ。フローレンスくん」
エズミ・バーガンディ:(彼女は……カタリナくんは言っていた……)
エズミ・バーガンディ:『失血魔術』が『喪失』の等価交換であるのなら――――
エズミ・バーガンディ:(自分の少しの『喪失』が相手にとっての大きな『喪失』となるように……)
エズミ・バーガンディ:(逆に考えれば――――!)
エズミ・バーガンディ:自分にとって『大きな喪失』であれば、それは相手にとっても『大きな喪失』となる。
エズミ・バーガンディ:ここで ”金剛王”フローレンス・アシュモールに対するロイスをSロイス指定します。
エズミ・バーガンディ:「僕は―――!」 「君を失いたくない……!!」
エズミ・バーガンディ:容赦をしないという言葉の意味。己自身が無二の友に呪いの刃を向けているという自覚……
エズミ・バーガンディ:それはこの傷の痛み以上に強い『喪失』の痛みとなって己を襲う!
エズミ・バーガンディ:『呪い』と『喪失』の循環参照。
エズミ・バーガンディ:友を襲う『呪い』が、自身の『喪失』を齎す永久機関。
エズミ・バーガンディ:無限の循環となった『喪失』が溢れ出し……さらに深くに喰らい付く!
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……失いたくないのは私も同じよ」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「カタリナを失う訳にはいかない。たとえ……」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:喪失の呪いを受けながら、それでも、狙う銃身は揺るがない。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:乗騎を操る手綱は放さない。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……たとえ、あなたを失っても――!」
エズミ・バーガンディ:「僕はそれでも……」
アメリア・シュミット:「……失礼します!」
アメリア・シュミット:アメリアの戦闘用ドローンが光線を放つ音で、その会話を途切れさせる
アメリア・シュミット:「はああーーーっ!」ドローンをすべて使って、金剛王だけでなく、レジサイダーに向けても容赦なく照射する
“金剛王”フローレンス・アシュモール:乗騎が駆ける。金剛石の盾が、光を拡散させる。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:守ることが叶ったレジサイダーは一体のみ。他は光に当てられかき消える。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「流石はキングダムを見通す目、と言ったところでしょうか」
アメリア・シュミット:「……レジサイダーでさえも、守るのですね」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「戦力を無為に散らす意味はないでしょう」
アメリア・シュミット:「守って……守り続けて」
アメリア・シュミット:「どんなに硬くても、砕けなくても」
アメリア・シュミット:「いずれ……すり減ってしまいますよ……!」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……お優しい方」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「ですが、今はご自身の心配をなさることです」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「いずれすり減って消えるこの身よりも、今に砕けるあなたの身を」
アメリア・シュミット:「うっ……」
竜胆ジョウカ:「――じゃあ、貴女の身が今砕ければ」金剛王の乗騎によって生まれた死角。そこから、聞こえる声。
竜胆ジョウカ:「心配はおおむね合ってることになりますね、よしよし」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「死蔵王……!」
竜胆ジョウカ:光芒の中を駆け抜け、肉薄していた。もはや逃れえぬ位置から詠唱が始まる。
竜胆ジョウカ:「“バライトバをオルンガンに、バーネオアウナをイェムヤに”」
竜胆ジョウカ:「“ムカト=ヒャンデルをオグンに照応。焔示すは鉄と戦争、あるいは執行の形”」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:知っている。決して逃れられぬ災厄を。
竜胆ジョウカ:その手に握られているのは、その辺に落ちていた拳銃。理事会の誰かが置いて行った、弾もこめられていないもの。
竜胆ジョウカ:だが。
竜胆ジョウカ:「“͡力在る総てに我介せり”――《ムカト=ヒャンデル蓋し胴無し》」
竜胆ジョウカ:彼女とその王鍵の力が介すれば。それは常軌を逸した兵器と化す。
竜胆ジョウカ:――ガ、オンッッッ!!!もはや銃撃かも怪しい轟音が、金剛王とついでにその辺のレジサイダーを狙う!
“金剛王”フローレンス・アシュモール:知っている。頂点に立つ七つの王威の一つを。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:金剛石の守りなど意味を成さない。盾が貫かれ、鎧が砕ける。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「っ……ぁっ……!」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:知っている。かつて自分が立っていた王位。かつて自分が敗れた力。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:――故に、対策を重ねていた。
レジサイダーA-R5:「――王に試練を」
レジサイダーA-R5:避けられる筈のない銃撃を、あらゆる道理を無視してすり抜ける。
レジサイダーA-R5:王が落とす影は、変わらずそこに佇んでいる。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「っ……ん、ぁ……こんなもの、ですか」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:金剛石の鎧と盾を再生しながら、やせ我慢の言葉を吐く。
竜胆ジョウカ:「よく耐えますねホント、どうせ次で死ぬだけですのに」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「傲慢さだけは……王らしいですね」
竜胆ジョウカ:「やった~褒められた、向いてないってよく言われるので嬉しいです」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「――“我に試練を”」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「“安穏を否定し、幸福を売り渡し、全てを擲つ”」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「“我に試練を。我に財貨を”」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「“賜わせ、我が敵に災禍を”」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「――さだめよ、『財禍賜わすリテパデウ』」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:砕け散った金剛石の破片が詠唱に呼応し、光り輝く。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:『財禍賜わすリテパデウ』。その権能は、試練を代償とした金剛石の精製。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:“死蔵王”という最大の試練が、砕けた金剛石を数十倍の質量に増大させ、最高硬度の散弾の嵐となって全方位から襲いかかった。
竜胆ジョウカ:「ゲ」一音だけ声を上げたところで、ボコボコにされる。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:詠唱と同時に、魔銃を放ち、アメリアを撃ち貫く。
アメリア・シュミット:「かはっ……!」車椅子から転げ落ち、撃ち抜かれた腹を抑える
竜胆ジョウカ:全身から血が流れ、四肢が持っていかれそうになる。なんか左腕取れそうだし。
竜胆ジョウカ:が。リザレクトが高速で回り続け、傷ついた端から回復し。
竜胆ジョウカ:金剛石の嵐が止んでもなお、彼女はそこに立ち続けていた。
竜胆ジョウカ:由来こそ分からないものの、“ムカト=ヒャンデル蓋し胴無し”は神の腕とみなすことができ。
竜胆ジョウカ:故にそれを身に着けた者の肉体は、神の肉体とみなせる――という、単純な照応による身体強化。
竜胆ジョウカ:だが、この場で最も重要なのはそこではない。
竜胆ジョウカ:「……私の、対策個体。その能力は何かと思いましたが……」
竜胆ジョウカ:「避けれるだけですか。なら何の問題もないですね」
竜胆ジョウカ:レジサイダーの、固有能力が割れ。他の攻撃を安心してできるようになったこと。
竜胆ジョウカ:「軍服さん、ゴー」そう言って、大きくしゃがむ。射線を開けるためだ!!
黒田コノカ:「"steady aim"」
黒田コノカ:ホルスターに拳銃を収めたまま、静かに呟く。
黒田コノカ:(冷やせ、思考を。熱くなるのは他に任せれば良い。昂るな。血の匂いも、勝利の予感も。死への恐れも、全てを盤上に──チッ)
黒田コノカ:そこまで思考して舌打ちする。まだ"プレイヤー"のつもりか。
黒田コノカ:「見晴らしがよくなって──ご尊顔が良く見えますなぁ、金剛王様」
黒田コノカ:開かれた射線を、すぐさま切り拓くことはせず悠長に金剛王へ語り掛ける。その背後では免罪王へハンドサインを送っている。
黒田コノカ:("こちらが先に"、"死角へ気付かれぬように")
“免罪王”キャロル・ホプキンス:『チェンジリング現象』の副作用による精神共有で、ズレなく意図を把握する。
黒田コノカ:("合図は発砲音"、"注意を引きます"、"あとは思うままに、懲罰を")
“免罪王”キャロル・ホプキンス:体内で飼育している妖精に語りかけ、空間と肉体の性質を馴染ませる。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:(万事了解! お任せください!)
黒田コノカ:「美しき容貌、他を寄せ付けぬ武。その座を降ろされてもなお慕うものが居る求心力」
黒田コノカ:ただの言葉では意味が無い。確実に、注意を引く。
黒田コノカ:「故に──惜しい。その才を"こんな無駄な事に使っているとは"」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「あなたにはそう映るでしょうね」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「ですが、私にはあなたもそう変わらないように見えますよ」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「一度の敗北に取り憑かれた妄執という意味では」
黒田コノカ:「クク……全く仰る通り!いやはや────」
黒田コノカ:(この程度では心は動かない、か。だが──言葉を、返したな)
黒田コノカ:その瞬間、言葉の途中で予備動作を完全にカットした射撃が行われる。照準と発砲を"同時に"こなす離れ業。
黒田コノカ:(意識を向けた対象からの攻撃だ。さあ、どう対応する?避けるか?防ぐか?)
“金剛王”フローレンス・アシュモール:技術としては、先程自分が見せた銃撃とそう変わらない。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:確かに卓越した技術だ。だが、ただの銃弾ならば対応するまでもない。鎧が弾く。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:ギュァアアアヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂィイィイイイイイイイ――ッ!!!!!
黒田コノカ:「これで、王手でございますなぁ」軍帽を深く被り、釣り上がった笑みを浮かべる。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:雷が空気を裂く。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:それは、通常の環境下では既に存在できない妖精。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:人間界においては、超高層の雷雲にのみ存在するとまことしやかに囁かれている。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:レッドスプライト――赤雷が、迸る。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「――ええ、ですが詰み、ではありませんね」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:盾による防御は――本命の攻撃への対処に取っておいた。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:雷を纏う、免罪王の剣に盾を合わせる。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「――私は、本命ではありません!」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:赤雷が、剣を離れ、コノカが放った銃弾へ誘導される。
黒田コノカ:赤雷を受け高温となった弾丸が空中で弾ける。
黒田コノカ:分類名"秘密兵器Toy box"と呼ばれるソレは、コノカの調整によってあらゆる条件で複数の挙動を見せる弾丸を放つ。
黒田コノカ:放電に晒され、高温となった弾丸は条件を満たし──金剛を焼き尽くす溶け行く鉛の雨となって降りかかる。
黒田コノカ:「"エルブス"」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「――!」
“金剛王”フローレンス・アシュモール動かされた・・・・・
“金剛王”フローレンス・アシュモール:本命は王であるという、無意識の特権意識。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:そこを利用された。既に対応できる余裕はない。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:妖精術によって赤熱した鉛は、金剛王の鎧を溶解せしめる。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「ぐ、ぅあああああああああああああ――っ!」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:溶岩の如き高熱が身を焼く。
黒田コノカ:「ああ、それから──先ほどのお言葉に答えさせて頂くなら」
黒田コノカ:苦痛の悲鳴を上げる金剛王を冷めた目でみつつ、軍帽のつばをなぞる。
黒田コノカ:「才能溢れる王様とは違って、私のような雑兵の人生は無駄遣いしても大した損失にはなりませんので。一緒にされては困ります」
黒田コノカ:「自由なのは持たざる者の特権ですな。無責任万歳です」
黒田コノカ:(……消耗しすぎたな。これ以上は厳しいが)
“金剛王”フローレンス・アシュモール:鎧の内側は、高熱の鉛が燃えている。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:正しく拷問。意識を保つことすら至難。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:鎧を脱がなければ、痛みからは逃れられない。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:――それでも。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:掠れた視界のまま、相手が誰かも分からないまま、魔銃を放つ。
エズミ・バーガンディ:「フローレンス……くん」 彼女の状態は明らかな危険域。ファラリスの雄牛を身に纏って戦っているようなものだ。
エズミ・バーガンディ:彼女の身を案じる様に、一歩前に踏み出したエズミの身体を……
“金剛王”フローレンス・アシュモール:金剛石の弾丸が貫いた。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「王だとか……才だとか……そんなのどうでもいいの……」
エズミ・バーガンディ:「がっ……」 胸の奥に感じる熱。右肺を銃弾が貫いた感触。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「私は、ただ」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「もう一度カタリナに会いたいだけ」
エズミ・バーガンディ:「王なんてどうでもいい…… 僕はただ……」 己自身に感じる命の”喪失”……それを。
エズミ・バーガンディ:「君と……また語り合いたい。あの日の様に……」
エズミ・バーガンディ:金剛王の鎧に満ちた”熱”が引いていく。
エズミ・バーガンディ:【『失い』の伝播】。己の命が失われるその”喪失”を、金剛王を蝕む”熱”の消去に使ったのだ。
エズミ・バーガンディ:「ああ……くそっ!容赦しないって言ったのに……」

GM:第2ラウンド
GM:セットアップ
“金剛王”フローレンス・アシュモール:《ソードマスター》自身を対象。ラウンド中、大口径機関銃を使用した判定の達成値+12
レジサイダーA-R5A:なし
エズミ・バーガンディ:セットアップ打ち止めなのでなしです
竜胆ジョウカ:自前なし!
黒田コノカ:《アクセル》行動値+8、単体。侵蝕1(122)
黒田コノカ:対象はジョウカさん。ケチっていくぜ~
竜胆ジョウカ:うおおおおおイニシアチブ15!!!
エズミ・バーガンディ:最速!
アメリア・シュミット:セットアップなし!
GM:ではイニシアチブ15、死蔵王の手番
竜胆ジョウカ:先ほどと同様に〈サイレンの魔女〉+〈疾風迅雷〉+〈紅蓮の衣〉!
竜胆ジョウカ:残った二人を轢きにいきます
GM:判定どうぞ
竜胆ジョウカ:6dx 果たして
DoubleCross : (6DX10) → 9[1,1,5,5,8,9] → 9

レジサイダーA-R5A:《浄玻璃の鏡》《原初の黒:全知の光》 ドッジ不可の攻撃もドッジできる
レジサイダーA-R5A:《イベイジョン》18
竜胆ジョウカ:ワンチャンねえかと思ったんだけどな~
“金剛王”フローレンス・アシュモール:ガード
“金剛王”フローレンス・アシュモール:《ディスマントル》ダメージ適用前に使用。その攻撃によるダメージを18軽減する。
竜胆ジョウカ:1d10+2d10+54 ダメージ・装甲無視
DoubleCross : (1D10+2D10+54) → 4[4]+11[9,2]+54 → 69

竜胆ジョウカ:あ、コンビネーターラウンドか 58です
“金剛王”フローレンス・アシュモール:18軽減して、ガードで17軽減して、23ダメージ。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:まだ立ってます。
竜胆ジョウカ:ゲエ~~~~
竜胆ジョウカ:侵蝕は122。以上です
GM:では、行動値12、エズミさん
エズミ・バーガンディ:マイナーアクションで小型ロケットランチャー(照準器付き)に装備を変更。
エズミ・バーガンディ:メジャーで 【コンボ:『失いの伝播』】 《赫き弾》+《コンセントレイト》 金剛王のエンゲージに対して範囲攻撃します
GM:判定どうぞ
エズミ・バーガンディ:(5+3)dx7+6-2+3+1
DoubleCross : (8DX7+8) → 10[1,2,3,4,4,6,6,10]+4[4]+8 → 22

レジサイダーA-R5A:《浄玻璃の鏡》RCでドッジ
エズミ・バーガンディ:ぐっ……渋い……!
レジサイダーA-R5A:《イベイジョン》18
“金剛王”フローレンス・アシュモール:ガード
GM:ダメージどうぞ
エズミ・バーガンディ:ダメージ適応前に免罪王によるダメージ上昇を発動!
エズミ・バーガンディ:金剛王へのダメージを+10d10します
“免罪王”キャロル・ホプキンス:10d10どうぞ!
エズミ・バーガンディ:3d10+16+1d10+6+30 ダメージ(ガード・装甲有効)
DoubleCross : (3D10+16+1D10+6+30) → 23[8,5,10]+16+4[4]+6+30 → 79

エズミ・バーガンディ:10d10 金剛王追加分
DoubleCross : (10D10) → 63[9,9,5,7,1,7,7,7,10,1] → 63

レジサイダーA-R5A:《雲散霧消》ダメージ15軽減
レジサイダーA-R5A:でも死にます
エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディの侵蝕率を4増加(115 → 119)
エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディのHPを2減少(12 → 10)
“金剛王”フローレンス・アシュモール:装甲とガードで47削って……残りHP17。落ちます!
“金剛王”フローレンス・アシュモール:復活もなし
GM:あなた達の勝利だ!
竜胆ジョウカ:やった~~~~~!!!
エズミ・バーガンディ:打ち倒した……!
アメリア・シュミット:勝利~!
GM:では演出しましょう

黒田コノカ:「……死蔵王様。あと一度、撃てますか?」
黒田コノカ:僅かに息が上がり、冷や汗を浮かべたまま静かに問う。
竜胆ジョウカ:「んー……」
竜胆ジョウカ:「やりましょう」
黒田コノカ:「ありがたきお言葉。お恥ずかしながら、私そろそろ限界ですので」
黒田コノカ:そう言いながら、口内を噛み切る。昂るレネゲイドが精神にまで影響を及ぼしつつあるのを感じていた。
黒田コノカ:吐息と共に吹き出した香りはレネゲイドを高めるのではなく、起動から現象を起こすまでのラグを低減させる。
黒田コノカ:「微力にも程がありますが──王の武勇を信じます」
竜胆ジョウカ:「ではーー“詠句再唱”」
竜胆ジョウカ:再びオートマの拳銃が熱を持ち。金剛王とレジサイダーを狙う。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……あなたさえ、いなければ」
竜胆ジョウカ:「“力在る総てに我介せり”――《ムカト=ヒャンデル蓋し胴無し》」
竜胆ジョウカ:再び轟音が高らかに鳴る。一度は冷却された身に、熱は新鮮な苦痛をもたらす。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:倒れない。最早銃を構えるのも蠅が止まりそうな動きだが、倒れはしない。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:理屈ではない。王の矜持ですらありはしない。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「あなたの、せいで……!」
竜胆ジョウカ:「……マジですか、これ耐えますか……!!」
竜胆ジョウカ:「すいません、軍服の方!! ぬかりました、次に備え――」
竜胆ジョウカ:そう声をかけようとした、その時。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:緩慢な動きで、銃口を持ち上げた、その時。
エズミ・バーガンディ:「それは違うよ。フローレンスくん」
エズミ・バーガンディいつの間にか・・・・・・……王と王の激闘の隙間を潜り抜ける様にして、黒衣の魔術師が至近に迫っていた。
エズミ・バーガンディ:「”死蔵王”は……関係が無い」 まるで”存在感”というものが”欠落”しているようなぼやけた印象。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……エズミ」
エズミ・バーガンディ:「諦めろとはもう言わない」 構えた短剣は己の胸に。
エズミ・バーガンディ:「だから……僕は僕のエゴで君の意思を折る。」 ”喪失”の呪いが、再び拡散する。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……どうして来たの。あなたを……」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「巻き込みたく……なかったのに……」
エズミ・バーガンディ:「そんなの……」
エズミ・バーガンディ:「友達だからに……決まってるじゃないか……!」
エズミ・バーガンディ:「親愛なるMy DearフローラFlora”……」
エズミ・バーガンディ:「僕の、初めての友達……」 ”喪失”の闇が全てを奪い尽くす中で、呟くように語り掛けた。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:何かの糸が切れたように、膝を付く。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「何で……今更……」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:震えて、裏返りそうな声で……その姿に王としての威厳などなく。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「う――う、うあああああああああああ……!」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:涙声を上げるその姿は、傷付いた年相応のただの少女のようだった。
エズミ・バーガンディ:「…………。」 傷ついた彼女の身体を抱き止め、無言で支える。
エズミ・バーガンディ:「ごめんよ……。 ごめん……。」 謝罪の言葉は彼女に対してか、それとも救えなかった”あの子”に対してか。
エズミ・バーガンディ:ただ二人、王国の地下の闇の中で互いを慰める様に泣き叫んでいた。

GM:クライマックス戦闘の勝利報酬として、20ポイントを進呈します。
GM:これで現在46ポイント。
GM:ポイント使用が可能です。
アメリア・シュミット:秘匿技術体験させてください!5ポイント消費でアニマルアタックの回数を1回回復させます
GM:残り41ポイント
エズミ・バーガンディ:こちらも秘匿芸術体験で《追撃の魔弾》の使用回数を回復します
GM:残り36ポイント
エズミ・バーガンディ:それとP消費して購入判定を行います 購入目標は火炎ビン(難易度2)です
竜胆ジョウカ:今吸っとくか 秘匿芸術鑑賞したいです
エズミ・バーガンディ:(2+3)dx+5 【調達】
DoubleCross : (5DX10+5) → 9[1,3,6,8,9]+5 → 14

エズミ・バーガンディ:火炎ビンを購入してウェポンケースに納めます。
GM:35ポイント
竜胆ジョウカ:鑑賞……やります!侵蝕117!
GM:25ポイント
エズミ・バーガンディ:さらに購入判定をP消費して行います 購入目標は小型ロケットランチャー(難易度13)で
エズミ・バーガンディ:(2+3)dx+5 【調達】
DoubleCross : (5DX10+5) → 9[2,5,6,7,9]+5 → 14

GM:24
エズミ・バーガンディ:成功。ウェポンケースに納めます。
黒田コノカ:自分は大丈夫ですわ~~!
アメリア・シュミット:黒田コノカ 〇連帯感/猜疑心 免罪王 〇元気/怖い で取得

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クライマックス2「Dear my sister」

GM:金剛王の計画はあなた達との交戦によって頓挫した。
GM:だが、あなた達の目的である地下探索は終わっていない。
GM:詳細なデータが残されていなかった第五階層……その更に下へ繋がる階段が、あなた達の目の前にある。
竜胆ジョウカ:「……あー」
竜胆ジョウカ:「私降りるんですけど……どうします?」
エズミ・バーガンディ:「地下……」 赤く腫れた瞼を擦りながら地下へ向かう階段を見つめる。
竜胆ジョウカ:「イースターエッグの話もありますし」
黒田コノカ:「ここまで来れば当然ご一緒させていただきますよ。元々、付き添いが任務ですからなぁ」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「勿論です!」
アメリア・シュミット:「遺産管理委員会として、イースターエッグを回収しないわけには参りません」
エズミ・バーガンディ:「僕は……彼女を止める為にここに来て、その目的は達した。」
エズミ・バーガンディ:「けれども”免罪王”。 暴力に任せて君を殴ってしまった僕の”罪”はまだ残ってるよね?」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「ふむ……裁判にかけ、正しく量刑を定めた訳ではありませんが……」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「そうですね! 私はごく限定的ですが暫定的な裁量権を有しています!」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「エズミさんの罪はまだ清算されていない、ということでいいでしょう!」
アメリア・シュミット:「そんな……あの一発の拳は、それほど重たかったのですね……!」
エズミ・バーガンディ:「なら、僕も君たちのパーティに着いて行かないわけにはいかないなあ」 言い訳じみた口調で。
黒田コノカ:「クク、ご愁傷様ですなぁ」
エズミ・バーガンディ:「お互いに罪人の身分は辛いね」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……何があるのか、分からないのよ」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:何とか立って歩ける程度には回復しているが、満身創痍だ。
黒田コノカ:「……何故?貴方はレジサイダーとかいう連中にも襲われず、此処の管理者だ。確認した事が無いと?」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「第六階層……いえ、それより下は『理事会』によって封印されています」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「第六階層にあるのは、あくまでその入り口。正しい鍵がなければ、決して開くことはない」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「私の就任中は、『理事会』の目があった」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「そして、それ以降は鍵は私の手から失われてしまった」
竜胆ジョウカ:「なるほど……」鍵がないなら破壊か……
黒田コノカ:"鍵"というワードを聞いて死蔵王へ視線をやるが、表情を見て逸らす。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……『殉葬棺』と同様、円卓の王鍵がなければ中を覗き見ることも叶いません」
アメリア・シュミット:「では、金剛王ですらも……この先に何が待ち受けているか、分からないのですか……?」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「はい。イースターエッグというのも、私の希望的推測に過ぎません」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「そんな不確かな希望に縋る程に余裕がなかったのです」
竜胆ジョウカ:「……」ふむふむと頷いて。
竜胆ジョウカ:「あ、じゃあ私いれば入れるってことですか。なるほど」
黒田コノカ:「であれば大した問題でもありませんな」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「ええ、あなたから円卓の座を奪い返した後、解錠する計画でしたから」
黒田コノカ:安心したように肩を竦める
エズミ・バーガンディ:「……という事は、ここから先は正真正銘の未知の領域という事になるね」
竜胆ジョウカ:「ええ。ただまあ、ノヴァリスなんてどこもだいたいそうですよ」
竜胆ジョウカ:「気楽に行きましょう」そう言って歩き出した。
GM:階段を降りる。
アメリア・シュミット:「もう!気が早すぎます!」後を追う
GM:装飾も、建て付けもこれまでのものと変わらない。
GM:だが、先に待ち受ける未知に対する構えからか、空気が重苦しさを孕む。
GM:――それが、錯覚ではないということに気付くのは、階段を降りきった後のことになる。
GM:第六階層は、これまで以上に広大な空間に感じられた。
GM:物理的には変わらない。だが、今までは収蔵品が並べられていた。それがない。
GM:ただ、一枚の扉が部屋の中心にぽつんと置かれている。別の部屋への入り口ではなく、扉だけが。
GM:――そして、その前に、一人の少女が立っている。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……………………え」
竜胆ジョウカ:「……お知り合いで?」
黒田コノカ:「……?」
???:「ようこそ、みなさん」
エズミ・バーガンディ:「そんな……」
エズミ・バーガンディ:「カタリナ……くん…………。」
???:その姿を知る者が確かにいるだろう。
???:四年前の、幼い姿のまま。
???:「フローラお姉様と、エズミお姉様はお久しぶりね」
???:――その十字冠が砕けていることを除けば。
黒田コノカ:「─────は?」
カタリナ・アシュモール:「ご機嫌よう。アグニヤ星徒会、カタリナ・アシュモールと申します」
maika
竜胆ジョウカ:「……軍服さん、鵜飼さん、戦闘準備を」
アメリア・シュミット:「アグニヤ……星徒会……?」
竜胆ジョウカ:「裏二人は動けるか怪しいです」
エズミ・バーガンディ:「そんなはずはない! 君は確かに4年前のあの日……!」
エズミ・バーガンディ:「フローラ、これはいったい!?」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「カタ……リナ……? どうして……カタリナは、ここに……」ルビーのペンダントを取り出す。
黒田コノカ:「一体何のジョークだこれは……」指示通りホルスターから拳銃を取り出す
カタリナ・アシュモール:「ふふ、わたしの棺をそんなに大事にしてくれていたのね」
竜胆ジョウカ:「星徒スターダスト。最高生徒会の連中はそう呼んでいます」
カタリナ・アシュモール:「あら、やっぱり円卓には知らされているのね」
竜胆ジョウカ:「ええまあ。ついでに興味あったので独自ルートでも辿ってます」
竜胆ジョウカ:「端的に言えば『生徒のジャーム』。死体以外のルーツで発生してるので」
エズミ・バーガンディ:「星徒スターダスト……生徒のジャーム……?」
竜胆ジョウカ:「本当にそこに遺体はある、のでしょうが……まあ、無意味ってことですね」
黒田コノカ:「……そんなモノが何故ここに」
黒田コノカ:額には冷や汗が滲んでいる。
カタリナ・アシュモール:「無意味だなんて酷いわ。そうやって大事にしてもらえただけでも、私は嬉しいのよ」
エズミ・バーガンディ:「いや……そうか……このノヴァリスの地において『ジャーム化』は発生しない……しない事になってる!」
エズミ・バーガンディ:「もしも……最初から『ジャーム』という存在自体が別の次元に格納されていたとすれば……」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「十字冠の加護……十字冠を破壊する兵器……」
竜胆ジョウカ:(……めちゃくちゃ勘がいいな、あの茶髪魔女さん)
エズミ・バーガンディ:相補性の崩れ。かつて『喪失』の魔術の応用手段として一度は考えた事があったからわかる。
竜胆ジョウカ:(帰ったらスカウトしたいところ)
エズミ・バーガンディ:(でもそんな事が本当に!?)
カタリナ・アシュモール:「ふふふ、流石だわ、エズミお姉様」
黒田コノカ:「で、その星徒会様とやらが一体私達に何の御用でしょうか。感動の再会に水を差すのは野暮ですが……」
黒田コノカ:冷や汗を袖で拭い、熱を持った頭部を傾ける。
竜胆ジョウカ:「……聞いたって無意味ですよ」
カタリナ・アシュモール:「死蔵王さんはわたし達の目的を知っているのではなくて?」
カタリナ・アシュモール:「ノヴァリスの現状維持。一年先延ばしされた卒業を、正しい形で実現する」
カタリナ・アシュモール:「イースター・エッグなんて、必要ないと思わない?」
竜胆ジョウカ:「ね? FHなら習ったことあるでしょう」
竜胆ジョウカ:「『ジャームは対話の通じない過去の妄執』『利害が一致しなければ即殺がベター』って」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「そ……れは……」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:呼吸が荒くなる。目の前の少女と、手元のペンダントを見比べる。
黒田コノカ:「"百聞は一見に如かず"、ですな」苦笑しつつ、言葉を返す
エズミ・バーガンディ:「……待ってくれ」
黒田コノカ:「エズミ殿?まさか平和的解決を望むとは仰らないでしょうね?いやはや、大変失礼な疑いですが」
竜胆ジョウカ:「……そうなるならマジ封印が必要になるんですけど」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「……正直、立っている今感じる力だけでも分かります」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「そのレベルの相手じゃありません……!」
エズミ・バーガンディ:「何も知らないまま殺しにかかる事が平和的解決だとは、僕は思わない」
エズミ・バーガンディ:「ごめん。ただ一つ、聞きたい事があるんだ」
黒田コノカ:「…………………どうぞ」
黒田コノカ:(…………死蔵王様。"アレ"があそこから一歩でも動いたら殺すべきだと思いますが。一撃で仕留められたりはしませんかな)
エズミ・バーガンディ:「ありがとう。黒田くん」
エズミ・バーガンディ:「カタリナくん……いや、今の君はカタリナくんじゃないカタリナくんか」
黒田コノカ:静かに返答を返しつつ、方針が一致していそうな死蔵王へ僅かに身体を寄せる
カタリナ・アシュモール:「同じことよ、エズミお姉様。前のわたしも今のわたしもカタリナよ」
エズミ・バーガンディ:「……君の目的はノヴァリスの現状維持にあると言ったね」
カタリナ・アシュモール:「はい。言いました」
エズミ・バーガンディ:「それだけ・・・・なのかい? それだけが君の目的だと?」
竜胆ジョウカ:(……ぶっちゃけジャーム体かつノヴァリス特有の高侵蝕状態が合わさると……一撃は厳しいかと)
カタリナ・アシュモール:「いいえ、エズミお姉様」
カタリナ・アシュモール:「それは手段・・よ」
竜胆ジョウカ:(それでも2分……いや1分で片付けてみせます。助力はお願いしたいですが)
竜胆ジョウカ:言いつつ、二人の問答に耳を傾ける。
カタリナ・アシュモール:「これからみなさんを遺産にするのと同じ。その為にフローラお姉様の計画を利用したのと同じ」
カタリナ・アシュモール:「誰も帰ってこない地下空間への畏怖を煽るのと同じ」
アメリア・シュミット:「ひいっ……」遺産にする、の言葉に震える
カタリナ・アシュモール:「唖昏さんに大星道をお借りしたのと同じ」
カタリナ・アシュモール:「――お姉様達と一緒に、ノヴァリスを卒業する為の手段よ」
黒田コノカ:(流石は円卓の王。私も微力ではありますが、時間稼ぎくらいはこなしましょう)
エズミ・バーガンディ:「ノヴァリスを卒業して、君は何をする?」
カタリナ・アシュモール:「そんなのまだ分からないわ。わたし達には無限の可能性があるんですもの」
カタリナ・アシュモール:「でも、昔みたいに、お姉様達と一緒にお茶がしたいわ」
エズミ・バーガンディ:「ここにいる皆を、みんなみんな”遺産”に変えてしまって……かい?」
カタリナ・アシュモール:「遺産になるのは、わたしと同じ、そちら側の体だけよ」
カタリナ・アシュモール:「卒業すれば、ちゃんとわたしみたいに自由に生きられるのよ」
竜胆ジョウカ:「……あーあーあーあー」
アメリア・シュミット:(唖昏さん……大星道……?憶えておきましょう)
竜胆ジョウカ:「まあ黙って聞いてりゃとんでもない舐めたこと言い出しちゃって」
エズミ・バーガンディ:「……やっぱり君は、同じだとしても違う・・カタリナくんだ」
エズミ・バーガンディ:「フローラのように4年の歳月の中で思考が変わったわけでも、感情に呑まれて判断力を失ったわけでもない」
竜胆ジョウカ:「ええ。だからジャームなんです」
竜胆ジョウカ:「歪んだ思考、衝動のみにて暴れまわる獣」
竜胆ジョウカ:「そんなものが自由とはまあとんでもない勘違いをしておられる」
竜胆ジョウカ:金剛王なら分かるかもしれない。襲撃時と同じキレ方をしている。
竜胆ジョウカ:「人間は、過去に学ぶことができる唯一の動物で」
竜胆ジョウカ:「死んだとしても、その足跡を永劫に遺せる唯一の存在です」
竜胆ジョウカ:「我々の価値はそこにあり、それを軽んじるなんて以ての外」
竜胆ジョウカ:轟、と風の刃と焔が舞う。
竜胆ジョウカ:「後ろ4人!」
竜胆ジョウカ:「アイツ殺します、合わせて下さい」
黒田コノカ:「Yes sir了解
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「了解です! 己の罪と無関係に失われた哀れな命」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「正しい罰で正しく葬りましょう!」
アメリア・シュミット:「……いいのですね、エズミさん」
エズミ・バーガンディ:「……死蔵王の言葉に従うのは、本当は凄く癪で腹が立つ事だけれども」 アメリアさんのみに聞こえる様に呟く
エズミ・バーガンディ:「それでも、今の彼女を放っておく事は以前の……過去のカタリナくんの誇りを傷つける事だ」
エズミ・バーガンディ:「ごめん……許してくれとは言わない。僕の事を一生恨んでくれてもいい。」 背後、金剛王に語り掛ける様に言う。
エズミ・バーガンディ:「僕はここで彼女を討つ……!」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……死蔵王様も、エズミも、私を侮り過ぎです」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「4人ではなく、5人です」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「エズミ、そんなことをあなたにさせて、私が見ているだけだとでも思ったの?」
エズミ・バーガンディ:「ごめん……ちょっと思ってた」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……その無礼は、働きで返上しなさい」
エズミ・バーガンディ:「……うん!」
カタリナ・アシュモール:泰然と、その場から動かない。
カタリナ・アシュモール:微笑ましいものを見るかのような表情で。この場を戦いの場とすら認識していない。
カタリナ・アシュモール:それほどの、圧倒的な力の差。その理由は、星徒特有の超々高侵蝕から来る圧倒的な出力。
カタリナ・アシュモール:――だけではない。
GM:どこか遠くで、星が瞬いた。
?????:───“激発せよ無量の光アウトバースト”───
カタリナ・アシュモール:「――“侵星魔法冠インヴィジブルクロス”――」
maika
カタリナ・アシュモール:砕けた十字冠が再生する。二重の光輪が重なる。
カタリナ・アシュモール:無限の力が、その身に授けられる。
カタリナ流星体:無限の力に後押しされるように、カタリナの体から這い出るモノがある。
maika
カタリナ流星体:星徒が、生身の肉体を失った代わりに得た、新たな肉体。
カタリナ流星体流星体メテオロイド
カタリナ流星体:元来従者を扱うカタリナのそれは――群体となって顕現する。
GM:底のない脅威に晒され、あなた達のレネゲイドも強制的に励起される。
GM:衝動判定をお願いします。
竜胆ジョウカ:6dx
DoubleCross : (6DX10) → 9[1,4,5,6,7,9] → 9

竜胆ジョウカ:117+2d10
DoubleCross : (117+2D10) → 117+20[10,10] → 137

エズミ・バーガンディ:(2+3)dx+1 【意志】
DoubleCross : (5DX10+1) → 10[1,6,6,8,10]+3[3]+1 → 14

エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディの侵蝕率を2D10(→ 15)増加(119 → 134)
アメリア・シュミット:5dx
DoubleCross : (5DX10) → 10[3,5,9,10,10]+6[3,6] → 16

黒田コノカ:7dx
DoubleCross : (7DX10) → 10[3,4,5,5,7,10,10]+8[5,8] → 18

アメリア・シュミット:111+2d10
DoubleCross : (111+2D10) → 111+6[3,3] → 117

黒田コノカ:黒田コノカの侵蝕率を2D10(→ 4)増加(122 → 126)

GM:クライマックス戦闘2を開始します。
GM:その前に色々捕捉。
GM:まず、金剛王のNPCカードの☆4と☆5が復活します。
GM:死蔵王以外の攻撃力+9と、ラウンド1回のカバーリング!
竜胆ジョウカ:サイコ~!!
エズミ・バーガンディ:つよい!
黒田コノカ:しゃ~~~ッ!
アメリア・シュミット:仲間だぜ
GM:そして、カタリナは『侵星魔法冠』の効果で侵蝕率が∞になっています。
アメリア・シュミット:!?
エズミ・バーガンディ:What?
GM:その効果はPCの人数+1ラウンド持続……つまり5ラウンド持続します。
GM:神聖二重冠の使用権利を放棄することで一ラウンド早められますが、それ以外にも『侵星魔法冠』には解除方法が存在します。
GM:今回の場合は、カタリナに攻撃を命中させることです。
GM:まあ、ダイスボーナスも∞なので達成値∞でドッジしますがねェ~~~~
竜胆ジョウカ:へえ……
GM:それともう一つ。
GM:カタリナはEロイス《不滅の妄執》を取得しています。
GM:こちらの解除条件は、カタリナ流星体全ての撃破。
GM:そして、このクライマックス戦闘2に敗北した場合。
GM:《予告された終焉》と《傲慢な理想》によってこの場にいるカタリナ以外のキャラクターは全て遺産になります。
黒田コノカ:やだ~~~~~~~~~~~~~~~
エズミ・バーガンディ:短い人生でしたが、きっと素晴らしい遺産になってみせます!必中の弓とか……
GM:事前説明は以上!
GM:エンゲージはこちら!
カタリナ・アシュモール[9]、カタリナ流星体A[30]、カタリナ流星体B[30]、カタリナ流星体C[30]
                       │10m
 竜胆ジョウカ[7]、エズミ・バーガンディ[12]、アメリア・シュミット[11]、黒田コノカ[10]
GM:セットアップ
カタリナ・アシュモール:Eロイス《マジカル☆リクエスト》
黒田コノカ:!?
カタリナ・アシュモール:『ムカト=ヒャンデル蓋し胴無し』(イフリートの腕)を取得します。
竜胆ジョウカ:かわいいね♡死ねよ
黒田コノカ:オイオイオイ
エズミ・バーガンディ:コピられた!?
竜胆ジョウカ:《スタートダッシュ》でエンゲージ突っ込みます。侵蝕140
黒田コノカ:俺は逃げねぇッ!!!
黒田コノカ:【ロード・オブ・バルバロッサ】《活性の霧+鮮血の奏者+アクセル+タブレット+多重生成》4体を対象に攻撃力+36、行動値+8、ドッジダイス-2個。自分のHP-2、侵蝕13
カタリナ流星体:なし
エズミ・バーガンディ:雑談でGMの許可を頂きましててハウスオブデモンズを使用。ジョウカさんの行動値+5します
黒田コノカ:黒田コノカの侵蝕率を13増加(126 → 139)
エズミ・バーガンディ:黒田さんの支援をいただきます!
黒田コノカ:対象は当然自分を含めたPC全員だッ!欲しい奴は持っていけッ!
アメリア・シュミット:私のは無し!
竜胆ジョウカ:貰います!!
アメリア・シュミット:コノカさんからの強化はいただきます
“免罪王”キャロル・ホプキンス:では、攻撃力+6が欲しい人は暴走してください!
竜胆ジョウカ:します!!
黒田コノカ:するぜ!
エズミ・バーガンディ:はい!暴走します!
アメリア・シュミット:はい!暴走します!
GM:ではイニシアチブ
GM:行動値30、カタリナ流星体の手番
カタリナ流星体A:まずわたしから
カタリナ流星体A:《コンセントレイト:モルフェウス》《インスタントボム》《フレイムタン》 ∞dx7 攻撃力∞ 装甲無視
カタリナ流星体A:対象はロイスが削れてないコノカさん
カタリナ流星体A:∞dx7=∞
カタリナ流星体A:達成値∞です。
カタリナ流星体A:リアクションを何しようが命中なのでダメージ
カタリナ流星体A:ダメージも∞です。
カタリナ流星体A:あ、カバーリングは可能です。
黒田コノカ:他の人に比べたらロイスまだ余裕あるのでカバーは大丈夫かな
カタリナ流星体A:では∞のダメージを喰らえ!
黒田コノカ:ひぇ~~~
黒田コノカ:一応無意味なガード宣言
竜胆ジョウカ:もう食らっていることに気づいていない あまりの速度
黒田コノカ:というか暴走だったわ
GM:ロイス復活宣言をしな!
黒田コノカ:あっそうでした。ダメージ無限だったわ
黒田コノカ:エズミさんへのロイスを切ってHP11で復活。
GM:では、Bの手番
カタリナ流星体B:同上のコンボで、侵蝕に余裕があるアメリアさんを狙う
カタリナ流星体B:達成値∞です。
カタリナ流星体B:カバーリングなければダメージも∞です。
アメリア・シュミット:ここは……受けましょう!暴走してるのでリアクション無し
カタリナ流星体B:∞ダメージ!
アメリア・シュミット:やられます!免罪王へのロイスを昇華して復活!
GM:ではCの手番
カタリナ流星体C:今度はエズミさんを狙う。
カタリナ流星体C:諸々省略カバーがなければ死ね!
エズミ・バーガンディ:ここは……受けます! 暴走リア不!
エズミ・バーガンディ:∞のダメージで死亡して……アメリアさんのロイスをタイタス昇華して復活します
エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディのHPを12に変更(10 → 12)
GM:では、行動値20、死蔵王かエズミさん
エズミ・バーガンディ:どうぞ……死蔵王
竜胆ジョウカ:やるか……
竜胆ジョウカ:マイナーで《ライトスピード》。2回行動します。
竜胆ジョウカ:……メジャー1回目!!〈サイレンの魔女〉+〈疾風迅雷〉+〈紅蓮の衣〉、エンゲージの敵を全員狙います
GM:判定どうぞ!
竜胆ジョウカ:7dx11 驚異のダイスボーナス4
DoubleCross : (7DX11) → 10[1,3,5,8,8,10,10] → 10

竜胆ジョウカ:ドッジ不可だ
GM:全知の光など持っていないので全員ガード
カタリナ流星体A:《盾なる人形》カバーリングを行う。
カタリナ流星体A:カタリナをカバーリングします
竜胆ジョウカ:2d10+54+36+6
DoubleCross : (2D10+54+36+6) → 6[1,5]+54+36+6 → 102

カタリナ流星体A:《赤河の支配者》 ダメージを1d10+∞軽減
カタリナ流星体A:B、Cも同様です。
カタリナ流星体A:つまりダメージ0。
竜胆ジョウカ:おや……?
竜胆ジョウカ:命中した時点で侵蝕∞は解除……
竜胆ジョウカ:あっもしかしてこいつら素で∞!?
GM:カバーしたので命中していない裁定です
竜胆ジョウカ:あ~ カタリナ依存ってわけ
竜胆ジョウカ:くっそ~~~1回のメインプロセスに2回攻撃するようなエフェクトでも使われない限りは無敵だなんて……
竜胆ジョウカ:じゃあ二回目いきま~す
カタリナ流星体A:何っ!?
竜胆ジョウカ:7dx11 さっきと同じコンボ 恐怖のドッジ不可
DoubleCross : (7DX11) → 9[1,2,4,5,7,8,9] → 9

GM:全員ガードです。
GM:今度はカバーもありません
竜胆ジョウカ:じゃあね
竜胆ジョウカ:命中したので 侵蝕∞も解除ってことで
竜胆ジョウカ:1d10+54+36+6 装甲無視です。死ね!
DoubleCross : (1D10+54+36+6) → 9[9]+54+36+6 → 105

GM:はい……
カタリナ・アシュモール:でも超高侵蝕には変わりないわ!
カタリナ・アシュモール:《赤河の支配者》 ダメージを1d10+34軽減
カタリナ・アシュモール:1d10+34
DoubleCross : (1D10+34) → 6[6]+34 → 40

カタリナ流星体:面倒なので流星体も全員使用して全員同じ値ってことにします。
竜胆ジョウカ:舐めやがって
GM:なのでダメージは65
カタリナ流星体:まあまあ喰らいました
カタリナ・アシュモール:HP0。しかし、不滅の妄執によりHP1で復活。
GM:では行動値20、エズミさんの手番
エズミ・バーガンディ:はい!
エズミ・バーガンディ:マイナーアクションで《追撃の魔弾》 メジャーアクションを2回行います。
エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディの侵蝕率を5増加(134 → 139)
エズミ・バーガンディ:オートアクションで小型ロケットランチャーを装備。
エズミ・バーガンディ:……メジャーアクションで【コンボ:『失いの伝播』】 《赫き弾》+《コンセントレイト》+《ブラッドロード》
エズミ・バーガンディ:カタリナくんのエンゲージに対して「範囲」攻撃をします!
竜胆ジョウカ:そのままだとワイ将も当たるんゴねえ……
竜胆ジョウカ:……金剛王~~~~~^!!!!!
カタリナ・アシュモール:仲間ごと撃つ気か!
“金剛王”フローレンス・アシュモール:どうしよっかな~~~
エズミ・バーガンディ:うおおおお!死蔵王の死は無駄にはしません!
エズミ・バーガンディ:(5+4)dx7+6+3 達成値
DoubleCross : (9DX7+9) → 10[1,2,3,4,4,4,8,8,9]+10[1,3,7]+6[6]+9 → 35

GM:めちゃくちゃダイス多いし煩雑化するので全員ガードを選択します。
竜胆ジョウカ:金剛王のカード切ります! カバーリング頼む!!
“金剛王”フローレンス・アシュモール:は~~~~~~~仕方ありませんね……
“金剛王”フローレンス・アシュモール:カバーリングします
竜胆ジョウカ:ありがと~~蹴落とす時に彫った■■■■、後で消してあげるね……
“金剛王”フローレンス・アシュモール:一体何されたんだよ
エズミ・バーガンディ:4d10+10+16+1d10+9+36+6 ダメージ(装甲有効・ガード有効)!
DoubleCross : (4D10+10+16+1D10+9+36+6) → 27[10,10,4,3]+10+16+8[8]+9+36+6 → 112

カタリナ・アシュモール:《ディスマントル》ダメージ適用前に使用。その攻撃によるダメージを51軽減する。
竜胆ジョウカ:あっそうだ ダメージないけどさっきのメイン分で侵蝕25上げます
カタリナ流星体:《赤河の支配者》 ダメージを1d10+34軽減
カタリナ流星体:全員使用します。数値も同じで計算。
カタリナ流星体:1d10+34
DoubleCross : (1D10+34) → 9[9]+34 → 43

GM:合計94軽減して、18ダメージ
エズミ・バーガンディ:1点以上のダメージが通った事でシーン中の攻撃力が+30されます。
エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディの侵蝕率を7増加(139 → 146)
エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディのHPを2減少(12 → 10)
エズミ・バーガンディ:オートアクションで紅玉の魔術礼剣(パワーピストル相当)に装備変更して……
エズミ・バーガンディ:2回目のメジャーアクション!
エズミ・バーガンディ:【コンボ:『失いの伝播』】 《赫き弾》+《コンセントレイト》 で流星体Aを攻撃します。
カタリナ流星体A:来い!
エズミ・バーガンディ:(5+4)dx7+6+3-1
DoubleCross : (9DX7+8) → 10[2,2,5,6,6,6,7,7,7]+10[6,8,9]+4[3,4]+8 → 32

カタリナ流星体A:ガード
エズミ・バーガンディ:4d10+5+16+1d10+9+36+6+30 ダメージ(装甲・ガード有効)
DoubleCross : (4D10+5+16+1D10+9+36+6+30) → 18[2,3,4,9]+5+16+6[6]+9+36+6+30 → 126

カタリナ流星体A:《赤河の支配者》 ダメージを1d10+34軽減
カタリナ流星体A:126-1d10-34
DoubleCross : (126-1D10-34) → 126-7[7]-34 → 85

カタリナ流星体A:残りHP37、余裕で死ぬ! 従者なのでそのまま消滅!
GM:侵蝕など上げたら行動値……今は19か、アメリアさん!
エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディの侵蝕率を4増加(146 → 150)
エズミ・バーガンディ:エズミ・バーガンディのHPを2減少(10 → 8)
アメリア・シュミット:はい~!
アメリア・シュミット:マイナーで奥ゆかしく1m後退し
アメリア・シュミット:メジャーアクション 《コンセントレイト:オルクス》+《アニマルアタック》+《アニマルテイマー》+《要の陣形》
アメリア・シュミット:対象は3体!カタリナさんと流星体BとC!
GM:判定どうぞ!
アメリア・シュミット:14dx7+6
DoubleCross : (14DX7+6) → 10[1,2,2,4,4,4,4,5,6,6,7,8,10,10]+10[2,5,5,9]+3[3]+6 → 29

GM:全員ガード
アメリア・シュミット:うーんもうひと声!《妖精の手》使おうかな
アメリア・シュミット:《妖精の手》使用 侵蝕+4で121 振り足し
アメリア・シュミット:1dx7+36
DoubleCross : (1DX7+36) → 10[8]+3[3]+36 → 49

カタリナ流星体B:うーむ、《盾なる人形》カバーリングを行う。Cをカバーします
GM:ダメージどうぞ!
アメリア・シュミット:5d10+24+36+6
DoubleCross : (5D10+24+36+6) → 19[4,1,10,2,2]+24+36+6 → 85

カタリナ流星体B:二倍にしてから軽減するので意味がない! 死にます! 消滅!
アメリア・シュミット:侵蝕+11 132に 要の陣形売り切れ
GM:行動値18、コノカさん!
黒田コノカ:ふむ……
黒田コノカ:【"Alea jacta est"賽は投げられた】《スキルフォーカス》達成値+6
黒田コノカ:これにフォールンピストルの効果を乗せておきます。C値+1
黒田コノカ:残り1回。
黒田コノカ:対象は……流星体Cかな、残ってるのは
竜胆ジョウカ:ですね
GM:です
黒田コノカ:では。判定へ参ります
黒田コノカ:6dx+12
DoubleCross : (6DX10+12) → 10[2,7,7,9,9,10]+6[6]+12 → 28

カタリナ流星体C:ガード
竜胆ジョウカ:免罪王載せます?
“免罪王”キャロル・ホプキンス:どきどき
黒田コノカ:残ると面倒なのでお力を借りましょうか。よろしいですか、主殿?
“免罪王”キャロル・ホプキンス:もっちろん!
黒田コノカ:よし。ではダメージへ
黒田コノカ:13d10+51
DoubleCross : (13D10+51) → 64[2,6,2,2,9,4,7,1,6,10,7,7,1]+51 → 115

カタリナ流星体C:《赤河の支配者》 ダメージを1d10+34軽減……しても無理!
黒田コノカ:免罪王サイコ~!
カタリナ流星体C:落ちます!
竜胆ジョウカ:やった~~
エズミ・バーガンディ:これでカタリナくんが丸裸に!
カタリナ・アシュモール:不滅の妄執が解除されます
黒田コノカ:よし。あとは凌ぐのみ
GM:侵蝕を上げてね
黒田コノカ:そうでした。(139→141)
GM:では行動値9、カタリナの手番
カタリナ・アシュモール:《コンセントレイト:モルフェウス》《インスタントボム》《フレイムタン》《ギガノトランス》 対象:シーン(選択) 16dx7 攻撃力34 装甲無視
アメリア・シュミット:その判定、お待ちください!
アメリア・シュミット:《隠された世界》使用します
アメリア・シュミット:対象:単体でない攻撃を、対象:単体に変更します!
カタリナ・アシュモール:ぬぅ……単体化……対象は改めて選ぶんでしたよね
アメリア・シュミット:カタリナさんが選んでください!
カタリナ・アシュモール:まあ、ここはアメリアさんを狙おう
アメリア・シュミット:1d10 侵蝕
DoubleCross : (1D10) → 1

カタリナ・アシュモール:16dx7
DoubleCross : (16DX7) → 10[1,2,2,3,4,6,6,6,6,7,7,8,9,10,10,10]+10[2,3,3,4,6,10,10]+10[1,8]+5[5] → 35

アメリア・シュミット:リアクション不可……ダメージどうぞ!
カタリナ・アシュモール:4d10+34
DoubleCross : (4D10+34) → 20[9,1,4,6]+34 → 54

カタリナ・アシュモール:装甲無視です
アメリア・シュミット:もちろん耐え切れず……コノカさんへのロイスを昇華して復活します!
GM:クリンナップ
GM:諸々の効果が終了します。
GM:2ラウンド目!
GM:セットアップ!
竜胆ジョウカ:なし!
カタリナ・アシュモール:なし
黒田コノカ:へろへろ~~なしデス
エズミ・バーガンディ:なし!
アメリア・シュミット:なしです!
GM:では行動値12、エズミさんの手番ですが
エズミ・バーガンディ:おおっと?
カタリナ・アシュモール:《妄念の姿:極大消滅波》
竜胆ジョウカ:バカヤロ
黒田コノカ:e?
エズミ・バーガンディ:なにっ!?
カタリナ・アシュモール:これで全員消し炭にしたかったが……こざかしくエンゲージを切ってる奴が二人もいるので
アメリア・シュミット:✌
カタリナ・アシュモール:一番人数が多いエズミお姉様とコノカさんを対象にします
エズミ・バーガンディ:うわーっ!!
竜胆ジョウカ:✌
黒田コノカ:墓
カタリナ・アシュモール:19d10
DoubleCross : (19D10) → 107[5,2,2,7,9,8,7,3,2,7,10,6,7,5,2,6,5,8,6] → 107

カタリナ・アシュモール:カバーリングは可能です
黒田コノカ:う~~ん
黒田コノカ:あっラウンド変わってるのか
黒田コノカ:エズミさんをカバーして!金剛王様!
エズミ・バーガンディ:ぐ、ぐえ……カバーリング頂きます
“金剛王”フローレンス・アシュモール:エズミは私が守るわ
竜胆ジョウカ:う~ん美しい友情
黒田コノカ:ということで私めは免罪王のロイス切って友情パワーで復活
エズミ・バーガンディ:やっぱり金剛王は偉大な王だったんだ……!
GM:では行動値12、エズミさんの手番
エズミ・バーガンディ:では……
エズミ・バーガンディ:念のためマイナーアクションで1m前進しつつ
エズミ・バーガンディ:メジャーアクションで【コンボ:『失いの伝播』】 《赫き弾》+《コンセントレイト》 カタリナくんを攻撃します
GM:判定どうぞ
エズミ・バーガンディ:(5+4)dx7+6-1+3
DoubleCross : (9DX7+8) → 10[2,3,4,6,7,7,9,9,10]+10[1,3,4,7,9]+10[6,7]+10[10]+10[7]+3[3]+8 → 61

カタリナ・アシュモール:ガード
エズミ・バーガンディ:7d10+5+16+1d10+9+30 ダメージ(装甲・ガード有効)
DoubleCross : (7D10+5+16+1D10+9+30) → 45[10,9,3,10,3,3,7]+5+16+5[5]+9+30 → 110

カタリナ・アシュモール:《赤河の支配者》 ダメージを1d10+34軽減
カタリナ・アシュモール:110-1d10-34
DoubleCross : (110-1D10-34) → 110-8[8]-34 → 68

カタリナ・アシュモール:残りHPは1なので落ちます。
カタリナ・アシュモール:復活もなし
GM:あなた達の勝利だ!
エズミ・バーガンディ:勝利……!
黒田コノカ:やった~~~!遺産ルート回避!
竜胆ジョウカ:勝ち!!
アメリア・シュミット:エズミさんありがとう……
GM:ですがまだジャーム化ルートが残っているぜ……バックトラックの時間だ!
竜胆ジョウカ:ハアハアハア
黒田コノカ:死にとうない……
エズミ・バーガンディ:グググ……侵蝕率が150 これでは……
GM:まずはEロイスの発表
ヘンリー・ホプキンス:《超越者の戯れ》《ファイトクラブ》
カタリナ・アシュモール:《星徒》《不滅の妄執》《予告された終焉》《傲慢な理想》《マジカル☆リクエスト》《妄念の姿》《超越活性:赤河の従僕》
カタリナ・アシュモール:更に『侵星魔法冠』の効果でバックトラックダイス+1
GM:合計10個!
竜胆ジョウカ:やった~~いっぱ~~い
エズミ・バーガンディ:やったー!これで希望が!
竜胆ジョウカ:165-10d10 絶対振ります
DoubleCross : (165-10D10) → 165-47[6,8,5,5,6,1,5,5,4,2] → 118

エズミ・バーガンディ:150-10d10 Eロイス振ります
DoubleCross : (150-10D10) → 150-52[4,10,3,7,6,7,2,5,1,7] → 98

竜胆ジョウカ:メモリーで10下げて108……じゃあロイス分振るね……
黒田コノカ:141-10d10 恵みじゃ~ッ!
DoubleCross : (141-10D10) → 141-55[1,8,10,9,2,9,1,4,8,3] → 86

エズミ・バーガンディ:カタリナくん……ありがとう……!(確定帰宅)
竜胆ジョウカ:108-5d10
DoubleCross : (108-5D10) → 108-30[8,3,7,9,3] → 78

GM:一応ポイントが20残っているので、それを使うこともできますが……要らなそうですね
黒田コノカ:ロイス分等倍振り
エズミ・バーガンディ:98-4d10 等倍で振ります
DoubleCross : (98-4D10) → 98-16[3,3,2,8] → 82

黒田コノカ:86-4d10
DoubleCross : (86-4D10) → 86-17[7,8,1,1] → 69

アメリア・シュミット:振ります!
アメリア・シュミット:122-10d10
DoubleCross : (122-10D10) → 122-40[1,8,2,6,4,2,7,4,5,1] → 82

アメリア・シュミット:よし!等倍振り!
アメリア・シュミット:82-3d10
DoubleCross : (82-3D10) → 82-13[10,2,1] → 69

GM:全員帰還!
竜胆ジョウカ:HaPPY
黒田コノカ:やっちゃ~!
エズミ・バーガンディ:帰って来た~
黒田コノカ:私は4点!だが……神聖二重冠の効果を使って3倍にして12点!ワハハ大富豪じゃ
GM:経験点は、いつもの5点、シナリオ点5点
アメリア・シュミット:ただいま~!
GM:Dロイスはヘンリーが《遺産継承者》、金剛王が《遺産継承者》を持っていたのでEロイスと合わせて11点。
GM:合計21+侵蝕分!
アメリア・シュミット:そう、私も神聖二重冠で3倍なので……12点にします!
アメリア・シュミット:33点!
黒田コノカ:33点だッ!!圧倒的成長!
竜胆ジョウカ:ワシも十字冠が余っており、15点にします
エズミ・バーガンディ:21+5+5=31点(Sロイス加算)で帰還!
竜胆ジョウカ:36!!
竜胆ジョウカ:いただきま~~す

“免罪王”キャロル・ホプキンス:極限を超えた侵蝕率が生む圧力が、ほんの僅かに和らぐ。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:いや、正確には少しだけ気にならなくなる。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:空間を妖精界と取り替える『チェンジリング現象』は、人間の超常への受容を促す。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「気休め程度ですが……おまじないのような……ものです……」
竜胆ジョウカ:「いえ、助かります」
竜胆ジョウカ:言いつつ、魔術による加圧と身体強化。足に力をこめ、先陣を切る準備。
エズミ・バーガンディ:「では……僕もその流れに相乗りさせてもらいます」
エズミ・バーガンディ:そう言って、再びの流血。チェンジリングによって接近した妖精界と現実との”境目”を薄れさせ、自陣を幻想の速さに近づける。
黒田コノカ:(全く──巫山戯た戦いだ。どいつもこいつも化け物揃い。今まで飯事でもやっていたのかという気分になる)
黒田コノカ:全身を蝕むレネゲイドにつられて精神が高揚するのを感じながらも、冷えた思考を回し続ける。
黒田コノカ:「限界も良い所なのですがねぇ」
黒田コノカ:言葉とは裏腹に、犬歯をむき出しにした凶悪な笑みを浮かべて軍帽のつばを上げ。
黒田コノカ:口内を噛み切った事で流れる血液を舌から地面へと垂らす。込められたレネゲイドが空気の流れに乗って対象者の肉体を強化した。
黒田コノカ:(だが、ここがどこだろうと、相手が何だろうと──やる事は何も変わらん。"飯事"に付き合ってもらうぞ、星徒会)
アメリア・シュミット:「すごい力が……すごいです!これでカタリナさんにだって負けな……」
カタリナ・アシュモール:「あら」
カタリナ・アシュモール:「そういえば、懐かしいわ」その視線は、死蔵王の手に向いている。
カタリナ・アシュモール:手を前に翳す。
カタリナ流星体:流星体の一部が粒子となってカタリナの手に集まり、新たな形に再構築される。
エズミ・バーガンディ:「あれは……っ!」
カタリナ・アシュモール:「――『ムカト=ヒャンデル蓋し胴無し』」
竜胆ジョウカ:「あら便利。展示用のレプリカ作るのに良さそうですね」
黒田コノカ:「冗談もいい加減にしろよ貴様……ッ」冷や汗を流す。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「流石は金剛王の妹、と言ったところでしょうか……」
カタリナ・アシュモール:カタリナ・アシュモールは『ムカト=ヒャンデル蓋し胴無し』のかつての契約者だ。
カタリナ・アシュモール:無限の侵蝕を得た星徒の今ならば、遺産すらも複製できる。
カタリナ・アシュモール:たとえ、それが選ばれた王のみに許された王鍵であろうとも。
エズミ・バーガンディ:(だが、かつての彼女は……『ムカト=ヒャンデル』を使いこなす事が出来なかった)
エズミ・バーガンディ:(どうするつもりなんだ……?)
カタリナ・アシュモール:死蔵王が契約者となる以前に、その王鍵を使いこなすことのできた者はいなかった。
カタリナ・アシュモール:仕様不明、先代契約者不在のため使い方は口伝ですら伝わらず、そのくせ王鍵足り得るほどの存在級位ゆえに力づくでの調伏も不可能。
カタリナ・アシュモール:――力づくでの調伏・・・・・・・
カタリナ・アシュモール:無限の力を持つ者ならば、可能だ。
カタリナ・アシュモール:「傅いて頂戴。『ムカト=ヒャンデル蓋し胴無し』」
竜胆ジョウカ:「……ま~~たとんでもないことしてますね」
竜胆ジョウカ:「保存には良くないですよそれ」
カタリナ・アシュモール:「ふふ、知っているわ。わたしも前は大博物館の整理保管部門長だもの」
カタリナ・アシュモール:「でも、いいでしょう? これはわたしのなんだもの」
カタリナ・アシュモール:「――【『失い』の伝播】」
カタリナ・アシュモール:失血魔術同好会の一員であったカタリナは、その術式を知っている。
カタリナ・アシュモール:自分の少しの喪失が相手にとって大きな喪失になるようにすればいい。かつて、カタリナはそう言った。
エズミ・バーガンディ:「…………っ!」 知っていた。気付いていた。”紅玉公”カタリナ・アシュモールもまた『失血の魔術』を扱えることに。
エズミ・バーガンディ:だが…………!
カタリナ・アシュモール:星徒にとって当たり前の喪失。そして、生徒にとっては最も大きな喪失。
カタリナ・アシュモール:――肉体の死。
カタリナ・アシュモール:『ムカト=ヒャンデル』の権能と相まって、相対する者の肉体を一瞬で灰燼へと帰す。
エズミ・バーガンディ:「出力が……桁外れだ……!」
エズミ・バーガンディここまで・・・・やれるようになるとは、完全に予想外であった。
エズミ・バーガンディ:無限の生命から差し引かれた無限の”喪失”が反転し、炎上の呪いとなってエズミを襲う。
エズミ・バーガンディ:「ぐぅ……あああぁああああああああ!!」
黒田コノカ:対応は勿論、反応すら不可能。"目を閉じる"という動作が唯一間に合ったかどうか。
黒田コノカ:不可逆にして不可避の呪いに焼かれた身体が二度程、地面を跳ねて転がる。
黒田コノカ:「──ァ、ッぐゥ……がッ」
アメリア・シュミット:「きゃあああ!!!」無限の出力による攻撃は、これまで体験したことのない痛みを与える
アメリア・シュミット:「これが……星徒の力……!」
竜胆ジョウカ:――ガ、グアアアッ!!
竜胆ジョウカ:攻撃のために遺産を開放していたことが功を奏した。
竜胆ジョウカ:自らに降りかかる炎上の呪いという概念的なモノを、顕れた焔の顎が噛みちぎり。
竜胆ジョウカ:「“神は対価無しに民を導かず”――《ムカト=ヒャンデル蓋し胴無し》」
竜胆ジョウカ:そのまま、流れるように星徒と流星体を狙う。
竜胆ジョウカ:「いったん死んどいてください!!もう死んでんでしょ!!」
カタリナ・アシュモール:「ふふふっ、明け透けに酷いことを言うのね。遠慮がなさすぎてちょっと面白くなってしまったわ」
カタリナ流星体:だが、炎はカタリナまで届かない。
カタリナ流星体:炎を遮るように、流星体が生み出した紅玉の障壁が無尽蔵に広がり、炎を食らい尽くした。
カタリナ・アシュモール:「同じ館長でもお姉様とは大違い。乱暴な人は苦手だけれど、あなたは少し面白いわ」
カタリナ・アシュモール:敵対者、という認識ですらない。
カタリナ・アシュモール:この状況は、カタリナにとって学友と語り合う昼下がりと何ら変わりない。
竜胆ジョウカ:「……あーあー。余裕ぶっちゃってまあ、腹立ちますね」
竜胆ジョウカ:「……これ、あんまり使いたくないんですけど」
竜胆ジョウカ:「それでもこの子、こういうのが好きらしいんで。本邦初公開です」
竜胆ジョウカ:言葉を漏らすと共に。ジョウカの周囲に展開されていた魔術と、炎が搔き消える。
竜胆ジョウカ:『星は死んだら禿鷹と為り』『我等の地へと降りてきて、我等の魂付け狙う』
竜胆ジョウカ:口ずさみだしたのは、何かの誦句。《ドクタードリトル》持ちなら、古代ノヴァリス語と分かっただろう。
カタリナ・アシュモール:「……?」
エズミ・バーガンディ:「死蔵王……?」  やっとの思いで身に纏わりつく炎を消火しながらその光景を見つめる。
竜胆ジョウカ:『ムカト=ヒャンデル全てを奪う』『贄も獣も我狙う星も』
竜胆ジョウカ:その神話に詳しければ、異常性に気づいただろう。
竜胆ジョウカ:『故に俺たちゃ天駆る星に』『食われることは永久に無し』
竜胆ジョウカ:ムカト=ヒャンデルに纏わる、こんな一節は、どこにも存在しない。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……まさか、これが――全く、無茶苦茶です」
竜胆ジョウカ:――伝承の一切は失伝し、神話も一文を除いて散逸した。ノヴァリスが滅びるその時まで、発見されることはないかもしれない。
竜胆ジョウカ:――だが、しかし。
竜胆ジョウカ:――死蔵王は、王であり。
竜胆ジョウカ:――王とは、神話を愚直に崇めるのではなく。編纂する者である。
竜胆ジョウカ:「覇鍵開錠、『火神に纏わる七つの異聞レゲト・レグツァ・ンタ・ムカト=ヒャンデル』」
竜胆ジョウカ:解号を唱え終わった時。その手にあった手袋は掻き消えた。
竜胆ジョウカ:「――"星骸攫え"、ムカト=ヒャンデル蓋し胴無し」
竜胆ジョウカ:代わりに彼女の隣に現れたのは、一対の青白い霊体の掌。
竜胆ジョウカ:実体を持たないそれが、星晶体と星徒を撫ぜるように貫通し。
竜胆ジョウカ:紅玉の障壁が。それを支える異常な魔術の理が、濃密なレネゲイドが消失した。
カタリナ・アシュモール:侵星魔法冠には、構造的に決して避けられない欠陥がある。
カタリナ・アシュモール:『無限』と『十字冠』――二つのインフィニティコードを両立した代償に、どこかに致命的なバグが生じる。
カタリナ・アシュモール:カタリナの場合、攻撃を受けることでそのバグが表面化する。
カタリナ・アシュモール:しかし、群体型の流星体と、無限の侵蝕率による絶対防御によって、そのバグは机上の空論となっていた。
カタリナ・アシュモール:いわば、扉の中に鍵を閉じ込めたようなもの。
カタリナ・アシュモール:――この瞬間、までは。
カタリナ・アシュモール:「あ、ら……?」
竜胆ジョウカ:「『ムカト=ヒャンデルには星と死体に関する逸話があり、故にこの遺産を解放すれば星徒への特攻札になる』」
竜胆ジョウカ:「今この時だけ、この遺産をそういう風にしました・・・・
竜胆ジョウカ:「……どうですか? 断頭台の上にひっぱりあげられた気分は」
エズミ・バーガンディ:(そんな馬鹿な事があるか!!)
エズミ・バーガンディ:旧神『ムカト=ヒャンデル』に関する神話は何度も……何度も何度も解析を行った。
エズミ・バーガンディ:カタリナ・アシュモールが”遺産”に選ばれた日から、あるいは”死蔵王”が”金剛王”を蹴落としたあの日から。
エズミ・バーガンディ:「これが……王の力だというのか……? 神から力を受け継ぐだけではなく、神の行いそのものを創り出すなんて……!」
カタリナ・アシュモール:がくり、と体が崩れ落ちる。
カタリナ・アシュモール:カタリナは、肉体を強化する魔術を有さない。
カタリナ・アシュモール:元より素養の存在しないものは、いくら侵蝕率が無限になろうと、意味をなさない。
カタリナ・アシュモール:王鍵の攻撃を耐えることはできない。
カタリナ流星体:――その為に、新たな体を手に入れた。
カタリナ・アシュモール:「……驚いたわ」
カタリナ・アシュモール:流星体は、カタリナの新たな体であり、即ちこの群体を滅ぼさない限り、カタリナもまた滅びない。
カタリナ・アシュモール:だが、頭上の十字冠は再び砕けた。
カタリナ・アシュモール:「わたしが選ばれなかった理由が、分かった気がする」
カタリナ・アシュモール:「――あなた、少し面白過ぎるわ」
エズミ・バーガンディ:「……この光景を面白いといえるのは君だけだよ。カタリナくん」
エズミ・バーガンディ:立ち上がり、己の腕に紅玉の刃を構える。見据える方向に居るのはかつての友。
エズミ・バーガンディ:「僕にとっては驚きの連続で、まったく心臓が持たないよ」
エズミ・バーガンディ:呪いの刃を向ける覚悟は出来た。
エズミ・バーガンディ:以前の友とは違う存在とはいえ、同じ姿を持つ者を殺める覚悟は出来た。
エズミ・バーガンディ:その”喪失かなしみ”を”呪い”に変える。
エズミ・バーガンディ:「――【『失い』の伝播】」
エズミ・バーガンディ:夥しい量の流血が黒衣を汚すと同時に、その”喪失”が見えざる呪いの刃へと転換する。
エズミ・バーガンディ:「――併用。【『時間』の喪失】」
エズミ・バーガンディ:同時に扱うは己の喪失を”時間”の喪失へと置き換える魔術。謂わば”術式再行使時間リキャストタイム”の喪失。
エズミ・バーガンディ:重機関銃の如き”呪い”の連撃が無数の流星体を巻き込んで敵陣を襲う……!
エズミ・バーガンディ:(これが……僕に出来る最大の攻撃……!)
エズミ・バーガンディ:(これを受ければ、いくらカタリナくんでも……!)
カタリナ・アシュモール:「――重唱。【『失い』の伝播】」
カタリナ・アシュモール:伝播とは、伝わり広がること。
カタリナ・アシュモール:水面に『喪失』という名の石を落とした波紋を呪いとするようなもの。
カタリナ・アシュモール:それを特定の相手にのみ作用させるのには、非常に高度な術式の制御を必要とする。
カタリナ・アシュモール:それはエズミの高い力量を示す事実であると同時に、その制御は同じ術式の持ち主ならば簡単に乱せるということも示す。
カタリナ・アシュモール:呪いの機関銃は、死蔵王にも牙を剥く。
エズミ・バーガンディ:「しまった……! ”死蔵王”!」
竜胆ジョウカ:「おっあっぶね」
竜胆ジョウカ:反応は即座。今の状態を正常解放と定義している故に、照応魔術で無理やり動かしている時より出力が挙がっているのだ。
竜胆ジョウカ:巨大な空舞う霊体の拳で、離れていた金剛王を引っ掴み。
竜胆ジョウカ:「任せます」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「っ、あなたは、まったく……!」
竜胆ジョウカ:「供物とかいくらでも出せるでしょうにあなた」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「ああ、もう――さだめよ、『財禍賜わすリテパデウ』!」
竜胆ジョウカ:「私飛んだらまた盾が復活……おっと、やるじゃないですか」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:喪失を即座に価値を測る上では最上級の金剛石を生成して補填する。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「確信しました。八月革命のことがなくとも、あなたのことは嫌いです」
エズミ・バーガンディ:「あっ……」 自分の失態故の状況に怒るに怒れず、何とも言えない表情で二人を見ている。
竜胆ジョウカ:「こっちこそ。まあお互い苦手なりに上手い事やっていきましょう」
カタリナ流星体:喪失を受け、流星体の一つが紅玉の塊となって地面にばら撒かれる。
アメリア・シュミット:「あれを壊していけば……カタリナさんに、攻撃が届くはず!」
アメリア・シュミット:頭上に輝くのは鴉の羽と、卵のひび割れからなる2つの十字
アメリア・シュミット:「今ならいけます……私も、本邦初公開のとっておきを!」
アメリア・シュミット:この地下貯蔵庫へ連れてきた鴉型ドローン全機と、より深くリンクする
アメリア・シュミット:そして1機1機が、変形する
アメリア・シュミット:ある1機は翼に、ある1機は爪に、ある1機は嘴に
アメリア・シュミット:「初めての実践投入です……行きなさい、超巨大ドローン」
アメリア・シュミット:「”フレズヴェルク”!」
カタリナ・アシュモール:「わあ……!」目を丸くして驚く。
アメリア・シュミット:機械仕掛けの巨鳥が、金切り声を上げ
アメリア・シュミット:鉤爪で流星体を捉え、嘴を叩きつける
エズミ・バーガンディ:「無茶苦茶な破壊力だ……!」
カタリナ流星体:鉤爪が紅玉の障壁を突き破り、嘴に体を食い破られる。
アメリア・シュミット:「生徒に使うには余りに大きく、非効率な力……」
アメリア・シュミット:「ですが、今のカタリナさんに手を伸ばすには、これだけの力が必要なんです!」
アメリア・シュミット:フレズヴェルクの嘴が開き
アメリア・シュミット:食い破った流星体の裂け目へと、レーザーを最大出力で照射した!
カタリナ流星体:カタリナの流星体は群体だ。それは、今形を成している人型の姿が複数あることを示すのではない。
カタリナ流星体:その姿すら、無数の紅玉状の流星体の結合体だ。
カタリナ流星体:だが、食い破られ、結合の中心から照射されたレーザーが内部で乱反射し、完全に繋がりを断たれ、床にばら撒かれる。
カタリナ・アシュモール:「『鴉飼』さんの話は星徒になる前から知っていたけれど」
カタリナ・アシュモール:「それ・・は知らなかったわ」
アメリア・シュミット:「やりました……これでもう……打ち止めですが……!」フレズヴェルクの維持には、ドローンにも、アメリア自身にも大きな負担がかかる
アメリア・シュミット:「とっておきの……切り札ですからねっ」
カタリナ・アシュモール:「うん……再結合には時間がかかりそうね」
黒田コノカ:「ハハハ……ほんっとうに嫌になるくらい規格外揃いですな、全く」
黒田コノカ:残った流星体を睨め付けて苦笑いを零す。指揮官として盤上を眺めていた時には感じた事のない疎外感。
黒田コノカ:(その道を選んだのは他でもない私ですが、ね)
黒田コノカ:「さて──キャロル様。ありがたい事にお相手は私のような木っ端は警戒しておられないと思いますので」
黒田コノカ:最低限の保険として声を落として隣に立つ免罪王へ声をかける。
黒田コノカ:「陽動をお任せしても?」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「お任せください」
黒田コノカ:「では。卑怯者はその威光に隠れて火事場で泥棒を働くとしましょう」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「任せました。コノカさんの作戦なら、安心してお任せできます」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「――友よ■■家族よ■■■
“免罪王”キャロル・ホプキンス:聞いたことのない言語――否、人間には不可能な発音。だが、意味が理解できる。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「一緒に踊ろう■■■■■■お酒は私にはまだ早いけれど■■■■■■■■■■■■■
“免罪王”キャロル・ホプキンス:妖精に語りかける言葉。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「宴の時間だ■■■■■輪になって踊ろう■■■■■■■■■
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「――赦し給え、『楽園刑場メム』」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:赤雷が、踊り狂う。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:演舞のように剣を振るい、気まぐれに雷が飛び回る。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:自然現象である筈の雷も、妖精界此処では、意志を持つ。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:妖精の心を人間が推し量ることはできない。思考形態から異なる現象。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:落雷が、水平に踊りながら迸る。
黒田コノカ:赤雷が暴れ狂う中、小さな歩兵が嗤う。
黒田コノカ:「"この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ"」
黒田コノカ:「罰は許しであり救い。だがお前に能う贖罪など何もない。ただ罪深き星の徒よ」
黒田コノカ:小さく、小さく祈るように呟く。思考を口に出す事で極限状態でも集中を保つため、言葉は止めない。
黒田コノカ:ホルスターから引き抜いたピストルが空中で一度、二度、回転する。狙うは一点。
黒田コノカ:「妖精郷はお前を通さない。だがしかし、喜べ」
黒田コノカ:"鵜飼"の攻撃によって暴かれた流星体の結合部。その一点を、正確に撃ち抜くために。
黒田コノカ:「"Steady Aimよく狙え"」「"Steady Aim失敗は許されない"」「"Steady Aim成し遂げろ"」「"Steady Aim勝利の為に"」
黒田コノカ:「Commence firing
黒田コノカ:集中が限界と最高潮を迎えた瞬間、空を舞うピストルを掴み、素早く引き金を引く。
黒田コノカ:魔術的加護も、神話の由来も、全てを見通す目も持たない只の鉛が。
黒田コノカ:「地獄の門を──私の手で開けてやる」
黒田コノカ:赤雷の嵐を縫うように飛来し、流星体の結合部を貫いた。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「これにて閉宴■■■■■■!」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:赤雷が、鉛が貫いた結合部を通して、その衝撃を全身の結節点へ伝達させる。
カタリナ流星体:精密に穿たれ、最後の流星体もその形を保てず崩壊する。
カタリナ・アシュモール:それは、引き鉄だった。
カタリナ・アシュモール:流星体という、新たな肉体をも喪失した瞬間。
カタリナ・アシュモール:その喪失は即座にこの場の全てに伝播する。
カタリナ・アシュモール:「――でしたら、みんなで一緒にくぐりましょう?」
カタリナ・アシュモール:地獄の門が、口を開いた。
黒田コノカ:「ちッ……三文銭はくれてやるから……1人で堕ちろッ」冷や汗を浮かべ、後退するが。
黒田コノカ:己に対応できるような代物では無い事は先刻充分に理解した。
エズミ・バーガンディ:「いけない……!彼女を存在させるに足る『無限』が失われた今……!」
エズミ・バーガンディ:「『無限』の喪失は、この空間全てを滅ぼし得る最大の呪詛になる!」
竜胆ジョウカ:(……あららま)
竜胆ジョウカ:(これは、全員一発リザレクトで誤魔化せるように何とか……)そう思いつつ、術式を組もうとした時。
アメリア・シュミット:「それは……だめ……っ!」
アメリア・シュミット:戦闘用のドローンは、全て使い果たした。だが
アメリア・シュミット:アメリアが操るのは、ドローンだけではない
アメリア・シュミット:大きな羽音が響き渡ったかと思うと、無数の鴉が皆を取り囲んでいた
アメリア・シュミット:「魔術は、得意ではありませんが……」
アメリア・シュミット:「”消えかかった炎が、床に跡を残す”」
アメリア・シュミット:「”夜が明けるのを待ちながら、時が過ぎるのを待つ”」
アメリア・シュミット:「”美しいノレア、天使に名付けられしノレア”」
アメリア・シュミット:「”ここにはもういない”」
アメリア・シュミット:鴉がその数を増す
アメリア・シュミット:やがて漆黒の幕となって、皆を包み込み
アメリア・シュミット:外からも内からも見えなくなって、この世界から消えてしまったような感覚を覚えるだろう
アメリア・シュミット:しかし、夜はいつか明けるもの
アメリア・シュミット:鴉が飛び去ったかと思うと、流星体の姿も、そこから伝搬する”喪失”も、無くなっていた
アメリア・シュミット:「ハァ……ハァ……今日は初めてずくしですが」
アメリア・シュミット:「かくれんぼは、私の勝ちみたいですね!」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「夜と知恵の象徴たる鴉……神秘性を応用した術式……ですが」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「それはあの呪いを一人で全て引き受けるようなもの……!」
黒田コノカ:「……ハハ。全く見事な腕前ですな、"鵜飼"殿。お陰様で九死に一生を得ました」
黒田コノカ:茫然と、目の前の光景を眺めながら口から零れたように呟く。
カタリナ・アシュモール:「――したがえ、『ムカト=ヒャンデル蓋し胴無し』」
カタリナ・アシュモール:超々高侵蝕のレネゲイドによって力尽くで調伏された王鍵が、悲鳴を上げるように業火を吐き出す。
カタリナ・アシュモール:無限を失おうと、それでもなお膨大な力は、未だ人の身に留まる者の対応など無視して絶えずその脅威に晒す。
カタリナ・アシュモール:無辺なる宇宙と比べれば、月は手が届く程に近い。
カタリナ・アシュモール:だが、それでも地上に立つ限り手が届くことはない。
カタリナ・アシュモール:魔術概念ごと焼き尽くす灼熱の焔の牙が突き立てられる。
アメリア・シュミット:「力を失った……なんて言えませんねこれは!」
エズミ・バーガンディ:「術式も何もあったもんじゃない! これは……神性が持つ莫大な存在圧をただ押し付けるだけの力押し!」
エズミ・バーガンディ:「それでも……『ムカト=ヒャンデル』の神性は人間が抗えるものじゃあない!」
竜胆ジョウカ:「バーカ耐えれますよこんなん!あの子の好みじゃねえですもん!!」
竜胆ジョウカ:「もっと無茶苦茶かもっとスマートかに振り切れ……とにかく気合で行けますそれなら!!」
エズミ・バーガンディ:「気合って……! それは死蔵王、君だけだろう!!」
竜胆ジョウカ:めちゃくちゃを言っているが、ある点では真実だ。このくらいの火力なら、解放なしの照応魔術でも出せたりする。
竜胆ジョウカ:「ですよね金剛王!ええい何とかなさい」引き寄せていた金剛王をそちらへぶん投げる!
エズミ・バーガンディ:「うわっ! フローラくんをこっちに投げんな!馬鹿ァ!」 焦りのせいか言葉遣いが雑になる。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「――“我に試練を”」空中で詠唱。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「“全ての災禍は我が元へ”」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:『財禍賜わすリテパデウ』の権能は、試練と引き換えにした財の生成。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:規格外の攻撃という試練を、その身に引き付け、一人分の肩代わりになる程度は難なくこなす。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……『ムカト=ヒャンデル』とは相性が悪いと、あなたはよく知っているはずなのですが」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「まあ、こちらの術式を解析して迂回するような悪辣さはカタリナのような素直な子にはありませんけれど」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:金剛石の鎧を焼け焦がせながら、着地する。
竜胆ジョウカ:「私のアレ何とかできるならあんくらい片手間で流せるでしょ……いや、上出来です」
黒田コノカ:「………………………エズミ殿に比べれば些か余裕があるので文句はありませんが」
黒田コノカ:炎に巻き上げられ、積み重なった瓦礫をどかしながらせき込んで半目で金剛王を見やる。
黒田コノカ:「参考までに。私の事をお忘れになっていたというわけではありませんね?」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……あまり多くの人を守るのは得意ではないのです」その為に八月革命では収蔵品を持ち出したくらいだ。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「も、申し訳ありません」
エズミ・バーガンディ:「…………。」 やばっという表情を浮かべながら顔を見合わせる。
黒田コノカ:「いえ。忘れられていないならそれで良いので」
エズミ・バーガンディ:「ごめん……。でも」
エズミ・バーガンディ:「『ムカト=ヒャンデル』の攻撃を間近で見れた事で突破口が見つかった」
エズミ・バーガンディ:「だから、後は僕に任せて欲しい」 そう言って、紅の短剣を腰溜めに構える。
アメリア・シュミット:「エズミさん……」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:構えた手の上から、自分の手を添える。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「カタリナは私達の妹。あなただけに背負わせはしないわ」
エズミ・バーガンディ:「フローラくん……」
エズミ・バーガンディ:添えられた手から伝わる震えは不安からか、それとも彼女に引導を渡すための覚悟からか。
エズミ・バーガンディ:「……一緒に行こう」
エズミ・バーガンディ:歩く速さで前へと進む。足裏からは先ほどの攻撃で焼け溶けた床材の感触。
カタリナ・アシュモール:「ふふふっ」その二人を見て笑みを零す。
カタリナ・アシュモール:「二人とも、ちゃんと仲直りできてよかったわ」
エズミ・バーガンディ:「見てたの? 僕たちのことを」
カタリナ・アシュモール:「本当はもっと早く会いたかったけれど、ここを守らなきゃいけなかったから」
カタリナ・アシュモール:「こっそり見守っていたのよ」
エズミ・バーガンディ:「……少し恥ずかしいな。 君からしてみれば馬鹿げた事で喧嘩をしているように見えただろう?」
エズミ・バーガンディ:言葉を交わしながらも距離を詰めていく。
カタリナ・アシュモール:「いいえ。でも、二人とも優しさのせいですれ違うのは、少し悲しかったわ」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「悲しい思いをさせてごめんなさい、カタリナ。でも、もう大丈夫」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「……私達は、もう大丈夫よ」
エズミ・バーガンディ:「うん……」
エズミ・バーガンディ:「卒業まではもう1年も残ってはいないけど」
エズミ・バーガンディ:「それでも僕は、この握られた手を離さない」
カタリナ・アシュモール:「これからは、三人ずっと一緒ね」
カタリナ・アシュモール:それは、どこまでも屈託がなく。
エズミ・バーガンディ:「…………。」 悲し気に目を伏せる。
カタリナ・アシュモール:かつての姿と何ら変わらない笑みだった。
エズミ・バーガンディ:「一緒には……いられない」 3人の距離が至近にまで近づく。
エズミ・バーガンディ:「君はここに居るけれども、それでもあの日僕たちと共に語らった君はもう”失われて”いるんだ」
エズミ・バーガンディ:「例えどんな魔術でも、魔法でも、その”喪失”をこれ以上誤魔化す事なんて出来やしない」
エズミ・バーガンディ:「ごめんよ……カタリナくん」 握られた短剣を、彼女フローラとともにカタリナの胸へと突き立てる。
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「さようなら……カタリナ」
カタリナ・アシュモール:既に無限の防御は失われた。
カタリナ・アシュモール:逆説的に存在を保証する流星体も全て解体された。
カタリナ・アシュモール:あるいは、その出力で絶え間なく攻撃し続けていれば……だが。
カタリナ・アシュモール:ジャームは衝動に支配された存在。
カタリナ・アシュモール:二人の姉の安泰を望んだ彼女の手を一時止めるのに、十分過ぎる光景が目の前に広がっていた。
カタリナ・アシュモール:「ああ……そんなに悲しそうな顔をしないで二人とも」
カタリナ・アシュモール:ナイフは、何の抵抗もなく、急所を突き刺した。
カタリナ・アシュモール:二人に手を伸ばす。
カタリナ・アシュモール:引き寄せるように、抱き締める。
カタリナ・アシュモール:「大好きよ。フローラお姉様、エズミお姉様」
エズミ・バーガンディ:「……僕だって」 傷口から噴き出した血液に衣類が濡れるのにも構わず、抵抗なくその抱擁を受け止める。
エズミ・バーガンディ:「大好きだったよ……カタリナ……!」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「私達の、可愛い妹……」
エズミ・バーガンディ:一人で受け止めるには大きすぎる程の悲しみが涙となって零れ落ちる。
カタリナ・アシュモール:体が光となって天へと昇って行く。
エズミ・バーガンディ:消えてゆく彼女の身体を最後まで抱き留める。
エズミ・バーガンディ:「さようなら……僕たちの可愛い妹」

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合同エンディング「果て無き編纂」

GM:シーンプレイヤー:全員

GM:理事会が封印した扉の門番は消えた。
GM:最後の障壁は、扉に掛けられた鍵――円卓の王鍵で扉は開く。
エズミ・バーガンディ:「あの子が護り続けていたものだ……」 フローラの隣に寄り添う様に佇みながら、扉を眺める。
竜胆ジョウカ:「……ほへー……ああいや、意匠が異なるだけで円卓でも……」まじまじと見ている。
竜胆ジョウカ:「……あ、すみません。開けてもいいです?」
アメリア・シュミット:「お願いします、死蔵王」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「あなたを止められる人などこの場にいないでしょう」
黒田コノカ:「クク、全くその通りですな」疲れ切った顔で壁に背を預けて笑う
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「それに、私も気になっています!」
黒田コノカ:「どうぞ、死蔵王の意向のままに」
竜胆ジョウカ:「んじゃお言葉に甘えて、よいしょ」鍵を突っ込んで、開けます
GM:その先にあるのは、これまで階層を降りてきたものと同じ階段。
GM:扉の反対側から見ても向こう側の景色が見えるだけだが、正面から入ると更に地下に繋がっている。
GM:空間ごと偽装した封印。大博物館の地下の地下に眠るものを眠らせ続ける為の。
GM:だが、眠れる夜ももう終わる。
エズミ・バーガンディ:「空間の歪曲……いや、偽装かな。それくらいならこの街ではままあるくらいの仕掛けだけども」
エズミ・バーガンディ:「問題はやはりこの奥にある物の方かな」
アメリア・シュミット:「地下7階……なのでしょうか」
黒田コノカ:("レジサイダー"でも、"殉葬棺"でも無い。それ以上の何か、か)
竜胆ジョウカ:「ですかね……こっちもやっちゃいますか」
GM:封印されていただけあって、これまであった灯りはない。
竜胆ジョウカ:どこからか持ってきたナイフに触れながら2,3単語をつぶやき、
竜胆ジョウカ:「えい」空間に刺す。これで開くタイプのはず。
竜胆ジョウカ:「……いよし。安全も担保されましたし行きますか」
竜胆ジョウカ:とっとこ降りていく。
エズミ・バーガンディ:「行こう」 フローラくんに声をかけ、死蔵王の後ろから着いて行く
アメリア・シュミット:「行きましょう……!」
GM:階段は、今までのものより格段に長い。体感で言えば、地下十階以上降りて、ようやく階段が途絶える。
GM:その先には、やはりこれまでとは桁違いに広い空間が広がっている。
GM:――否、空間というよりは、都市と言うべきか。
GM:そこにあったのは、地下に眠る都市だった。
GM:立ち並ぶ建物の意匠を、死蔵王ならば熟知している。
GM:これは、古代ノヴァリス文明期の都市遺跡だ。
竜胆ジョウカ:「…………は」
竜胆ジョウカ:「……はわわ……」感激で崩れ落ちたので解説できない。
竜胆ジョウカ:「えっ……えっ……えー、えー…………!?!?!?」
アメリア・シュミット:「これは……まるで町のよう……」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「これは……えっ、ちょっと、ちょっと待ってください」
黒田コノカ:予想外の挙動を見せる死蔵王と目の前の光景を困惑した様子で交互に見やる。
エズミ・バーガンディ:「…………っ」 呆気に取られた表情でぽかんと口を開けている。
アメリア・シュミット:興味深そうに、しかしどういう物かは分からず、辺りを見渡している
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「えっ、これ、嘘……えっ」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「大博物館の館長と前館長が何だかいきなり限界になっています!」
黒田コノカ:「ふむ……?浅学の私にも分かるように解説して頂く慈悲に期待しても?」
竜胆ジョウカ:「……これ、あれです」
竜胆ジョウカ:「古代ノヴァリス文明の都市遺跡……の、これまで発見されてないレベルの大規模なやつ……!!」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「り、理事会はこんな重要な史跡を今まで隠して……?」
竜胆ジョウカ:「えっ、えーーー……!! あそことあそこの一角だけで渡り合えますよこれまでのと……!!」
黒田コノカ:「それはそれは……えー…………で、結局我々はどうするべきなんでしょうな?」
黒田コノカ:「一旦地表に戻って人員を呼びますか?我々だけで調査するには大規模にも程がありますし」
アメリア・シュミット:「イースターエッグがあるかもしれないなら……探すべきですよね」
エズミ・バーガンディ:「……この発見が普通に行われたものであれば、博物館による保全活動が優先されるけれども」
竜胆ジョウカ:「う、うう……ホントはあんまり直ぐに人入れたくないけど、でもイースターエッグ……!!」
竜胆ジョウカ:「う゛う゛~~~」
エズミ・バーガンディ:「でも、どうして理事会はこの歴史を隠そうとしていたのか?」
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「ここまで大規模な遺跡となると、正確な調査に数ヶ月はかかるでしょう」
黒田コノカ:(十字冠にしろ、星徒にしろ──隠し事だらけだからな、この街は。想像もつかん)
“金剛王”フローレンス・アシュモール:「何にせよ、遺跡の調査ならば、専門家である大博物館に任されるのではないかと思いますが……」
黒田コノカ:「だそうですが。如何なさいますか?死蔵王。立てないのであれば手を貸しますが」
竜胆ジョウカ:「……あ、はい、ありがとうございます……う~~」
エズミ・バーガンディ:(生徒に隠さなければならない理由と、カタリナくんが護らなければならなかった理由)
黒田コノカ:恭しく手を取り、優しく体を引き上げる。
竜胆ジョウカ:「……先遣隊!そういうことにします」
竜胆ジョウカ:「ちょっとだけ見て回りましょう……ちょっとだけ……」
エズミ・バーガンディ:「……まさか本当にイースターエッグが?」
黒田コノカ:「仰せのままに」苦笑と共に頷く
竜胆ジョウカ:「あと私が時間になっても動かなかったら、ぶん殴って止めてください……」
竜胆ジョウカ:「『死蔵王が悪い』と『避けると遺跡に傷がつく』を殴る前に強調してくれれば流石に止まると思います……」
アメリア・シュミット:「分かりました!思いっきり……いきますからね!」
エズミ・バーガンディ:「……こういうのは”鴉飼”さんに任せておこう。慣れてると思うし」
黒田コノカ:「懲役が倍になるのは勘弁ですな」
アメリア・シュミット:「……うんうん、そうなのね」周囲を探らせていた鴉からの報告を聞く
エズミ・バーガンディ:「流石にもう王様を殴る気力はないよ」
アメリア・シュミット:「少なくとも、この周辺にはすごく危険な敵だとか毒ガスとかはないようです……!」
竜胆ジョウカ:「それではみなさん、くれぐれも怪我と破壊にはお気をつけて!」
竜胆ジョウカ:「散々色々やったあとなので無理はなさらず!」
竜胆ジョウカ:「分かんないことがあったら私に!」
竜胆ジョウカ:「……それでは!よろしくお願いします!!」
GM:結論から言えば。
GM:イースターエッグやそれにまつわる情報、理事会がこの遺跡を秘匿していた理由などはこの人数での調査では見付からなかった。
GM:だが、埋まって先に進めない場所が複数あり、あくまで推測だが、現在立ち入れるのはこの大都市の十分の一にも満たないということが分かった。
GM:それはそれとして、貴重な史跡は死蔵王を大変に満足させたことは間違いないだろう。

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エンディング:アメリア・シュミット「いつも隣に」

GM:シーンプレイヤー:アメリア・シュミット

GM:キングダム連合学院 学生寮
“盗掘卿”宝条マイカ:過労で倒れた“盗掘卿”だったが、療養期間満了も近い。
“盗掘卿”宝条マイカ:業務復帰を控え、自室で静養に努めていたが……。
“盗掘卿”宝条マイカ:「――ん、うん……」ふと瞼が開く。
アメリア・シュミット:普段の枕とは違う、しかし柔らかな感触
アメリア・シュミット:「……マイマイ、起きた?」囁くような声で確かめる
“盗掘卿”宝条マイカ:「んんー……? アミー……ふぶっ」寝ぼけ眼で体を起こそうとして、何か大きな柔らかいものにぶつかる。
アメリア・シュミット:「きゃっ……!」
“盗掘卿”宝条マイカ:「っつつ……」上の柔らかいものに弾かれて再び下の柔らかいものに頭を乗せる。
“盗掘卿”宝条マイカ:視界が、塞がれている。こうしている状態でも、少しでも顔を起こせばぶつかりそうな圧迫感。
“盗掘卿”宝条マイカ:その更に上から聞こえる友人の声、仄かに感じる体温。
“盗掘卿”宝条マイカ:「あー……アミー?」
“盗掘卿”宝条マイカ:「何で膝枕……?」
アメリア・シュミット:「そうですよマイマイ……」
アメリア・シュミット:「ああ、これはその……」
アメリア・シュミット:「旧第十三校舎から帰って来て、マイマイにそのお話をしようと思っててね?」
“盗掘卿”宝条マイカ:「うん」
アメリア・シュミット:「でもマイマイはまだ寝てたから……寝顔を見てたら、思い出したことがあったの」
“盗掘卿”宝条マイカ:「思い出したこと?」
アメリア・シュミット:「ノヴァリスに来る前……私が熱を出したとき、お母さまの膝の上で、頭を撫でてもらいながら寝かしつけられて……」
アメリア・シュミット:「そしたら、熱がすぐに引いたの!だからマイマイにも、同じことをしてあげたくなって……」
アメリア・シュミット:「嫌だった?もしそうだったら……」
“盗掘卿”宝条マイカ:「そっか……別に熱はないんだけど……ありがと」
“盗掘卿”宝条マイカ:「ううん、嬉しいわ。でも、話すならアミーの顔見て話したいかな」
“盗掘卿”宝条マイカ:「今は……ほら、視界が塞がれてるから」
アメリア・シュミット:「どうして……?……あっ」
アメリア・シュミット:慌ててベッドの上から降り、車椅子に座り直す
アメリア・シュミット:マイカと向き合った顔は、少し赤くなっている
“盗掘卿”宝条マイカ:「アミーの方が熱があるんじゃない?」からかうように言う
アメリア・シュミット:「ま、マイマイはもう、元気そうになったんじゃない?」あせあせ
“盗掘卿”宝条マイカ:「そうね。アミーのお陰かな」
“盗掘卿”宝条マイカ:「頑張ってくれたんでしょう? あいつのお守り、絶対大変だもんね」
アメリア・シュミット:「死蔵王は……大変勇猛に戦っておられましたよ」
“盗掘卿”宝条マイカ:「戦った……? うわあー……やっぱり金剛王とぶつかっちゃったんだ……」頭を抱えている。
アメリア・シュミット:「もっとも、地下空間を見つけてからの方が元気に動き回っておられましたが……星徒と戦って尚、あれだけの余力があるなんて……」
“盗掘卿”宝条マイカ:「……地下空間? スターダスト?」
アメリア・シュミット:「そうそう、金剛王ったら私たちを遺産にしようと襲い掛かって来たんです!流石の私でも、あれは怖かった……」
“盗掘卿”宝条マイカ:「遺産にする……???」
アメリア・シュミット:「そうそう、遺産と言えば、遺産を持つ王への対策兵器、レジサイダーなんてのもたくさんいて……」
“盗掘卿”宝条マイカ:「……ちょ、ちょっと待って」
“盗掘卿”宝条マイカ:「アミー、最初から順番に話してくれる?」
アメリア・シュミット:「まさか博物館の地下所蔵庫にあんなものが隠されていたなんて……」
アメリア・シュミット:「ああ、私ったら、思いつくままに全て話してしまいました……」
“盗掘卿”宝条マイカ:そして、かくかくしかじかと説明を受けて。
アメリア・シュミット:「かくがく……しかじか……」
“盗掘卿”宝条マイカ:「……」額に手を当てて考え込む。
“盗掘卿”宝条マイカ:「……まずは、そうね。アミーが無事で本当によかった」
“盗掘卿”宝条マイカ:「私が倒れてなきゃ、少なくともアミーは巻き込まれなかった訳だし」
“盗掘卿”宝条マイカ:「怖い思いさせて、本当にごめんなさい」
アメリア・シュミット:「そう言わないで、マイマイ」
アメリア・シュミット:「遺産管理委員会として、当然のことをしたまでだから……」
アメリア・シュミット:「だから、せっかくなら、ありがとうって言ってほしいな」
“盗掘卿”宝条マイカ:「アミー……そうね」
“盗掘卿”宝条マイカ:「ありがとう。アミーのお陰で本当に助かったわ」
“盗掘卿”宝条マイカ:「……ふ、ふ、ふふ、そうよ、アミーのお陰で、未発見のしかも今までにない規模の遺跡が見付かったんですもの……」
“盗掘卿”宝条マイカ:「こうしちゃいられない……! すぐにでも戻って発掘作業の計画を立てないと!」勢いよくベッドの上で立ち上がる。
アメリア・シュミット:「ああ、そんな急に立ち上がったら……!」
“盗掘卿”宝条マイカ:立ちくらみが起き、その場にしゃがむ。
“盗掘卿”宝条マイカ:「うう……情けない……」
アメリア・シュミット:「もう少しだけでいいから、ゆっくりしなさいな」
アメリア・シュミット:「膝、空いてるよ?」
“盗掘卿”宝条マイカ:「うー……でも……本当にもう大丈夫なのよ。今のはただの立ちくらみだし……」
アメリア・シュミット:ぽんぽん、と腿を叩いてみせる
“盗掘卿”宝条マイカ:「それに汗かいちゃってるから、先に汗流さないと」
アメリア・シュミット:「それなら一緒に、お風呂場に行きませんか?」
“盗掘卿”宝条マイカ:「アミーもシャワー浴びてなかったの?」
アメリア・シュミット:「あまり汗はかかなかったのだけど……実は……ね」
“盗掘卿”宝条マイカ:「……?」
アメリア・シュミット:「背中、流してあげるね?」
“盗掘卿”宝条マイカ:「うーん……」
“盗掘卿”宝条マイカ:別に、自分の裸を見せるのは特に抵抗はない。アメリアは友人だし、気にすることもない。
“盗掘卿”宝条マイカ:しかし、アメリアはその……一部があまりにも成長している。正直同性でも目を引き付けられるのは確かだ。
“盗掘卿”宝条マイカ:そういう意味で少し遠慮はあった。
アメリア・シュミット:「互いに背中を流し合う……日本の文化らしいけど、素晴らしいことよね!」
“盗掘卿”宝条マイカ:「……ま、いいか」
“盗掘卿”宝条マイカ:アメリアを見ていると、そういう遠慮も馬鹿らしく思えてくる。
“盗掘卿”宝条マイカ:「オッケー。色々な文化を試してみるっていうのは素晴らしいことよ」
“盗掘卿”宝条マイカ:今度は慌てずに立ち上がって、パジャマのボタンを外しながら浴室へ向かう。
“盗掘卿”宝条マイカ:「アミー、シャンプーにこだわりとかあるー?」
アメリア・シュミット:「マイマイの髪、いい匂いがしたから……同じものを使ってみたいかも!」
アメリア・シュミット:こうやって、人と言葉を交わすこと、触れ合うことは、やっぱり楽しい
アメリア・シュミット:だからこの繋がりを失いたくないと、強く思う
アメリア・シュミット:そしてもし、失った人がいるのなら、寄り添ってあげたい
アメリア・シュミット:大切なものを失った悲しみは、時に人の心を歪め、凶行に走らせてしまうのだと、知ったから
アメリア・シュミット:キングダムの全てを見届ける者として、その決意を改めて確かな物にした。

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エンディング:竜胆ジョウカ&エズミ・バーガンディ「泥に塗れてもなお」

GM:シーンプレイヤー:竜胆ジョウカ、エズミ・バーガンディ

竜胆ジョウカ:……博物館地下遺跡発見の報から数日。
竜胆ジョウカ:館の地上部から地下層を繋ぐ連絡通路は、死蔵王主導の元で驚くほどスムーズに開通した。
竜胆ジョウカ:そして、それから数日間。
竜胆ジョウカ:「……あれ、もう8時か」
竜胆ジョウカ:「日差しがないといつにも増して時間感覚なくなっちゃうな……」
竜胆ジョウカ:死蔵王、竜胆ジョウカは第五階層にテントを張り。そこで寝食を取っていた。
竜胆ジョウカ:「……連絡担当の到着はあと1時間だから……ちょっと寝るか……?」
竜胆ジョウカ:ここ数日は、こっちに書類仕事を運んでもらって合間合間にやりつつ発掘・遺産整理・その研究を行っていた。
竜胆ジョウカ:結果として仕事量は100%(死蔵王の本来分)+100%(副官さんの仕事分)+100%(遺跡発掘)の300%になっていたが、
竜胆ジョウカ:遺跡発掘が体感-150%なので気分的には普段の50%。得したぜ。
エズミ・バーガンディ:からん、ころん、と呼び鈴が鳴らされる。
エズミ・バーガンディ:連絡担当が到着するよりもずっと早い。
竜胆ジョウカ:「ん。はーい、どうぞー」
竜胆ジョウカ:「どなた様ですかね、っと……」足元を片付け、人が入るスペースを開けつつ。
エズミ・バーガンディ:「ごめんください」 現れたのは先日の騒動で同行した茶髪の魔術師。
竜胆ジョウカ:「あー。金剛王のお知り合いの」
竜胆ジョウカ:「地べたですけど適当に座ってくださいな」知ってる顔だからか思ったより気さく。
エズミ・バーガンディ:「先日は”金剛公・・・”がお世話になりました。突然の訪問で申し訳ありません」
エズミ・バーガンディ:……先日の動乱の後、仮の処分としてフローレンス・アシュモールの”王”としての身分は差し押さえられている。
エズミ・バーガンディ:「こちら、つまらない物ですが」 丁寧な口調で右手に吊るしていた荷物を渡す。
竜胆ジョウカ:「あっ……あ、ど、どうも」
エズミ・バーガンディ:紙袋の中にはショコラ・ショコランの有名店が出している洋菓子の詰め合わせが入っていた。
エズミ・バーガンディ:「…………。」 何やら強い意思を秘めた眼で死蔵王を見つめる。
竜胆ジョウカ:「わあ、久しぶりの甘味」
竜胆ジョウカ:「どうもありがとうございます……っと」
竜胆ジョウカ:「……それで、ご用件は。あんま世間話したい感じでもなさそうですが」
エズミ・バーガンディ:「……死蔵王。突然の訪問、及びに貴女に懇願を行う無礼をお許しください」
エズミ・バーガンディ:深く頭を下げ、続けて言葉を紡いでいく。
エズミ・バーガンディ:「”金剛公”フローレンス・アシュモールについて……!」
エズミ・バーガンディ:「貴女に、お願いしたい事が」
竜胆ジョウカ:「ん、あー。なるほど」
竜胆ジョウカ:「内容によっては一考しますので、一旦どうぞ」
竜胆ジョウカ:真面目な話なので、その辺においてあったブレザーを直で羽織りつつ。
エズミ・バーガンディ:「先の動乱において、”金剛公”が為そうとした事は許される事ではありませんでした」
エズミ・バーガンディ:「”金剛公”はノヴァリス大博物館の元館長という立場と、”王”としての力を使い、貴女に牙を剥くという愚行に及んだ」
エズミ・バーガンディ:「それは、”円卓の王”である貴女に対しても、またこのキングダム全体の秩序に対しても叛逆行為であります」
エズミ・バーガンディ:「それを踏まえた上で……”円卓の王”である貴女にお願いしたい事がございます」
竜胆ジョウカ:「はい」
エズミ・バーガンディ:「どうか”金剛公”に……寛大な措置を……!」
エズミ・バーガンディ:キングダム学内で見つかった”遺産化”という技術。
エズミ・バーガンディ:これは”有用活用”すれば反逆者に対する”永久封印”に等しい罰を与える事が出来る。
エズミ・バーガンディ:叛逆という大罪を犯した”金剛公”は、実験に使うにはうってつけの罪人と言えるだろう。
竜胆ジョウカ:「んー……何心配してるかは分かりました」
竜胆ジョウカ:「ただまあ、今日あたり行政部から処分出るんですけど」
竜胆ジョウカ:「それでだいぶ温情だからこれ以上は……って感じで。見ます?」
エズミ・バーガンディ:「拝謁いたします」
竜胆ジョウカ:数枚の用紙を束ねた議事録を渡す。
竜胆ジョウカ:内容はおおむね次のような感じ。
竜胆ジョウカ:・“王”身分の差し押さえは継続。
竜胆ジョウカ:・王鍵剥奪処理には執行猶予を付ける。
竜胆ジョウカ:・今後死蔵王の管轄下でその力を“労働力”として活かし、模範生徒として一定期間過ごし切れば再度いい方向に検討。
竜胆ジョウカ:以上。
エズミ・バーガンディ:「これは……」 彼女の罪から考えるとこれ以上ない程に温情的な措置に目を丸くする。
竜胆ジョウカ:「読めました? まあそういう感じです」
エズミ・バーガンディ:「どうして……?」
竜胆ジョウカ:「あー。まあ今回の一件、革命の時の一件より個人的な嫌悪感がないのが一つ」
竜胆ジョウカ:「今回は史料は大事に守ってたし、信念に基づいてるし、遺産はちょっとなってみたいし」
エズミ・バーガンディ:「えっ は、はあ……?」
エズミ・バーガンディ:何か妙な言葉が聞こえたような気がしたが流す事にした。
竜胆ジョウカ:「んでもう一つなんですけど……」当然みたいな顔で流しつつ。
竜胆ジョウカ:「……あの人の魔術と王鍵フル活用すると、採掘能力バカ上がるんですよ」
竜胆ジョウカ:「ここまでのエレベーターあるじゃないですか? アレの大部分掘ったの金剛……公なんですよ」
エズミ・バーガンディ:「ええっ!?」
竜胆ジョウカ:「なんでも、旧第十三校舎からの地下トンネルもあの人謹製だそうで」
エズミ・バーガンディ:「フローラくんにそんな才能土木技術があったなんて、知らなかったな……」 ぼそりと呟くように言う。
竜胆ジョウカ:「で、この地下の遺跡。埋まりまくってるじゃないですか」
竜胆ジョウカ:「採掘は膨大な時間がかかるし、人入れようにも知識ある人が足りない」
竜胆ジョウカ:「それを一気に解決しようと思いまして」
エズミ・バーガンディ:(確かに、地下遺跡が見つかった事で適正を持つ人間の需要は高まっている)
エズミ・バーガンディ:(高度な知識と力を持つフローラくんのような人材は、彼女にとっては金の卵を産む鶏のようなものだ)
エズミ・バーガンディ:(……死蔵王の機嫌を損ねるような事をしなければ)
エズミ・バーガンディ:「…………その、地下遺跡の発掘ですが」
竜胆ジョウカ:「はい」
エズミ・バーガンディ:「もし人手が足りないようなら、僕も関わらせてもらえないでしょうか?」
エズミ・バーガンディ:(考えてもみれば、フローラくんは死蔵王にとって仇敵のようなものだ)
エズミ・バーガンディ:(馬車馬のように働かされてひいこら言わされてててもおかしくはない!)
エズミ・バーガンディ:(僕が彼女を護らないと……!!)
竜胆ジョウカ:「えっいいんですか!? やった~」
エズミ・バーガンディ:決意に満ちた目が死蔵王を見つめる。守護らねばという強い意思……。
竜胆ジョウカ:「んじゃあ契約書いりますね……ええと、誰か予備持ってる人いたかな……」
“金剛公”フローレンス・アシュモール:「――あら、エズミはこういう肉体労働は苦手だと思っていたのだけれど」
“金剛公”フローレンス・アシュモール:作業着姿の金剛公が、ふらっと現れる。
エズミ・バーガンディ:「フローラくん!?」
竜胆ジョウカ:「あら噂をすれば」
“金剛公”フローレンス・アシュモール:「ああ、死蔵王様。B-3区画の地質サンプルはどちらの班に回せばよろしいですか?」
竜胆ジョウカ:「あー、同種ですよね。それなら4班がB-1と2今やってるので、そこに回しちゃってくださいな」
竜胆ジョウカ:「あ、あと臨時作業員の契約書類余ってたりします?」
“金剛公”フローレンス・アシュモール:「……それは私ではなく総務室の担当でしょう」
“金剛公”フローレンス・アシュモール:「それと、ここに寝泊まりするのはご自由ですが、来客の前でくらい身だしなみを整えたらいかがですか?」
竜胆ジョウカ:「あーその、服全部泥まみれになっちゃって、作業以外ではあんま着たくないしいいかなって……そろそろ地上でて洗濯しないとですかね……」
竜胆ジョウカ:たはは、と照れくさそうに笑いつつ。
“金剛公”フローレンス・アシュモール:「まったく、あなたは……威厳を示すのも王の職務の一環なのですよ。そもそも……」
発掘生徒:「――おーい、フロ姐ー」遠くから声。
発掘生徒:「ちょっと機材何個か直してほしいんだけどさー、今大丈夫ー?」
竜胆ジョウカ:「……行ってきたらどうです?」
“金剛公”フローレンス・アシュモール:「……」不満そうに軽く息を吐く。
“金剛公”フローレンス・アシュモール:「今そちらへ行きます!」
発掘生徒:「ヤッターッ」喜ぶ声。
“金剛公”フローレンス・アシュモール:歩き出してから、少し立ち止まって。
エズミ・バーガンディ:口をパクパクさせながら二人のやり取りを見ていた。
“金剛公”フローレンス・アシュモール:「――エズミ、ありがとう」
エズミ・バーガンディ:「…………。」
“金剛公”フローレンス・アシュモール:そう言って呼ばれた方へ小走りで向かっていった。
竜胆ジョウカ:「……まあああいう感じなんで、大丈夫だと思いますよ」
エズミ・バーガンディ:「はあ……」
エズミ・バーガンディ:「どうやら、全部僕の早とちりで、全てが空回りだったみたいだ」
竜胆ジョウカ:「そんなもんですよ。早とちりで動けるくらいが全部間に合って丁度いいんです」
竜胆ジョウカ:「……それより!」
エズミ・バーガンディ:「貴女の事を見てると本当にそう思う……  えっ?」
竜胆ジョウカ:「発掘作業に携わるとおっしゃいましたね!」
エズミ・バーガンディ:「う、うん……」
竜胆ジョウカ:「では少しお時間いただきます、全員にやってる史料保存の研修今やっちゃいますね!!」
竜胆ジョウカ:「いよーし、盛り上がってきたぞう……!!」
竜胆ジョウカ:「すみませーん!! 研修用の部屋今使えますかー!!」
竜胆ジョウカ:そう言って、いつになく元気に。テントの外へ飛び出していった。
エズミ・バーガンディ:「は、はは……」 苦笑いを浮かべながら研修室へと連れ込まれる。
エズミ・バーガンディ:死蔵王の周囲はより一層騒がしいものになりそうだ。

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エンディング:黒田コノカ「神の言伝」

GM:シーンプレイヤー:黒田コノカ

GM:キングダム学区外 放棄された山小屋
GM:懲罰奉仕部は、依頼を受けてキングダムの外に出ることもある。名目上は、活動の為の簡易拠点として、このような放棄された場所を使用することもある。
GM:だが、その実態は、キングダムを監視する目を逃れて反逆計画を練るセーフハウスだ。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「今回は、色々と貴重な情報が手に入りましたね」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「できることなら、レジサイダーや『殉葬棺』の入手も試みたかったところですが……」
黒田コノカ:「…………そうですなぁ。生憎と、あの面子を誤魔化して頂戴できるようなスキルは持ち合わせておりませんので」
黒田コノカ:パチン、と爪切りの音が鳴る。平均よりも伸びたソレが広げられた紙へ落ちた。
黒田コノカ:「今は手に入ったモノに目を向けるとしましょう。久々の"二人きり"の会話ですから、明るい話題の方がよろしいかと」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「そうですね! やはり一番大きな収穫は地下の巨大遺跡ですね!」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「どうにか理事会が隠していた秘密を手に入れられれば、計画も進められそうです!」
黒田コノカ:「ふぅむ…………理事会の秘密、ですか」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「今回で死蔵王に貸しを作れたことですし、発掘作業の人員も不足している様子」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「上手くすれば潜り込めるかもしれません!」
黒田コノカ:「……それは喜ばしいですな。ところで」
黒田コノカ:パチン、と小指の爪を切り落とし。伸ばした指先を見つめながら皮肉な笑みを浮かべる。
黒田コノカ:「私としては、今回最も大きな収穫は死蔵王の"覇鍵開錠"を見る事が出来た事だと思っているのですが」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「ふむ……確かに」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「後出しジャンケンであらゆる概念へのカウンターを可能とする覇鍵解錠――」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「コノカさんならば、どのように攻略しますか?」
黒田コノカ:「ふぅむ」
黒田コノカ:「ある程度、戦力を揃えられるとしても。いや、むしろこちらが大仰に出れば出る程手痛い反撃を喰らう事になるでしょうからなァ」
黒田コノカ:「"暗殺"が最も有効な手段かと」
黒田コノカ:指先から視線を逸らし、免罪王へと向ける。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「言ってしまえば、金剛王――ああ、今は金剛公でしたか、彼女の当初のプランもそのようなものでしたね」
黒田コノカ:「ただ一口に言っても簡単な話ではない。理想は気付かれる事なく、ですが──」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「しかし、十字冠の加護がある以上、『殉葬棺』のようなイレギュラーがなければ、このノヴァリスにおいて暗殺は不可能です」
黒田コノカ:「まあ、その辺りは幾らでも手段はございますからなぁ。十字冠はあくまで死なないというだけで傷つかない訳ではない」
黒田コノカ:「とはいえ……猶予はあって2~3秒と言ったところですか。彼の王の振るう魔術には詠唱を必要とし、その省略を行う際にも省略をする事実を宣言する必要があるようでした」
黒田コノカ:「それを逃せばたちまち消し炭でしょうなぁ。ああ、恐ろしい」
黒田コノカ:(さて……問題はその"殉葬棺"だ)
黒田コノカ:GM、ここで"殉葬棺"の購入判定を【マスターコネクション】で試みても構いませんか?
GM:いいでしょう。ただし、成功しても手に入るのは『殉葬棺』そのものではなく、その製造法ということにします。
黒田コノカ:では、マスターコネクションを使用して成功!製造法ゲットだぜ
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「……ああ、情報といえば」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「地下所蔵庫から帰ってきてから妙な記憶があるのです」
黒田コノカ:「ほう?」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:紙にさらさらと文字列を書いていく。
黒田コノカ:小首を傾げた際にズレた軍帽を外し、机に置く。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「恐らくは、私の父が残した暗号だと思うのですが……コノカさん、読み解けますか?」
黒田コノカ:「────────なんとも、言えませんなぁ」
黒田コノカ:少しの沈黙と共に、顎に手を添える。
黒田コノカ:「ただ、少しばかり見覚えのある書式ではあります。解けるやもしれませんので、少しお預かりしても?」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「はい! 念の為キングダムには持ち込まないようにお願いしますね!」
黒田コノカ:「承知しました」
黒田コノカ:興奮で上昇した体温を逃がすように軍服のボタンを一つ外す。
黒田コノカ:顔には出ていないだろうか。珍しく不安になる程だった。
黒田コノカ:(やはり日頃の行いには気を配っておくものだ。"製造法"、これは──)
黒田コノカ:キングダムの崩壊を狙う。その計画を果たす為、免罪王への協力を惜しまない。これは事実だ。
黒田コノカ:だが。はっきり言って、コノカは円卓議会の王と正面から対峙するつもりなど毛頭ない。
黒田コノカ:(キングダムを滅ぼし得るのは、間違いなく至上に立つ"純白"以外にあり得ない)
黒田コノカ:(故に、このキングダムに残る最後の王を至上王一人にするという点で"免罪王"と私の利害は一致していると言える)
黒田コノカ:(だが)
黒田コノカ:(統治してもらっては困る。私が望むのは崩壊し、瓦礫だけが広がる荒野に一人立つ"純白"だ)
黒田コノカ:(その点、貴方は私の最大の協力者であり、最大の障壁でもある)
黒田コノカ:「……今日は、少し暑いですなぁ」
黒田コノカ:紙切れの暗号を完全に記憶し、胸ポケットから取り出したライターで火を付ける。
GM:『殉葬棺』を製作する場合、明確な障害がある。
GM:その製作に必要な材料――その最も重要な材料は、『殉葬棺』に改造する為の遺産。分類:『祈りの造花』。
GM:それを入手する必要がある。
GM:だが、ヘンリーが残した情報には、それを必要としない第二の――いや、むしろそちらこそ第一の手段と呼ぶべきものがあった。
GM:『殉葬棺』は、理事会がゼロから研究して生み出した物ではない。オリジナルとでも呼ぶべき物が存在する。
GM:その実物は『理事会』を以てしても見付けることはできなかったが、それを示す記述から再現したものが『殉葬棺』だ。
GM:古代ノヴァリス文明には、神すらも器物へと貶める超常の棺が存在した。
GM:古代ノヴァリス文明の神は実在した・・
GM:ムカト=ヒャンデル。リテパデウ。
GM:彼らは、その棺によって姿を変え、この時代に存在する。
GM:神すらも遺産にする棺。それが、大ノヴァリス博物館地下の古代都市のどこかに存在する。
黒田コノカ:(全く──冗談も大概にして欲しいものだ)
黒田コノカ:燃え朽ちる紙片が放つ暖かな光を眺め、苦笑する。
黒田コノカ:(神と人が袂を分かって幾年経ったと思っている)
黒田コノカ:(神を"使って"いたのか、貴様らは)
黒田コノカ:(だが、それなら。なるほど確かに──)
黒田コノカ:最後の一欠けらが燃え落ち、炭が机に散らばる。
黒田コノカ:(私では知りえぬ神代の主よ)
黒田コノカ:(器物へ堕ち人に使役された世界の支配者よ)
黒田コノカ:ふ、と息を吐き、炭を机から吹き飛ばす。
黒田コノカ:(恐縮ではございますが──卿らの鬱憤を私が晴らして見せましょう)
黒田コノカ:自分の言葉に思わず笑みを含んだ吐息を漏らして立ち上がる。
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「どうしました?」
黒田コノカ:「暗号にせよ、地下都市にせよ、博物館の現状にせよ。何もかもが追い風のように感じます」
黒田コノカ:「常日頃から罪を悔い、勤勉に、誠実に、清廉に。過ごしてきた甲斐がありましたなぁ」
黒田コノカ:閉められたカーテンを少しだけ開き、差し込む光に目を細める。
黒田コノカ:「そうでしょう、キャロル様?どうやら──我らの道は光で満ちているようだ」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「ええ! その通りです! そして、その光を遍く人に分け与えることこそ私の使命!」
“免罪王”キャロル・ホプキンス:「贖罪の光を! 罪に対する正しき罰を!」
黒田コノカ:("分け与える"、"贖罪"、か)
黒田コノカ:ふと、博物館の道行きを共にした面々を脳裏に浮かべる。
黒田コノカ:(王、あるいは"鵜飼"は当然としても。エズミ・バーガンディも常軌を逸した人材だった)
黒田コノカ:背筋が震え、肌がざわつく。
黒田コノカ:己なら、彼女らをどのように使うか。彼女らを組み込み、どのような策を立てるか。捨て去った筈の思考が喉元までせり上がるのを無理やりに呑み込む。
黒田コノカ:(キングダムはまさしく人材の宝庫。本当の意味で全てを台無しにするには──"コレ"と戦う必要があるな)
黒田コノカ:溢れる才能を、輝かしい未来を、美しき人徳を。その全てをねじ伏せて。
黒田コノカ:自分自身が、心から"価値がある"と感じた彼女らを破壊して。ようやく──この胸に猛る屈辱は晴らされるのだ。
黒田コノカ:「…………価値のないものは、壊す価値もありませんからな」
黒田コノカ:小さく呟いて、扉のドアノブへ手をかけた。

GM:『大ノヴァリス博物館の眠れる夜』
GM:セッションコンプリート!
竜胆ジョウカ:ウオオオオオオオオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッありがとうございました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
竜胆ジョウカ:楽しかったです……!!
エズミ・バーガンディ:ありがとうございました! 凄かった……
黒田コノカ:うお~~~~!楽しかった~~!お疲れ様でした!
アメリア・シュミット:お疲れ様でした~~~~~~!

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